バケモノの子のレビュー・感想・評価
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何をしたいのか意味不明
絵は・・・かわいいし観やすいですね。
でもそれだけ。
他がひどい。
この監督さんは原作があるもの、あるいは脚本は他の人がやったほうがいい。
登場人物が描けないのに下手に変わった設定もってくるのやめて。
ますます意味わかんなくなるから。
以下あらさがしになるのでこの作品好きな人は読まないほうがいい。
まず、大きな設定のパラレルワールドですね。
何か特別な理由や関係づけがあって現実世界の渋谷とリンクしてるって
わけでもない。
それなら、もっとバケモノがこちら側に来たり、
あの3人以外の人間が頻繁に行っちゃったりしてもおかしくないんじゃないの?
そしていつのまにか九太は好き勝手に行き来できるんですね。びっくりだ。
人間が闇を抱いてるから危険、と尊師が言うけど前例は?
前例でも出ればそこを押し切って育てるって危機感と感動もあるものを。
子供九太はバケモノ界になんの疑問も抱かないの?
最初になんであの人たちケンカしてるの、修行するの、とか思わんの?
エスパーですか?
後半に女の子も、バケモノ界で闇を抱くと白鯨になるって誰から聞きました?
やはりエスパーですか?
親子愛が描きたいのなら九太が闇に飲まれそうになるのを
とどめるきっかけは女の子じゃなくて熊鉄であるべきじゃない?
そしてあの流れで人間界に白鯨化した子を助けに行くのは
熊鉄じゃなくってあの子の父であるべきじゃない?
というか、いっそ九太が白鯨になって熊鉄が危険をおしていく流れに
したほうがいいんじゃない?
だいたいにして決闘まで8年てずいぶん長いっすね(笑)。
神様になって剣になるって、いきなり説明しだすけど
なんだあの後出しジャンケン感。
白鯨になるのも。
実の父出てくるのも。
修行の足のステップや大学受験などをわざわざセリフで説明するより
もっと他に説明しておくべきことが多すぎて、
観ててずっと頭の中に?????が増えていくばかり。
これで感動しろと言われても無理。
つじつま合わなくてもツッコミどころ満点でも
面白くて気にならない作品はたくさんある。
でもこの作品は登場人物に魅力ないから、
矛盾に目をつむって楽しむとこまで到達してない。
もっと脚本勉強するか分業するかしてください。
良さげな雰囲気だけは予告などで見せるのうまいので。
期待して子供と見に行ったら裏切られる
細田守作品に期待して、かなり前のめりに見に行ったのですが、ちょっとがっかりしました。
キャラクターはみんな魅力的で、それぞれが生き生きとストーリーに絡んでくるのですが、肝心の熊徹と九太の結びつきが弱いうえに、彼らの強さの裏付けと戦いの背景、厳しい修業の日々などの描写が非常に弱く、一郎彦との因縁も弱く、ラストのうねりにつながらなかった。
もともと、細田作品は、世界観に肯定的な主人公が主流だったのに、今回は世界を否定するような主人公で、異質なうえに、余りにも宮崎駿の世界観を意識しすぎた演出に陥ってしまったように見えます。
これは、監督本人よりも、周りの雑音がそうさせたとしか、思えないのですが、いずれにしても、成功作品とは言えない出来栄えでしょう。
特に子供には退屈な内容でしょう。
2015.7.14
ラストが勿体無い!
発想が面白い
2015年。原作・脚本・監督:細田守。
細田守監督は独自の世界を構築する能力に優れている。
それを展開してラストへ持って行く才能がまた凄い。
都会で孤児になった蓮9歳は親戚の世話になることを拒否して渋谷を放浪していた。
するとバケモノの熊徹に誘われて、人間界からバケモノの住む《渋天街》に紛れこんでしまう。
熊徹に弟子入りするものの、教え方を知らない熊徹。
熊徹となぜか切磋琢磨して蓮はキュウスケとして、バケモノ界に棲家を見つけて17歳に成長する。
成長とは、剣術の達人になることを意味した。
破天荒で欠点だらけの熊徹のキャラクターが秀逸でした。
師匠というよりライバルみたいな、父親というよりは先輩的な。
宗師(バケモノ界の長老)を競う大会があって、まるでドラゴンボール的!
熊徹と猪王山は、宗師の座を懸けて死力を尽くして戦うことになる。
それが熊徹の弟子のキュウタと猪王山の息子・一郎彦との代理戦争に発展する。
良く考えると破綻もあるストーリーです。
ラストで同じく人間の子であった一郎彦と死闘を繰り広げ、倒したキュウタ(=蓮)は、
あっさりと実の父親の元へ帰り勉学に励む・・・という結末も。
あまりに平凡で優等生的で、ちょっと肩透かし。
そしてラストでラスボス(クジラがラスボスって珍しいけど、)に変わる一郎彦が、
超能力を発揮して、大爆発を起こしたり、車が衝突したり、地下鉄が停止したりと・・・
やり放題なんだけれど、かなり違和感を感じた。
キュウタを育ててくれた熊徹への恩とか、バケモノ界の人脈より勉学を取るのか?
結局は「人間界と人間として生きること」を選ぶんだな!
とか思ったけれど、熱中して楽しめた。
細田守監督作品は好きだと確認する映画でした。
過去鑑賞
後半は説明不足でついていけず
不評は心にしまっときなよ
細田監督の世界観に引き込まれる
劇団四季でもミュージカル上演中のアニメーション映画。夏休みの定番といえば、アニメーション映画。
そんな理由から観てみました。
タイトルから内容は想像できなかったです!
細田監督は、ありえそうでありえない世界観を描くのが上手いですよね。
育ってきた環境が違う人間と「バケモノ」が、共に生きるとはどういうことか。共存とは何か。
そんなことも考えさせてくれます、
「キミとなら、強くなれる。」というフレーズが印象的なハラハラ、最後はじんわり感動する作品でした!!
無骨な
偶然異世界に紛れ込んでしまった少年がバケモノの弟子となる。 反発し...
亀仙人が如何に偉大な指導者かわかりました。
獣人が暮らす世界に迷い込んだ少年・蓮/九太の成長を描いたアクション&ファンタジー・アニメーション。
監督/原作/脚本は『時をかける少女』『サマーウォーズ』の、日本を代表するアニメ監督の細田守。
蓮/九太の師匠、熊徹の声を演じるのは『THE 有頂天ホテル』『渇き。』のレジェンド俳優、役所広司。
九太(幼少期)の声を演じるのは『ソラニン』『おおかみこどもの雨と雪』の、当時歴代最年少で大河ドラマの主演に抜擢された女優、宮崎あおい。
九太(青年期)の声を演じるのは、『おおかみこどもの雨と雪』『悪の教典』の染谷将太。
本作のヒロインである女子高生、楓の声を演じるのは『謝罪の王様』『海街diary』の、後に紅白の司会やルイ・ヴィトンのアンバサダーを務めることになる女優、広瀬すず。
九太のライバル的存在、一郎彦(青年期)の声を演じるのは『STEINS;GATE』シリーズやアニメ『東京喰種』シリーズの宮野真守。
九太の母の声を演じるのは『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』の麻生久美子。
一郎彦(幼少期)の声を演じるのは『おおかみこどもの雨と雪』『ソロモンの偽証』シリーズの名優、黒木華。
熊徹の友人である僧侶、百秋坊の声を演じるのは『モテキ』シリーズや『海街diary』のリリー・フランキー。
熊徹の友人、多々良の声を演じるのは『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』の、「TEAM NACS」のメンバー・大泉洋。
また、市役所の職員役で『花より男子』シリーズや『蛇にピアス』の小栗旬がカメオ出演している。
第39回 日本アカデミー賞において、最優秀アニメーション作品賞を受賞!
本作を観賞したことにより、遂に細田守監督の長編作品をコンプリートしました〜🎉👏
いや〜、本作も脚本が破綻している破綻している💦
最近はむしろこれがこの人の味なんだと思うようになっているので、まぁ気にはならないんですけどね。
物語は大詰め。そこで衝撃の事実が明らかになる。
😾「一郎彦の正体は人間だ!」
😱「な、なんだってー!?」
…とはならない。だって見た目完全に人間じゃない。
登場して1秒で分かったっつーの。
熊徹と敵対する猪王山の息子は人間で、そのことに本人が気づいていない=闇に取り込まれた一郎彦が九太と敵対する。
このくらいのこと、小学生でも気付くわけですよ。
もう少し物語に驚きや意外性が欲しい。
一郎彦に関しては、常に仮面を被っているとか、猪王山が幻術をかけていて周囲の人間には獣の顔に見えているとか、いくらでもやりようはあった筈。
こういうことを怠るのはただの怠慢でしょう。
そもそも、一郎彦の掘り下げが全く為されていないので、彼がラスボスです、と言われても全く納得出来ない。
あれでしょこれ?心の闇がどうこう言い出すイケメンがライバルで、しかも声が宮野真守って、つまり『キングダムハーツ』をやりたかったんでしょ?心の剣なんてまんまキーブレードだし。
残念ながら、九太と一郎彦の関係性が全く描けていない為、いきなり「おれがあいつであいつがおれで」とか言い始められても、ただの『KH』ごっこにしかなっていません。
掘り下げがされていないといえば、ヒロインの楓ちゃんもダメダメ🙅♂️
物語が1時間過ぎたあたりで登場し、20分程で九太とのイチャラブイベントをこなし終わってしまう。
いや、映画のヒロインって観客もその子のことを好きになってはじめて成立するものでしょう。
こんな薄っぺらいヒロインじゃ、同人誌も発売されんわ!
多分監督も彼女のことを好きじゃないんだろう。とりあえず恋愛イベントを発生させる為だけの、記号的キャラクターとして割り切っているのがこちら側にも伝わってきました。
たった20分ほどの登場でいきなり彼女ヅラされても、私納得出来ないわよっ!!😤
いや、本当に序盤は結構良いんです。
物語が薄っぺらいことは薄っぺらいけど、熊徹が『ONE PIECE』感の溢れる愛すべきダメ親父で、彼と九太、そしてその取り巻き達とのキャッキャッウフフ(๑・̑◡・̑๑)を観ているだけで結構満足出来た。
九太を育てることで熊徹も成長し、物語の終盤で遂にライバルである🐗と対決。
ダウンする熊徹に九太の応援が届き、最後の力を振り絞るという『紅の豚』的タイマンで決着〜!!!!
…これだけで、普通に良作になったんと違う?
しかし、ちょうど1時間を過ぎたあたりで、細田守監督の「俺ってこんなムツカシイ映画も作れるんやで〜😏」精神が溢れ出してしまう。
…いや、あなたにはそんなムツカシイ映画は作れませんから💦
ちゃんとした脚本家を雇ってからそういうことはして下さいよ〜😣
ここから映画は怒涛の詰め込みをみせる。
ヒロインとの出会いから勉強への目覚め、大学進学という目標の発見、実の父親との邂逅、一郎彦との対立、己の闇への恐れ、一郎彦のハートレス化、熊徹が付喪神になる、心の剣で闇鯨を撃破。
…これを1時間でこなそうなんて、出来るわけないだろ!?
心の闇を心の穴で吸収する?
神へ昇格する権利は他人に譲渡出来る?
人間界とバケモノ界は繋がっており、人間界への被害はバケモノ界にも影響がある?
んー、なんか知らん設定がドバドバ出て来たけど、何話か見逃したのかしら?
詰め込み過ぎているせいで、ドラマがダイジェスト化してしまっていてまるで飲み込めない。
熊徹が剣になる展開なんて、もっと涙を誘ってもよさそうなものなんだけど。
結局のところ、あれもしたいこれもしたいもっとしたいもっともっとしたい精神が悪い方に働いてしまい、一つ一つの要素が薄っぺらくなってしまったのが問題だと思う。
親子の絆に焦点を絞るのであれば、前半1時間の感じのままラストまで突っ走れば良かったのだろうし、九太の葛藤やら心の闇やらを描きたいのであれば、前半の展開を丸々カットして、後半1時間の展開を膨らませれば良かったのだろう。
いっそのこと楓を主人公に据え、渋天街に迷いこんだ彼女が九太や一郎彦と出会い、微妙な三角関係を形成しながらも九太の進むべき道を指し示していく、という物語にしてしまえば結構面白い映画になったような気がする。
超豪華なアニメーター(田中敦子さん、大塚伸治さん、高坂希太郎さん、賀川愛さんといったジブリ組から井上俊之さんや小池健さんまで!)が揃っているので、アニメーションのクオリティは超一級。
アクションシーンも多いので、普通に楽しい映画ではあるのだが、それだけにお話の破綻具合が勿体無いなぁ…。
本作を観賞して一番に感じたこと。
武術だけでなくお勉強の重要性まで教えてくれた亀仙人のじっちゃんは最高の師匠や〜🐢
📖「うふん くすぐったい だめよ もうすぐままが かえってくるんだから と まーがれっとは いったのだが ぼぶは ごういんに」
最高 友情モノに弱い自分にはドンピシャ 何度観てもいい 何度観ても...
最高
友情モノに弱い自分にはドンピシャ
何度観てもいい
何度観ても泣ける
熊鉄が熊鉄で良かった
猿と豚にお礼を言うシーンがすごくジーンとくる
その後2人で九太を褒める所も心温まる
九太と熊鉄、不器用な2人はぶつかってばかりいたけど心は絆で繋がっていた
少しの間だったけど種族や血を越えた親子の絆があった
子は親を見て育つ
だからどれだけぶっきらぼうでも親となる存在は必要
だけど育つのは子だけではない
親も子に育てられる、学ばさられる
普通に面白かった。エンドロールに入る時の歌詞がびっくりしたけど・・・笑
思ったより面白かった
見よう見ようと思いながら見損ねていました。
地上波放映したのも録画したままでしたが、やっと見ることが出来ました。
龍とそばかすの姫のレビューでは、バケモノの子もあまりよく書かれていないのを目にしました。
あちらはストーリー的にちょっとという感じもしましたが、こちらは楽しめました。
ちょっと強引な展開が有りますが、話の内容的にそこまで重要では無い所かなと感じます。
違和感はあるものの・・まぁまぁ楽しめた
バケモノの熊徹と人間の少年・九太の交流と成長を描いた作品。
■チコという白い生き物は母親?
母親の写真の横でピーナッツ食べてるチコの表情が母親っぽかったので
母親の分身的なものかな?って思うんだよね。
漣と楓にしか見えてないようだけど、なんだったのかな?
説明ないから謎のまま。
■最初の異世界への入り方が【千と千尋の神隠し】っぽい
主人公が不思議な世界へ迷い込み、本名とは違う”別の名前”をつけられ、
そこで様々な経験をする。はい、まさに千と千尋と一緒。
■前半良かったが後半から面白くない
前半の渋天街での修行時代までは良かったものの、
人間界に戻り渋谷と渋天街を行ったり来たりする後半は詰め込みすぎかな。
■なぜ図書館?
8年ぶりに人間界に戻って一番最初に向かった場所が図書館。なぜ???
本好きというフリはなかったよね。
この時はまだ人間の学校に行きたいという気持ちは無かったはず。
普通なら思い出の場所とか行くと思うんだけどなぁ。
8年ぶりの人間界なのに妙に落ち着いてるし。
とにかく説明が欲しかったかな。
■なんで鯨??
闇落ち一郎彦が特殊能力使って鯨になったんだけど、
父親に憧れてたんだから猪になればいいのにw
偶然道に落ちてた本を拾って「鯨」という字を見たから?
そもそも一郎彦は鯨って読めたんだろうか?
赤ん坊のころからずっとバケモノ界で育ってきたはずですよね。
彼も時々人間界に行き来してたのだろうか?
■九太と熊徹の絆に感動
血は繋がってなくても深い絆で結ばれている。
『あるだろ。胸ん中の剣が!』この言葉が全てですよね。
もちろん自分にとっての”大切なもの”という意味なんでしょうが、
神になって九太の胸の㊥の剣になった熊徹。
『あるだろ。俺たちの絆が!』って言ってるように
私には感じました。最高に泣けますぅ!!
多少違和感や謎が残るものの、最後はちょっと感動しちゃいました。
もうちょっと分かりやすい脚本だったらもっと良かったのになぁ~。
良質なカンフーアクション映画
親子関係と師弟関係を照らし合わせながら、強さとは何かを問う、男の子向けの作品。
母の死でストリートチルドレンとなった少年・蓮を、バケモノの熊徹が拾い、九太と名づけて自分たちの世界に連れてゆくところから物語は始まります。
ガサツな熊徹にウンザリしながらも、持ち前の粘りづよさと飲み込みのよさでどんどん強くなり、バケモノの世界で認められてゆく九太。
大きく成長してふとした事から人間界に顔を出し、そこで人生の指針となる存在・ヒロインの楓と出会います。
学校に通う事を決め、父との再会も果たして人間の世界に戻る事を決める蓮ですが……。
熊徹のライバル猪王山との鞘当てと、本戦となる次期宗主決定戦の、力強くもキレのあるアクション演出。
そして九太の合わせ鏡となると存在・猪王山の子、心の闇に飲まれ圧倒的な力を無差別にふるう一郎彦からの、恐ろしくも迫力満点の逃走。
「アイツは俺が倒さなければならない」
追い詰められて覚悟を決めた、蓮と楓、そんな二人を救う一振りの剣、果たしてその正体は?
冒険と格闘と仲間とのきずな、男子が大好きなものが全てつまった魅力的なアクション映画、どうぞたっぷりと堪能してください。
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