バケモノの子のレビュー・感想・評価
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さて自分は、誰かの心の剣になり得る存在であろうかと自問する。
さすがに人気作、0.5から5までレビューもさまざま。
年代の差による感じ方の違い、架空設定の受け容れ具合の違い、下地となるメルヴィル「白鯨」や中島敦「悟浄出世」の理解度合い、、、。それだけ多くの人に観られてる証拠であり、みなそれぞれにこの作品から感じればいいこと。
熊轍と九太。孤独を抱えたもの同士のシンパシィが、罵り合いをしようとも離れていようとも、切れない絆で結ばれている。
一匹狼で生きてきた熊轍が、迷うことなく我が身を差し出して九太の危機を救う姿に、感銘を受けた。
九太の心の闇を埋め、心の剣(物理的ではなく精神的なもの)になってあげられるのは自分こそであり、そのためなら惜しむことはないという一途さに。
一度は映画館で見るべき!
迫力と映画館でしか味わえない空気の振動がとてもドキドキしました!
思わず2日続けて見に行くくらい
興奮と感動です!
3回目も見に行く予定です*\(^o^)/*
戦闘のシーンの迫力は
絶対映画館で見ないと
損です!!これはお勧めできます!
映画「バケモノの子」の感想
白鯨や中島敦を取り入れながら、孤独、自分との戦いやそれらを克服する(擬似)親子関係を描いており、子供をターゲットにした分かりやすいテーマの作品です。
役所さんと宮崎さんの演技は良いですね。作画が大分合わせているかもしれないが、その他の声優も割と良かったかったです。
渋天街と渋谷という2つのステージで物語が進んでいく訳であるが、大阪在住だからか、この2つの繋がりのようなものがイマイチ掴みづらかった。
また、心に闇を持たないバケモノを先生に置くのはちょっとズレてる気がします。物語の主人公がそれで得た関係によって成長につながっても、現実の私たちは闇だらけですし。
総評としては安定した作品との感想です。前作の方が好きかもしれません。
渋谷にて、原作を読んで
鑑賞したのは最も映画の舞台に近いと思われるTOHOシネマズ渋谷です。
スクランブル交差点のシーンなど見るたびに「今自分も同じ場所にいる!」という実感が伴って余計に作品に入り込めたような気がします。ただ私は割と感情移入しやすい方なのでそう思っただけかもしれませんが…。
鑑賞後に原作小説を読みました。映画を見た時点では、他の方のレビューでも挙げられていたようにいくつかの疑問が私にも浮かびました。
原作を一読した限りで解けた謎は
①引き取る親戚への怒り?憎しみ?の理由
②九太がどのように渋谷と渋天街を行き来出来るようになったのか
③チコは何者だったのか
の3つでした。
まだ少し疑問が残ったのは、
「何故一郎彦は九太でも読めなかった漢字をすぐに読めたのか、どうして<一郎彦が>あの姿を選んだのか」という事です。
でも九太の相手として見ると色々な意味が含まれているので、個人的には良かったです!
更に楽しみたい方は是非原作も読むことをオススメしたいです。
細田劇場の開幕!
細田作品を見る度に、日本のアニメ作品っていいよな〜と思ってしまう。同時期に公開している、攻殻やラブライブのようなビッグタイトルに、引けを取らない出来映えだった。
色んな人に、見てもらいたい秀作です。
前二作に比べると落ちていた…が良いところは勿論あるが突き抜けるよう...
前二作に比べると落ちていた…が良いところは勿論あるが突き抜けるような全開がこの作品には無かった。やはり、奥寺佐渡子が脚本協力参加でしか関わっていないのが響いている。
あっという間の
あっという間に映画が終わってしまった
こんなに見入った映画はなかなかないと思います、
次の日から海外に留学する友人ともよい思い出ができました
内容については書きませんが、とても面白かったです
いやぁ、観てよかったよかった
はあ
細田守の作品はおおかみこどもの雨と雪を見てから面白くないって決めつけてたんだけど、やっぱり面白くなかった。
まずバケモノが人間より格上みたいな考えや人間だけが闇を持っているっていうのがよくわかんないし、なぞ。
途中で気づいたら人間の世界で女の子とイチャイチャしてるし、最後にくま鉄が心の剣?になって人間の闇を切るっていうのもはあ?ってかんじ
まあアニメーションや声優、俳優の声を楽しみたいひとにはいいんじゃない?
いゃあ!面白かった
期待半分、不安半分で見たが。
良かった、どんな人にもある心の闇・・
化け物より化け物なんだ
確かに!そう思える昨今、心に響きました
ただ、アニメの声優に有名俳優を使うのはやめて欲しい。 ちょっと興醒め
感動した!
予告を見ていたのでなんとなくは内容を知っていましたが、実際見てみて最初からとても心を打たれていました…。クマテツと蓮の本当の親子のようで親子でない関係もこの作品において大事な設定なんだなと思いました。現実の世界とバケモノの世界どちらの世界で生きていくのか最後までわかりませんでしたが、私は逆の方が良かったかもなとも思いました。
とにかく、素晴らしい作品だということは間違いないです!もう一度見たいと思いました!
簡単に思えるストーリー。考えると深い
非常に良かったと思います。
細田守監督の作品は全て観てきましたが、今回のはストーリーの大筋はわかりやすいものでありながら、細かいところの解釈がふかく、楽しいものだと思います。
母親が亡くなり、孤独を感じる蓮(九太)
九太の心の闇は何だったのでしょう?
父親に捨てられた悲しさ?憎しみ?
周囲の人間に対する嫌悪感?
そこは色々ないまぜになってたのでしょうか?
そして、なぜ白鯨だったのか?
白鯨は、この映画では、復讐の象徴だったのではないかと思います。
船長が白鯨に抱く復讐の感情。一郎太の心の闇が鯨だったのは、その闇が、半端者のクマテツや人間風情の九太に父を倒されたことへの復讐心だったからでしょう。
心にある刀とは、父親の支えでしょうか。父と子の絆。たとえバケモノでも、育ててくれたクマテツが九太を支え、強い心で悪(復讐心)を返り討つ。
しかし、単にそれで終わらせずに、楓が自分にくれたお守りを渡した。それは、今後は闇に囚われるなよと伝えているかのよう。
人の心の闇がバケモノより深いのは、人は複雑な人間関係に身を置き、また、色々考えてしまうから。親の期待に答えねばとする楓も、それゆえに心に闇を抱えていました。自分とはなんなのか?本当は何がしたいのか?人間なら誰しも一度は持つであろう深い悩みです。
ストーリーの軸は、父と子の絆を描き、一人の少年の成長だろうけれど、色々なところで、それだけに終わらせないものだと思いました。
ただ、楓の声は少し拙い感じはしましたかねー。気にするほどではなかったですが。
男心揺さぶるおおかみこども
賛否両論ですが、自分は楽しめた。
といっても、ツッコミどころはいくつかあった。まずは、状況説明のセリフの多さ。これは日本映画にありがちだがアニメーションこそ画で魅せるべき。これが細田映画とジブリ作品の超えられない壁なのだろうか?
次にキャラの重みの比重。楓や一朗彦が終盤ではかなりキーになる人物なのだが、感情移入するには扱いがすこし軽かった気がした。修行のカットを少し削ってこの2人のカットを増やして欲しかった。
ここまでボロクソに言ってしまったがそこは細田作品の最大の見せ場でもある作画とアニメーション全体のクオリティの高さがしっかりカバーしている。アニメーションとしての完成度でこれらの問題点を薄められるというのは本当に凄い!
おおかみこどもでは母親とは何なのか?今作では父親とは何なのか?子を育てるという点でそれを探っていく姿勢は非常によく似ていた。現代に生きる子供を育てるということを考えさせられた。スッキリとした終わりとともに観る人に疑問をしっかりと植え付ける手法には感心。スタジオ地図の今後に期待が高まる。
追記:卵かけごはんを生臭いと思っている子供がいることに軽いショックを覚えた。
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