怒りのレビュー・感想・評価
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女性は鑑賞注意
女性がアメリカ兵に襲われる場面があります。最初から最後までちゃんと映像化されています。
性犯罪の被害にあわれた方にとっては、かなりツライと思います。
私はそれに近い経験があったので、吐きそうになりました。
私より酷い目にあった方にとっては、もっとツライかもしれません。
(怖くて席から動けなかったし、救われる場面があるのかもしれないと思って最後まで観ましたが、救われることはありませんでした。)
現在のところレビューでこのことに触れている方は殆ど見当たらず、世の中の大半の人はあれを見ても「映画だから」で済ませることができるのでしょう。幸せなことですね。
これをR12で一般に放映して良いと判断した人たちの気が知れません。
こんな場面あると知ってたら、絶対観に行かなかった。
※ネタバレチェックをしていなかったことについて、注意をいただいたので、ネタバレチェックを入れました。
また、整理されていない文章で、自分で後から読んでも確かによくわからない口コミになっていましたので、一番伝えたい部分以外は削除しました。
最初のレビューにご意見くださった皆様、ありがとうございました。
過激なもの詰め込んだだけ
俳優達の演技は確かに引き込まれる感じはあったけど、過激な描写が多々あるわりに、ストーリーは大したことない。3つのストーリーが絡み合って、と番宣してたけど、ただ犯人に似てる三人がいただけ。
ようやく「怒」の意味がわかった。
原作既読。
読まずに先入観なしの状態で観たほうが良かったか、と最初は少し後悔したが、映画には役そのものの人物たちが生きていて、いつの間にか引き込まれていた。
そして、原作を読んでもピンと来ていなかった、あの「怒」の意味が、映画を観てようやくわかった。
あれは、山神一也の心の叫びだ。
日雇いの仕事で糊口をしのぐしかない日々の中で起こった勤務地の伝達ミス。
仕事を与える側はミスも笑って済ませられるが、彼にとっては一日の仕事が全て飛んでしまう死活問題だ。
やりきれなさにぐったりしているところで、高価な一戸建てに住む幸せそうな女性に冷たい麦茶を恵まれる――。
自分には一軒家も伴侶も望むべくもない。その諦めや苛立ちとは対極にある余裕を見て、施しを受けたという感覚が彼の感情に火を付けてしまったのだろう。
沖縄に渡ってから、バイトとして働いていた旅館で客の荷物を放り投げていたのもそうだ。
それまで彼を「いい人」だと思っていると唐突に見えるシーンだし、実際原作を読んだ時もなぜだかわからなかったが、映画でようやく理解出来た。
気楽に酒を飲み、美味しいものを食べて騒いでいる若者たちを目の当たりにして、自分はああなれないという苛立ちや悔しさをぶつけていたのだ。
だからと言って、山神の罪に同情の余地はない。
自分ではどうしようもない人生を生きざるを得ない、という条件はあと二人の容疑者も同じだ。
親の借金のせいで住処を追われ、名前を変えながら怯えて生きる男。
孤児として生まれ育ち、家族のいないまま不治の病に蝕まれる男。
彼らと山神を分けるものは何だったのか。
山神は自分を信じた少年少女をあざ笑っていたけれど、もしも殺人を犯す前にあの2人と出会えていたら、何かが変わっただろうか――。
映像の力によって、改めて色々と考えさせられた。
重苦しいし、万人に勧められる映画ではないけど、わたしは観て良かった。
怒り
3つのストーリーが同時並行。3本映画を観ているような1本の映画を観ているような不思議な感覚。
豪華な俳優陣を揃えても失敗する作品は多々あるが、本作は完璧な脚本の下、最高の出来に仕上がっていると感じた。
渡辺謙の役柄もいい。ダサい親父を演じきれる所もかっこいい。抜群の存在感で渡辺謙が出ることで映画全体がしまった感じになる。
松山ケンイチも宮崎あおいも妻夫木くんも綾野剛も、森山未來も、、主役級がこれだけ出ちゃうと、、。いつかのいいとも最終回を観ているかのよう、、。それだけで既に引き込まれる。
怒りって何だろうな、信じるって何だろうな。
3人の疑惑対象の中ではこいつが実は1番信じられるかもってやつが犯人で、結構裏切られた感があった一方で、こいつ怪しいなって思った奴が、全然悪人では無かったとか、、。逆に何で信じてあげれなかったんだろうかと、、。
この映画。観客の信じる力も試される(^^;;
3本のストーリーが3本ともきちっと収まっていく。
エンドロール時の余韻が半端無かった。
いい日本映画を観たなって感じ。
にしても妻夫木くんかっこいいな。エロいし。
レイプシーンがあった……2度と見れない
米兵に無理やり犯されるシーン大嫌いなので。あんなに生々しく長くやる必要あった?そもそもレイプシーンの必要あった?どれもこれもの作品に言えるんですけど、こういうシーンを実際に再現するって、軽率すぎる。
話の箔を簡単につける為に、一石投じてやりましたドヤ感すごくて、監督に苛立ちを感じた。こういうシーン入れる俺って沖縄理解しすぎ被害者の心汲み取りすぎ凄くない?的なドヤ顔がこのレイプシーンの向こうにスケて見えた。
ただただ、軽率に入れ過ぎとしか思えなかった。表現であるとは思えない。最悪入れるとしても、レイプの事実があったというだけでも良かったと思う。
あと、まともな人が出てこなかったのと、主軸の振りが激しいので疲れた。
突拍子がなく、場面切り替えがザッピングのようで、「ちょっと!勝手にチャンネル変えないでよ!」と言いたくなる感じ。
3人の時間軸がほぼ同時だったので、面白くない。推理要素はなく、ただただ無機質に非日常が過ぎていく。結果、誰にも感情移入できない。そういうことがあった、ただそれだけ。
伝えたいテーマはわかる。監督のやりたいことは凄くわかる。
熱意も感じる。
でもなんか、見終わったらどうでもよくなってしまった。
インパクトだけが残る。そりゃあ……レイプシーンなんて入れたら残るだろうと……
思い出すのはそのシーンばかりになってしまって、他が入ってこない
手っ取り早く話の残酷さを出すのにレイプシーンやるの本当に嫌いです。そればっかりになってしまうので……
話として詰め込み過ぎてどの話も「中途半端」な感じ
題名が「怒り」じゃなくて、坂本龍一作曲の主題歌「許し」だったらわかります。
救いが見える。
妻夫木聡と綾野剛の話は好きだったので、それだけで2つけます。
信じることとは。
何をもってその人の事を信じられるの?
この問いで見終わった後、頭がいっぱいになる。
重くて、辛くて、胸をえぐられるような映画だけど、この映画がすごく好き。
東京で起きた殺人事件の犯人が、東京、千葉、沖縄とで同じ時にそれぞれの繰り広げられるストーリーのどこかにいる。
観ている方は犯人探しのように、どれも疑いの目でみてしまう。
もう最初から最後まで目が離せない!! 信じたい人を疑った自分への怒り。
信じた人に裏切られた相手への怒り。
どこにぶつけたらいいか、どうにもならない怒りは、叫びだったり、涙だったり。
怒りの矛先が物や人にあたることだったり。。
誰もがその気持ちを少しでも知っているからこそ共感し、登場人物と同化し、苦しみ、もらい泣きをする。
信じるって何だろう。
ずっしりとした映画なので、夕方以降に一人で観るのがオススメ。
まず原作がいい、脚本がしっかりしてる、キャストの役作りが素晴らしいので映画にする価値がある。
悪人に続く傑作。
心に残る一本になった。
親切するのが怖くなった
親切したら殺されるの?
今度から、人の顔を見て、するかしないか考えよう。と、思っちゃう。
最後のハサミのシーンは怖かった。
殺人現場も生々しかった。リアル。
失速することなく、東京編・千葉編・沖縄編ってある。
音楽に強弱があり、わかりやすかった。
ゲイパーティーなんて、ハリウッド映画並だった。
各キャラの生活感も作りこまれていて…。
渡辺謙の家の今とかね。
役者さんも、主役級の人ばかりだし。
高畑充希ちゃんは豪華な使い方。
広瀬すずちゃんが最後、「怒」という文字を見たとき…。
あ、この映画は
「女のまたの心」=怒
って事でもあるのかなって思った。
そして見事なフェイクの連続。
悔しいながら、犯人がわからなかった。
むしろ、最後の「怒」も偶然で、
犯人が沖縄の少年? かとも思った。
沖縄の在日米軍問題も考えた。
いきなり基地を無くせ!
はスゴく難しいと思うけど、強かん事件を無くすところからどうにかしたいね。
そういう問題を広瀬すず目当てのファンの人たちに伝えれたと思う。
いろんな人の日常で
クチに出さない「怒り」を色々観れた。
目を背けたい場面も。
原作に忠実。でも原作ほど「人を信じる」ことの難しさは伝わってこなかったな。大好きな人、信じてる人、信じたい人、それでも、100%信じることはできないのかもしれない。その苦しさとともに生きる。原作とイメージの異なる豪華キャスト陣はどうなの?と思ったがうまくおさまっていた。
「信じる」とは
人を信じるって難しい。この情報化社会だからこそいろんな情報が錯綜してしまい、信じたくても、信じているつもりでも、うまくいかないことがある。
予告編を見たときからずっと公開を楽しみにしていました。吉田修一の原作だしいい監督だし演技派揃いだし、外れはないと思い期待しながら見ました。
物語がどう繋がっていくのかハラハラしていましたが、とにかく切ない。この一言に尽きる。涙無しでは見られない。全員の感情が丁寧に丁寧に、描かれていたので、物語に入り込みすぎてしまい、みんな幸せになってほしいと心の底から思いました。素晴らしい映画でした。ここ数年で観た映画ダントツNo. 1!!!
あと3回は観ます!!!!本当に素晴らしい!!!!
ここ最近でいちばん!!!
最後まで観て、「信じてくれてありがとう」を噛み締め涙が出ます。
タイトルの、始まりもそうなんですが、回収が本当に素晴らしく感じました!ポスターも含め…!!
また、信じたことで裏切られたこと、信じなかったことで強まったものと失くなったもの、一貫したテーマに別個の結末……どれをとっても切なく、胸に響きます。
心象としては松山ケンイチ、映像としては綾野剛、状況としては森山未來って感じで、正直大穴でした!
妻夫木くんの、だいすき〜〜っな演技が最高でした。また、すずちゃんのヘビーな役どころを演じきる姿を観て、バライティの印象がガラリと変わりました。映画でのすずちゃんは初めてで、これからもたのしみです。
演出がもう最高!冒頭の玄関ライトの演出で確信しました!場面転換も画面効果も何を取ってもセンスを感じさせられて、本当に最高………!!
もう一回観たい気持ちもありますが、それぞれの登場人物の心象をもっと味わいたく…!原作読むつもりです!
これって、、、
あまりにも3つの話が並行で交わらなさすぎて、時系列超えて実は全員同一人物だった、ってゆうオチかと思ったのにほんとにほぼ交わらなかった笑
八王子の殺人事件はすずの友達のあの沖縄の男の子がやったのかと思ったけど、、、あれはやっぱり森山さんが犯人ってことでいいんですよね?でも正確に森山さんの顔で映りましたか?一度見ただけでは見逃している点も多いように思います。
現代社会のコラージュ映画
世相を反映していて、ある意味パロディーと感じる部分もあるし、大部分において社会の問題提起みたいな面を感じることができた。
とはいえ何かこの社会について真剣に考えようとか主張している映画ではなく、あくまでもドラマとして楽しめるし、非常に面白い。
関連性がありそうで、全く異なる物語が入れ替わり立ち替わり平行して進んでいくわけで、結局は何も交わらないで終わってしまう(という個人的な認識)けれど、それらバラバラな話をつなぐもの、それは怒りという感情なのだと強く感じた。
素晴らしい俳優陣の演技だけに頼ることなく、それぞれの怒りを見事に映像で表現されていた、ように思う。
作品をつくる者の怒りが強く込められている作品だと言える。
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