怒りのレビュー・感想・評価
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面白かった。
ある殺人事件の犯人探しが軸となる。
3人の男が出てくるのだけど、誰が犯人なのか
最後まで全くわからなかった。
そもそも、誰が犯人?と、楽しむ映画ではなかった。
「怒り」というタイトルより、「信じる」という言葉がしっくり来る場面も多々ある。
人を信じていても、裏切られることがある。
信じることがこわくて、信じてあげられないこともある。
結局は、自分次第。
相手のことをよく知って、深く付き合ってって
そしたら、信じることもできるのかもしれないけど、信じて裏切られたらダメージは大きいよね。簡単に信用して、危険な目に遭うこともある。人との関わりの難しさを感じた。
俳優陣、豪華で皆さん素晴らしかった。
まぁでも、朝から見る映画ではないな。
ちょっと重い。
取り扱い厳重注意
信頼という脆いもの、この作品を見る者の信頼を揺り動かしその脆さを敢えて描く意味は?
信じる信じたいというものとの付き合い方をほとんどの人が知らないというのにこの不安を煽る意味は?
試みとしては成功したので☆は3以上。
役者が実力者ばかりでその演技に☆半分
見たくなかったし、答えなどないのにこういうものが存在していること自体に怒りを感じる
中途半端な☆評価をすることで何かを押し留めたい。
点と点が、、、点のまま
まず、俳優陣が豪華でした。
よく集めたなってくらいです。
物語は3つのストーリーが並行して描かれていきます。
とある父娘と<流れ者の男>、ゲイの男と<流れ者の男>、
沖縄に越してきた少女と島の男子と<流れ者の男>。
この3つのストーリーの流れ者の男と冒頭にあった夫婦殺人事件が、
どう繋がっていくのか。
ハッキリ言って、ワクワクは30分持ちませんでした。
結果から言うと、タイトル通り点と点が点のまま。
てっきり3つのストーリーが複雑に絡み合うのかと思いきや、
それぞれ全く関係ない話でした。
つまり、2つはいらないストーリーなんです。
それぞれ単品で描かれていればすごく面白くなったかもしれないのに、
合わせちゃったのでただ無駄に長い映画になってしまいました。
とにかく言えるのは、俳優陣が豪華。
それだけの点数です。
ジャンルはミステリーだが、推理的な要素はない
八王子で起きた殺人事件の犯人が捕まらない中、沖縄、東京、千葉で3つのストーリーが展開される。
そして、3つのストーリー全てに素性のわからない男がそれぞれ登場する。
素性のわからない男たちはそれぞれ、沖縄は森山未来、東京は綾野剛、千葉は松山ケンイチ。
まず、豪華…!
そしてお相手役に沖縄は広瀬すず、東京は妻夫木聡、千葉は宮崎あおい。これまた豪華。
俳優陣だけで画面がキラキラするがストーリーテーマはもちろん激おも。
素性のわからない男たち3人はどことなく似ている俳優を使ったのは、そういうこと、ね。
八王子の犯人が整形して逃げているという中で、全員その犯人像とうっすら似ていた。
この中で犯人は誰なのか!?という犯人探しをするミステリーではなく、それぞれのストーリーで、それぞれの登場人物がそれぞれの「怒り」を表現していく。
ある人物は両親に、ある人物は自分自身に、ある人物は…。
結局犯人は1番影のなかった、明るい、誰ともすぐに仲良くなる、ひとの良さそうな森山未来だった。
彼の怒りは社会へなのかよくわからないけど、突然スイッチが入るとキレて暴れまわったりとにかく関わってはいけない危ないひと。
そのひとの良さそうな青年に、無垢な少年少女がなんの疑いもなく近づいていて…純粋な気持ちはこわい。。あぶない。。
犯人探しはこの映画でそこまで重要ではない。
犯人がわかったあとのそれぞれの登場人物の思いに見ているひとはいろんな思いをはせる映画。
とにかく沖縄編の話がいやーな気持ちになることが多いけど、沖縄の少年は、豪華俳優陣の中素朴で自然ですごくよかった。
孤独の闇を描く群像劇
吉田修一の原作小説を読んで気になったので観た。未解決の殺人事件が起きて1年後、沖縄、千葉、東京に前歴不詳の若者が現れる。周囲はもしかして?と疑いをもち動揺する。他人を信用するかどうかの瀬戸際で揺れる心情を描く。
最後は狂気がさらけ出される結末。都会と地方、沖縄と3つの風景とのシンクロもあって深みのある作品。こういうミステリアスで誰が信用できるのかわからないような群像劇は好み。
信じ抜くこと
負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと 駄目になりそうな時、それが1番大事〜♪
を終わってから聴きたくなった。大事MANブラザーズバンドはほんとに名曲作ったなぁ。
本作のタイトルは怒りですが、3組に共通する言葉は怒りではなく、愛だと感じました。
そしてその愛を守るために必要だったことは、信じ抜くことやったんじゃないかなぁと。それが1番難しいのだけどね。
森山未来扮する田中(山神)は、きっと愛情不足やったんじゃないかなと。世の中の何かにふつふつしてて、鬱憤が溜まっている人って、根本的な心の愛情の器がカラッカラなんじゃないかなと思う。だから、どこかでその糸が切れた時取り返しのつかないことをやってしまうんじゃないかなと。
本作では、泉(広瀬すず)ちゃんのレイプシーンは心がえぐられる気持ちになった。よくやったよ、すずちゃん。でもこの世界の現実には、こんな事が数えられないくらいあると思うと腹わた煮えくりかえる。そこへの怒りのエネルギーが日本の中でもっと高まれば世の中変わると思うのだけど。いつまでも変わらない性犯罪の数に対して日本人はどう考えてるのかね、、、
こういう映画を見て、1人でも多くの人が気づいてくれたらいいなぁ。
どの役者さんも演技が光っています。
それぞれが、どことなく心の中にもやっとしたものを持っている感じが良かった。
未来くんは流石ですね。あのスイッチの切り替わり方。なかなか出来ないと思う。
妻夫木くんと綾野剛くんのカップルは切なすぎた。
病気ってー。そんな展開ありですか?って悲しかった。
ブッキーの泣きの演技好き。
ゲイの世界を覗いた感じになりましたが、あんな遊ぶところあるんですね?独特。若干、2人の出会い方が無理やりで、レイプやん!って、腹立ったけど。
あれはありなんですか?
とにもかくにも、3組の話が交わる事なく終わったのはよかったです。
メッセージ性は強いがいまいちどこにピントを合わせていいのか解らない映画
事件発生の冒頭から、なんだか解らない3つのシチュエーションの話が繰り広げられて一時間ぐらいは凄い退屈。
やっと展開が動いたと思ったら結構エゲつない。
あっ、そういう沖縄問題に被害者の傷みたいな映画なの?って思ってると、最初の事件のミスリードばっかりを誘引される。
途中の取り調べを受けてる男の雰囲気までミスリードさせる気満々で、なんなのこの映画そういう犯人はさて誰でしょうみたいな事をしたい映画なのか?と困惑。
そうこうしてるうちに2つのシチュエーションはほとんど関係ありませんでした、真犯人も勝手に自分から本性をさらけ出して、いきなりぶっ刺される。
???
なんだ、実はこのハサミで刺した少年こそ真犯人だったっていうオチなのか、そりゃすげーわ!と思っていたらそうではなかった。
少年は何故単身で乗り込んでいって犯人ぶっ刺して、何故刺した男に殺されなかったのかが全く説明されないまま、いやわかんだろみたいな感じでエンドロール。
わかんねーよ!どうぞ怒りを感じてくださいっていう事ですか?
最初の夫婦を殺した犯人は死という結果を持って裁かれた感じがするから、結局怒りを感じるのは日本の土地で好き勝手にレイプして、お咎めなしの米兵にしか怒りはいかない。
けど、それでいいの?この映画が伝えたかったのって結局米兵に対する怒りだけで、そんなのおおっぴらには表現出来ないから、夫婦殺人と借金から逃げる男とゲイカップルの話で装飾したっていう事なのだろうか。
よくよく考えればもっと強い動機で代用出来るので、沖縄の抗議集会シーンもレイプシーンもこの映画にはいらない。
別に米兵に対して抗うななんて言うつもりは一切ないが、それをしっかり表現したかったというのならもうちょっとストレートに中指立てて表現して欲しかった。
あなたと同じ怒りが、映画の中にある。
・それぞれの理由で怒りを抱えている。その怒りを他人を巻き込んで発散させる人もいれば、自分の中に閉じ込める人もいる。そうやって苦悩しながら人は生きている。
・今現在の日本が抱えているリアル状況が怒りの動機になっている。
・椅子に座ってみているだけなのに、自分の持っている個人的な怒りを受け止めてもらったような感覚がある。
・広瀬すず氏がこの仕事を引き受けたことに、覚悟のようなものを感じる。
・犯人を匂わせる焦らし方がおもしろい。ラーメン、ほくろ、写真、監視カメラ。
・均等に3シチュエーションの犯人が疑わしくなるようにペース配分されている。
・疑うことは、自分を守るために必要な感情。だから切ない。
・親が子を心配する感情は、将来自分を守る存在と知っている潜在的な本能なのか。自分を守るために子を守るのか?
・宮崎あおい号泣シーンの音楽と編集の効果が素晴らしい。
・3つのシチュエーションのカタルシスのピークがそれぞれ違うから、それを同時並行で見せるのは難しかったんじゃないかと想像する。そういう意味では、ピークがくる波長を合わせる計算された編集がすごい。
演技、音楽、ストーリー、全てにおいて圧倒されました。 怒りって、面...
演技、音楽、ストーリー、全てにおいて圧倒されました。
怒りって、面と向きあうことがあまりない感情だからなのか、凄く重く、深く考えてしまうのかもしれないです。
沖縄編の達哉を演じてた方、この作品がスクリーンデビューって、嘘だろ。。。
内容は全く知らずに見たけど、暗いんだろうなーとは思っていました。 ...
内容は全く知らずに見たけど、暗いんだろうなーとは思っていました。
でも、見なきゃよかったとは、ならなかったです。
ほんとに些細な事から、多くの人の人生を狂わせる。
そんなに簡単に人を信じちゃいけないし、信じてるって言っても、全部は信じきれない弱さ。
重い。
それだけはわかってたので躊躇していたがようやく鑑賞。
想像以上に重い。
沖縄編がきつい。
自分のような本土の人間が目を背けてた現実を直視させられる。
色んな怒りの中で自分に一番響いたのは、信頼していた人を疑い裏切ってしまった自分を許せない怒り。
後悔だけに留まらない。
それを表現していた宮崎あおいの演技が、役柄のせいもあるけど、一番刺さったかな。
全員上手だけどね。
イライラ
この映画を見始めて、3つの物語がどう絡見合っていくのかが見どころの映画だと思ったが、いつまで経ってもその気配も見えずイライラ。結局、最後まで全く関係ない話という…。
確かに私はこれで「怒り」は感じました(笑
思わせぶりに別のストーリーのセリフと別の場面を被せて画面に写すのがまた意味不明。
。ホクロの件とかもそうだけど、そんな露骨に無理やりミスリードすんなよ。安っぽい。
結局関係ねえんじゃねえか。
取調室で情報提供するシーンも、「平気な顔して人殺すんすよあいつ」「生き返らせようとしてた」なんて見てきたようなこと言うから、そいつが共犯なのかと思ったら違うし。「顔見たらわかる」とも言ったけど整形してたんでしょうが。「信憑性がある」って刑事が言ったけどどこが?むしろ信憑性のない話ばかり。
麦茶出されて見下されたって話も全く共感できないし信憑性もクソもない。
離島に潜む怪しい男に近づく無警戒、無防備な広瀬すずにもイライラ。好きな子がレイプされてんのに震えてるだけのポンコツにもイライラ。
俳優陣の演技がいいと評判ですが、渡辺謙だけ。
なぜ日本の女優さんは語尾をふにゃふにゃにしてアホみたいな喋り方するのか。渡辺謙の娘はそういう設定なので仕方ないんだけど。
素晴らしい外国映画を立て続けに見た後だったので余計にがっかりした映画だった。
出てくる演者全員の演技が強烈
本気の演技を見た気がする。
全員のパンチがありすぎる。
もちろんいい意味で。
こんな作品滅多にないんじゃないかな。
ストーリーは正直僕には難しかった。
ただ、いろいろ考えさせられる。
誰かのレビューにもあったけど、
この映画はいろんな意味で心に残りそう。
信じ続けることの難しさ
犯人探しが好きって人は絶対好き。
でもこの映画は犯人探しをするだけで終わってはいけない映画。
ほんとうに伝えたいことは『人を信じ続けることの難しさ』
なにをもって人を信じ、信じ続けるか??
信じていたいけど疑いをかけて裏切ってしまうことの苦しさ。
心から信じていたのに裏切られてしまう辛さ。
そんなことをズッシリと伝えられる映画。
自分が傷つくことを避けるために鼻から信じないのが正解か、何が起きても信じ続けるのが正解か。
一生かかっても正解を出せない難題だ。
みんなはどう思う??
2時間越えの長尺を感じさせないテンポの良さ
東京・千葉・沖縄3つの街、日本で日々起こっている人々が心に抱える闇の日常。喜び、怒り、哀しみ、2時間越えの長尺を感じさせないテンポの良さ。何より出演者全員の演技が素晴らしい。
俳優陣の演技力の高さ
とにかく出演している俳優陣の演技が素晴らしいです。同じ人間なのかと思うほどです。特に広瀬すずさんには驚きました。今まで彼女には失礼ながら声が可愛い女の子というイメージしかありませんでした。しかし、この映画を見て彼女が本当に真剣に女優をしている、なろうとしているのが伝わりました。この映画を撮っている時、彼女は18歳だったそうです。私も今18歳です。私ならあの悲劇すぎるシーンを、見た人にどう思われるか怖くて演じることなんてできません。しかし、あの役をやろうと自分で決め、オーディションに行った広瀬すずさんは周りの若手俳優とは根っこの方から違うと思いました。あのシーンを撮っている時の精神のつらさは計り知れません。そして、見た人まで一生傷を負うようなあの演技、あんなにリアルに演じれるものなのかと疑うほどでした。最後の海に叫ぶシーンは見ていて自然に涙がでてしまう完全に泉の叫び、怒りでした。
この映画の3つのストーリーが並列に進行する作りが見ている人を引き込みます。全員が主役のような映画に思えました。1年前に1度この映画を見たのですが、今日また改めて見ました。たくさん考えさせらて、初めて演技に圧倒された作品、いろんな人に見てもらいたいです。
少し長過ぎるのとゲイのラブシーンがきついのが難だが、そこそこの出来...
少し長過ぎるのとゲイのラブシーンがきついのが難だが、そこそこの出来の映画。宮崎あおいが知的障害者の役をうまく演じている。犯行の動機に説得力が不足しているのではないか?
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