バケモノの子のレビュー・感想・評価
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ひとりで育ったわけじゃない
ダメな父親役とそれを支える仲間たち。
この構図、何処かでありましたよね?
ドラマ化もされた某小説です。冒頭の下りでまさかと思いましたが、最後の最後までそうでした。作品として期待していただけに残念でした。
内容もサマーウォーズの様なバトル、時駆けの様な青春、おおかみこどもの様な家族愛。どれをとっても焼き直し感がたっぷりの作品でした。まぁ、おおかみこどもよりは面白かったですが…
作品としては、秀逸ではありますが、良作止まりで、☆3です。
今作は家族愛がテーマですので、ご覧の際には、ぜひご家族でご覧になっては如何でしょうか。
渋天街での展開はグッとくる作品。
特筆すべきは熊徹と九太の絆の描き方。
片側が一方的に与える関係性では無く。
両側が互いに作用して共に成長する。
絆が深まった後の理解と信頼に基づいた粗暴な遣り取りも含めて。
熊徹と九太の絆の表現方法が“ぽく”て、グッときました。
中盤までの展開のテンポも良かった。
個人的には熊徹と九太の関係を描くテンポは好きでした。
互いの理解が乏しい序盤は丁寧に。
理解が進み関係が構築されると共に加速度的に早くなる。
修行場で季節が巡る演出、年月を早回しする演出も良かったです。
また街並み/風景の淡く、美しい色彩も良かった。
「絵が綺麗=良い作品」という単純なモノでは無いですが。
絵が綺麗であることが作品を楽しむ上で大切な一要素である事は確か。
冒頭の印象的な火の粉から始まり終始、色彩の美しさにグッときました。
話の展開的にアレな感じの終盤の渋谷も絵の美しさの点では楽しめました。
また九太の幼少期の足元を駆け回る演出も好きでした。
惜しむらくは中盤以降の軸の定まらなさ。
「人間だけが持つ心の闇」設定を呑み込んだとしても。
突如増える人間界側の登場人物達に全く感情移入出来ない。
まず楓。
登場時から微かな違和感を覚えていましたが。
話の展開と共に鬱陶しさが加速度的に跳ね上がる。
「君、邪魔」と言いたくなる場面が多々有り。
判で押したような優等生の鬱屈した悩みを述べる姿は「オンリーワン」気取りか、と毒づきたくなりました。
また九太の父も謎人物。
何の根拠か、突如現れた青年を無条件に息子と認定。
これまでの経緯も聞かず同居を申し込む。
何だか良い人のように描かれているけど、この人、離婚して家庭を捨ててるよね。
旧家の出の母親側の妨害等が原因……ぽいがDV夫の可能性も否めない。
行間を精一杯読み取ったとしても人間界側の人物がペラッペラ。
人間社会への復帰のための“記号”でしかなく全く魅力的ではありませんでした。
渋天街での展開はグッとくる本作。
皆様大好物の芸能人声優。
個人的には宮崎あおいと広瀬すずがイマイチでしたが。
全否定という感じではありませんでした。こんなモンかな程度。
細田守監督の全ての作品で感じる女性登場人物への違和感。
この違和感さえ気にならなければ十分楽しめると思います。
オススメです。
上の歯と下の歯がチャーミング
原作を読んでからの映画鑑賞
絵がとても綺麗
絵がとても綺麗でした。アクション映画が好きな私にとっては、戦いのシーンなどはとても見応えがあって、楽しく見れました。
バケモノたちの感情豊かなところなど、きゅーたが成長していく姿は見ていてとても面白かったです。
しかし、後半は正直面白くなかったです。
なんというか、前半がエンタメな雰囲気が強かった分、心情の変化など心に焦点を置いた後半はあまり楽しめませんでした。
たぶん、好みの問題もあると思います。
エンタメ要素が好きなら、サマーウォーズが面白いと思いますし、
成長物語的なものが好きなら、おおかみこどものほうがよく書かれていると思いました。
バケモノの子は、どちらも混ぜてしまった感がありました。
個人的におおかみこどもは見ていて、楽しめなかったので、今回のバケモノの子もそういう点があまり好きではなかったんだと思います。
しかし、本当に戦いのシーンは見ててカッコよかったです。
次はサマーウォーズのようなドキドキワクワクな話を観れるように期待してます!!
合わなかった
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