怒りのレビュー・感想・評価
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流行りは気にせず30オーバーはこっちへ
本年度最高作です。君の名はや、シンゴジラも素晴らしいですが、個人的には今作を押します。ロクヨンは足下にもおよびません。
3つのストーリーを編み込んでいくような映画ですが、編集が上手いです。音声を残しながら、映像は次へ。余韻を上手く残しながら次のページへ進んでいるような感じです。
7人の主役、準主役は当然に上手く、それ以外のピエール瀧や池脇千鶴、高畑充希も存在感を出してます。今、役者を使うのが一番上手い監督です。高畑充希の目力は凄かったです。沖縄の男の子は最初と最後で全然違ってます。
色んな立場の役柄があり、観客は誰かに感情移入して観れるのではないでしょうか。
坂本龍一の音楽はラストに行くほど重厚で効いてきます。
絶望からわずかな希望、新たな一歩、次への挑戦を感じさせて「怒り」の一文字を。
良い映画は良い映画館で。
3つのストーリーで展開されていく映画だったけど、場面の移り変わりがとても自然で綺麗でした。
役者陣も素晴らしい方たちばかり。それだけでも見応えがあります。一流の俳優さんたちの名演技の中、広瀬すずちゃんも体当たり演技でした。苦しい涙が本当に切なく怒りを覚えました。
この映画はいろんな角度からの「怒り」があり、信じるぬく事の難しさや大切さも伝わってくるようでした。
観て本当に良かった。
ただお隣の高齢夫婦が終始話しており、「この俳優しか知らないなー、なんだかさ意味がわからないなー、、、」とetc...∑( ̄ロ ̄|||)
ラストに近づくほど、話がヒートアップしてきたので、我慢しきれず「すみません、シーで、、^_^;」と伝えましたが、すぐ隣の婆様にしか通じず爺様は話し続けてました。
エンドロールが終えて照明が点くと、前後隣席の観客や、爺様の隣の女の子はすんごい怒りに満ち溢れていました。
せっかくいい映画を観に行ったのに残念、はぁ꒰ ×͈௰×͈̣ㆀ꒱՞
すみません、映画のレビューでなくて、映画館のレビューになってしまいました( ̄Д ̄;
また良いシネマで観なおします!!
ちゃんと観なおしたいくらい素晴らしい映画です‼︎(*˘︶˘*)
演技合戦
ストーリー的には破綻してるよね。
思わせぶりに伏線らしきものをチラチラさせる割にさほど説得力が無い。
犯人の血文字を使ってまでの犯行の動機に説得力がないし、まして潜伏後になぜあのような行動をしてたのか繋がらない。
それに、綾野・妻夫木パートは関係なくない?
これらは映画でなく原作の責任かもしれないけど。
そのかわりに出演者の演技合戦は相当な高レベル。
中でも宮崎あおいの実在感は凄かった…
今回は妻夫木聡の軽いッぽい演技も説得力があったと思います。
「怒り」を完全に消化できず、重さがバランス悪く残る。
うーーーん、重かった(笑)
重いのはわりと大丈夫だけど、なんだろうな、
完成度の悪さでしょうね、きっと。
重いわりに感動が少ない。
評価は高いけど、恐らくこれは
小説の方が良かったでしょうね。
この映画のテーマは
「 疑心暗鬼 」
人はどうやって人を信じるのか、信じられるのか。
不安を掛け合わせて生まれる、疑心暗鬼を生ずる。
人間の不安定な心。
だけど信じたことによって狂う、人生の歯車もある。
はかりきれない人間の、心と心の、すれ違い。
ある指名手配中の殺人犯を追いながら
三部に分かれてストーリーが展開していくの。
これは、ひとつずつ。
見たかったなぁ丁寧に。
だから重いわりに、ほとんど中途半端で
消化をすることが出来なかったんだよ。
しかし妻夫木くんは演技が上手いね、ほんと。
Sぷりのドキドキゾクゾクが伝わってきました。
綾野剛くんのMぷりは、だんだん見慣れてきた。
2人のゲイのシーンは、見事に思い切っている。
そして個人的には一番切なかったストーリーです。
そして宮﨑あおいちゃんも、素晴らしかった。
少し役作りのためにふっくらしたかな?
その方が可愛い。
レビューにこの役は
宮﨑あおいには荷が重すぎたのでは?
という意見もあったけど、
そんなことは全然なかったと思う。
で、松山ケンイチくん。
こないだ役作りで太りまくってたのに
これまたスッキリして「ノルウェイの森」の頃の
初々しい彼を思い出すぐらいカッコ良かった。
役者さんって凄いですね。
で、個人的には
絶賛をされていた広瀬すずちゃんが
唯一キャスティングミスだったのではないかと…
思ったり(;'∀')するのは…私だけ???
確かに頑張っていたとは思うけど
泉という女の子の役は
もう少し儚げであってほしかった。
守ってあげたい儚さをイメージさせながら
そこから想像ができないくらいの破壊に近い
「怒り」を表出、表現ができる演技が見たかった。
そんな女の子をキャスティングにすると
もっとストーリーが活きてきたのになぁ。
〇〇事件に合う前と、合ってしまった後は
想像を絶するほど、それまでの人生が狂うはずなのに。
その演技に大した差がないように見えてしまった。
広瀬すずちゃんの演技力の乏しさが目立ったと思う。
でも沖縄の声とも言えるシーンは辛かった。
現状を生々しく理解を寄せるシーンでしたね。
一押しは、ほぼ無名である
若手の佐久本宝くんですね。
ヌボーットした新鮮な演技から、
ジワジワと怒りを表出していく。
あの場面には森山未來を食っていく
彼の役への陶酔が心から伝わってきました。
感動しました。
人を信じるとはどういうことか。じっくり考え、感じられる物語です。
原作に忠実な脚本、キャストの演技、坂本龍一の音楽、どれを取っても素晴らしい。
そうそう出会える映画ではありません。
鑑賞をおすすめします。
観た後の余韻が半端ない作品
観た後のなんともいえない余韻が半端ない作品だった。
これはひとへに役者陣の演出を超えた演技によるところにあると感じた。
東京・千葉・沖縄で同時進行するストーリーは
一切交わることなく進んでいくが、
それがラストで一本の線につながっていく様は圧巻である。
間違いなく今年観た映画の中で最高の作品である。
とにかく観るべき作品
映画に限らず作品が世に産み出されるのには
理由がある。
本編のバックボーンには世田谷一家殺人事件や
市橋達也の事件があるが、
彼らはなぜ殺人を犯したのか?
その人間心理を突き詰めると【怒り】という言葉が
出てくるのであろう。
この【怒り】という言葉はこの作品のテーマであり主役でもある。
3組の犯人と思しき人物とそれを愛する、あるいは信頼しようとする
周囲の人間との関係が綿密に描かれているからこそ、
ラストの展開にも納得できる。
役者陣の力量が演出を超えた作品
原作読まない主義なので、何度も劇場で観る予告の役者さんの演技を楽しみにしてました。
予告では、わからない3つのストーリーのオムニバスが、1つの事件と繋がって行く描写の入れ替わりが激しいので、感情移入する暇がない〜^^;
犯人のモンタージュが、松山ケンイチ・綾野剛・森山未來の3人に似てるので、序盤から頭の中で犯人探しが始まります。
ストーリー1
ハリウッド俳優世界の謙さんのヤツれた野暮ったい親父
その娘で、元風俗嬢をすっぴんで演じる宮崎あおいのピュアな演技
いかにも犯人オーラ全開の怪しい物静かな松山ケンイチの演技
3人の切なさの中にある怒りの表現は圧巻。
ストーリー2
イケイケセレブなゲイサラリーマン妻夫木聡
素性不明の中性的な青年を演じる綾野剛
目を覆いたくなる彼らのベットシーンは、役者って大変や^^;;;;
騙してるのか騙されてるのか?殺人犯なのか?
最後、まさかの結末に後悔する妻夫木聡の自分に対する怒り。
ストーリー3
もし彼女が、自分の娘ならこの仕事は絶対に受けさせたくないし、事務所がよくOKしたと思わずにはいられない。。。
広瀬すずのレイプシーンは、映画史に残るインパクト><;
自身も世界中を旅して見聞広げた森山未來の破天荒な暴れっぷりと危険度はMAX・・・@@!
これらの超演技は有名役者に混じって一人ピュアな沖縄の青年頑張ってました。
3つの中では、この沖縄の話が一番辛い。。。
最後の広瀬すずの叫ぶ怒りが、それを物語る。
他にも・・・
謙さんの妹役を演じる池脇千鶴の鋭いツッコミ演技
チョイ役でも超インパクトな現朝ドラ女優の高畑充希
警察のピエール瀧&三浦貴大の相棒の息が合ってない感が絶妙
まぁ〜これだけの超多忙な人気演技派の役者さんのスケジュール抑えた事がある意味奇跡の作品かも!?
☆4.2
<敬称略>
豪華キャスト+熱演(中でも妻夫木と綾野のゲイカップル) これだけで...
豪華キャスト+熱演(中でも妻夫木と綾野のゲイカップル)
これだけでも観る価値はあると思う。
ただ、劇場でみるべきかと問われると、どちらでもいいとこたえてしまうかも。
東京、沖縄、千葉に現れた3人の謎の男と親しくなる周囲が、それぞれの場所でそれぞれの者たちを未解決事件の犯人ではないかと疑いを持ちはじめる。話の展開は、その3つの視点を交えながら同時に進めていくかたち。
長い上映時間だが飽きなかった。人を信じることの難しさをリアルに表現していた。自分は最後まで誰が犯人なのかわからず、群青劇としても、ミステリーとしてもよくできてると思う。
一方で気になったのは、泣くシーン。演技は素晴らしいのだが、カットがやや長く感じた。そこまで尺使わなくても伝わりますよと言いたくなってきた。←揚げ足とりのようなものです(笑)
音楽は流石、坂本龍一といったところ。特に、物語の重厚さと沖縄の海がうつる場面に壮大さが出ててよかった。
凄い!濃厚!
凄かった。
一つ一つのシーンがなんとも濃厚で実在感がハンパなく、脳裏にこびりついて離れない。
当代きっての人気俳優揃い踏みだが、みな李監督によって最大限の魅力が引き出されている。
人物描写が深いためどんどん感情移入し、ラストは心底緊迫した。
原作もいいだろうが、未読がおすすめ。
上手く描写されていて素晴らしい作品
今年になり、80本近く映画館で映画を見ているが、その中でも1番映画を見た感じがします。
各キャストの演技力が素晴らしい。特に千葉すずと宮崎あおい。千葉すずが出ている作品をずっと見ているけどこの作品でもうひと伸び女優として成長してほしいです。
犯人もなかなかわからなく、また沖縄の現状を垣間見るところも出来てよかったです。
ハラハラしました
こいつか!あいつか!こいつだったか!というような感じで犯人がわからず、ハラハラしました
良かったけど悪い、悪かったけど良かったというような感じの終わり方だと思いました
監督さんが日本人じゃないからか、お?となるカメラワークの部分がありました、意味深だなと感じました
けっきょく、あれは何だったんだろう?と思う出来事もありました
ただ、それが気にならないほど展開が面白かったです
男同士のベッドシーンや襲われるシーン、また、血がけっこう出てるシーンがあるので苦手な人はおすすめしないです
小説、映画ともに味わいのある作品
吉田修一の作品にはゲイテイストのものが多くあり、気になってよく読みます。
小説を読んだから、結論は知っていました。
もし小説を読んでいなかったら、この映画の印象も少し違ったのかなと思いました。
「結」が長くありません?
良い映画でございました。
堪能致しました。
人を信じることは、
何を持って信じると判断するのか。
その人自身それだけで信じること。
その人の過去の背景に保証があって、
初めてその人を信じられること。
人を信じることから始めるのか。
疑うことから始めるのか。
これらの信じる過程など、
あとから作られた理由のようなもの。
結局、
自分が信じたいものを
信じるのではないかと思う。
頭で考えることではないですが、
鑑賞後の帰り道、禅問答のように、
繰り返し頭をよぎりました。
映画は、そんなテーマを根底に、
サスペンスの要素もあり、
群像劇のテンポもよく、
飽きずに観ることができました。
ただ、
前作「悪人」にも感じたのですが、
起承転結の「結」が長い。
今作も長く感じました。
私の個人的な趣味で言えば、
「結」が潔い作品に、
その監督のセンスを感じる。
この作品をクリント・イーストウッドが撮ったらどう終わるのか。ふふふ。
苦手なシーンが二箇所ありました。
〇妻夫木聡&綾野剛
恋愛は自由だと思うので、同性愛に対して差別はないのですが、ベッドシーンが妙にリアルで「あんまり見たくないな‥‥」と感じてしまいました。
私が女性だからという事と、あんなに生々しいシーンを見たのが生まれて初めてだったからかもしれませんが、どうしても生理的に受け付けなかったです。
〇広瀬すず
米兵に無理矢理‥‥のシーンがとにかく苦手というか、見てられなかったです。胸が締め付けられ、何とも言えない感情になりました。こんなシーンがあるなんて知らなかったので、知っていたら見なかったかもしれません。
ただ上記2件、私が不快感や苦手感を感じたということは、それだけ役者陣の演技が皆さん素晴らしかったという事だと思います。
これぞ映画、なのか?
まず出演者の演技がとてつもなくすごい
これ以上のものは見たことない
特に広瀬すずは本当にこの映画で殻を破った
演技という面でファンになった
人を信じることの難しさっていう主題がちゃんとあって、それで個々のストーリーがよくまとまってて本当に良い!
おもしろいという言葉じゃなくて
とにかくすごいという言葉が当てはまる
これぞ映画と思わせられるものだった
とにかく圧倒された。
普通なら感情移入して涙流すところも圧巻されてもう感情移入どころじゃなかった
目を背けたくなるようなシーンもかなりあったけどそれがあってこの作品ができあがってる
沖縄とかBLとか社会問題として取り上げられるようなことをきれいに収まっててめちゃくちゃたくさんのことをこの1本の映画で考えさせられる
今年見た中で、もしかすると今まで見てきた映画の中で1番恐ろしくて怖くて泣けて考えさせられてすばらしい映画だったんじゃないかなと思った
でも最後に一つだけ改めて考えてみて、
映画とはこういうものなんですか
アクション映画ばかり見てきたために
目を背けたくなるようなシーンがあるこういった映画はあまり経験がなくて衝撃をうけたけど、伝えたいことを伝える手段としてこの映画はアリなんですか
まだ若いんでよくわからなくなった
確かに万人が気にいる映画とはいえないけどそれでもやはり僕はこの映画を好きとは言えなくても素晴らしかったと言いたい。
秀作です。見なくてはダメでしょう。
いい映画でした。
ある殺人事件の犯人に関わった人たちと、その犯人ではないかと恋人を疑った2組の人達の話し。自分の恋人が殺人犯ではないか?と疑った者たち2人は疑ったことへの悔恨の念にさいなまれる。信じていた人が殺人犯でおまけに恋い焦がれた女の子がレイプされるのを静観された少年は殺人犯を殺してしまう。
3組 の人達は最後まで同じ場面では出て来ないが、上手に映画の中で溶け込んでいるのがすごい。
怒り、どうしようもない怒り。まぬがれない怒り、怒りからくる衝動。殺人。やってしまって後から感じる怒り。悔恨。
目まぐるしく動く人間の感情をよく描いた映画、俳優がよく演じているのが凄い映画です。
妻夫木と綾野のゲイシーンは良くやったなって感じ、凄い。
宮崎あおい、演技がホントにに上手い。
謙さん、、、安定、格が違う
広瀬すず、、、大女優の予感あり、、、太らないでね!
いい映画みました。李監督次回に期待大!
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