怒りのレビュー・感想・評価
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何か、怒りというより、・・・切ない。p(´⌒`q)
3つのストーリーが、 交わらないで、同時進行。 3つのストーリーの中に、 それぞれ怪しい人物が・・・。 色々な「怒り」の感情。 でも、何か、怒りというより、悲しみや悔しさ、って感じがした。 ・・・切ない。p(´⌒`q) 森山未來、怪演だったぁ~。
言葉にできない
愛する人を信じることが、また疑うことが、正しいか間違ってるのかなど結果論でしかない。
他人がとやかく言えることでも、結果を知った後でタラレバ論を言えることでもない。
以下、ネタバレ。
犯人は、最後イカれたわけではないと思う。寧ろ、最後の最後が、森山未來なりの最大の優しさで、罪滅ぼし。
もしあの男の子に怒りを感じていたりのなら、那覇でとっくに殺すなりなんなりしているはず。だいたい、ポリスって叫んだのは森山未來本人だし。
終盤の唐突にイカれた感じは、演技。
自らへのやり切れなさに怒る男の子の感情を聞き、お前の味方にならなると言った。その約束を、自ら考え、実現したのだと思う。
怒りに狂ってるひとが、あんな長いわかりやすい文で「ウケる」なんて書かないよ。
男の子に、正当防衛の証拠をわざわざ残してあげてるだけ。また、広瀬すずも後からこれを見て、怒りというエネルギーを出させ、生きていってもらうために。怒りは、その反動で生きる力にもなるから。
「怒」の文字も、自分があの事件の犯人ですよと、自らわかりやすく示してるに過ぎない。だって、「ウケる」のに「怒」って、そもそも矛盾してるからね。
テレビのニュースでおそらく自分が遅かれ早かれ捕まるであろうことも察し、それであれば自分自らを使い、男の子を怒りから救うために考えた結論は、男の子から「最低な」自分に対して「怒り」を引き出させ、殺させること。
わざとナイフをちらつかせたり、首を絞める振りをして、その「怒り」を増長させる。演技でなく本気で殺したいのならば、あの男の子など簡単に殺せるだろうし、逆に殺される「ミス」などあり得ないだろう。
「怒り」に任せて殺人を犯した犯人が、時を経て、「怒り」の力で人を救おうとした。怒りの感情は、使い方次第で、善にも悪にもなる。
だから、タイトルが「怒り」。とても良くできた、考え込まれた作品だと思う。
ここまで気付けた人は少なそうなレビューが多い(最後森山未來が本当に狂ったと思ってるひとが多い)ことが、私の怒り。そりゃあ、心の動きが単純化された映画ばかりになってしまうわけだ。
タイトルが
原作読んでないから、なんとも言えないけど、タイトルが(怒り)なら怒りについてちゃんと描こうよ。
心理的には森山未来は表面上は怒りに見えるかも知れないけど世界がわからない(恐れ)がベースなんだよね。だから人を見下すことで自分を保とうとする。宮崎あおいがなんで風俗で客のリクエストに一生懸命答えようとするの?発達障害から否定され続けた恐れ、自己の確認作業でしょ。すずも突然の恐怖、自分がどうなるかわからない恐怖。
恐怖を乗り越えられないと人は慟哭のような怒りを感じる。
渡辺謙だって、世間の目からの恐怖から怒り転換してるだけ
綾野剛にどこに怒りがあるの?
松山ケンイチも抱えているのは恐怖でしょ。
そんな背景のなかで、人を信じる心の揺れ動きと成長の物語なんじゃないかな?
役者はちゃんと仕事している。
すずは🔺
台本、監督達が怒りというものをちゃんと理解してないで、サスペンス的な上っ面なシチュエーションを描くのに一生懸命になって、結局、伏線が拾いきれず、落ちが迷走してる感じ
だから、タイトルに違和感を感じてならない
最後の宮崎あおいの[ちゃんと、私が家に連れて帰るよ]って台詞と表現はお見事と思った。けど、すずの慟哭が全然表現出来てないから、無理矢理、宮崎あおいのアップを差し込んでいるようにしか見えない。
発達障害の子をあたかも成長したかのようなカットって?
よかった~。一年前から映画化されるのを知ってただけにずっと待ってい...
よかった~。一年前から映画化されるのを知ってただけにずっと待っていた原作も読んだ。 タイトルは怒りだが、3つの話に共通するのは信頼・裏切り。と考えると、信頼や裏切りの感情の紙一重に怒りがあるんだなーと。 千葉の漁港 沖縄の離島 東京のど真ん中 3つの話が殺人事件の容疑者では!?と疑い始めるところからだんだん信頼が裏切りになり、怒りになり。 結局の犯人の「人を見下すことでギリギリ人として保っていた」というのはとても分かるような気がした。ボクは共感はできないが。 出演者みんないい役者さんで、どの話だけでも1本の映画になりそうなくらい。 これは日本アカデミー賞でいくつ入賞するか、という作品になりそうだ。
なんともすごいキャスティング、豪華すぎます。さらには妻夫木聡と綾野...
なんともすごいキャスティング、豪華すぎます。さらには妻夫木聡と綾野剛の××、広瀬すずの××という衝撃シーンにもはや目は釘付け。 この映画、評価が実に高いですが、この衝撃シーンや事件の不気味さに引きずられてはいないか? 私は事件そのものも世田谷一家事件、犯人の整形、逃亡は市橋達也の事件のパクリのようにも思え、高評価にはやや疑問符。実際の事件はもっと怖いぞ!見せ方が上手い映画ですね。 スマホのネットレンタルで見たせいかもしれない。小さい画面でみるのはダメですね。
さすがです。
期待通りでした。
役者もみんな、文句なし!
いや、広瀬すずにはもうちょっと頑張って欲しかったかな‥ラストのあのシーンは渾身の怒りを表現する大切な場面です。
それにしてもずっと辛い。悲しい。
疑った人たちが実はそうではなく、信じてた人たちが裏切られる。疑った側、信じてた側の気持ち、両方がまさに怒り。
最後愛子のエピソードだけハッピーエンドになったのは救われたが。あのままいなくなった方がテーマ的には良かったかな‥とも。
始めの犯行の場面の犯人はどうみても森山未來にしか見えなかったけどやっぱりそうだったとは笑
とっても楽しめました!!
平行して進む3つのお話。進むにつれ殺人犯は誰なのかとドキワク!! 豪華俳優陣だけあって3つのお話ともに見劣りせず素晴らしかった!! 妻夫木さんの本心を語るとき目線を反らして話し、お互いの心を探りながら語り合うシーンは印象に残ります。 広瀬すずさんや宮崎さんもあーゆー役をやるのも驚き、森山未來さんも鬼気迫る役で印象に残りっぱなしです。 とにかく目が話せない作品でした。
役者が脚本を食った
映画館で観たのですが、この一言に尽きました。 脚本自体はそんなに印象に残るものではなく、結局理由がとても抽象的なものだったので特に何のインパクトもなく。さもすごいだろうと何か全面におしだしてくるようなエゴのような脚本に正直しらけました。ただ、今をときめく役者陣が揃いに揃っただけあり、各人の演技の迫力が凄すぎて、完全に役者が脚本を食っていました。。。それだけで1つの作品として、とても衝撃的なものになってしまっている、それがすごい。特に宮崎あおいさんと森山未來くんの演技が興奮度大だったなあ。妻夫木くんがホントにゲイにしか見えなくて、三つ流れるストーリーの中で一番心に残りました。それも、彼の演技力あってだと思います。
とても切なかった
僕にとって、この監督が撮った作品は劇場で観た作品も含めdvdもすべて買いそろえている大好きな監督が撮り、大好きな音楽家が音楽を務め、好きな役者達がそろっていたので、かなり期待して公開してすぐに劇場に足を運んだ。3人の中の誰が殺人犯なのか、交互に絡み合い、3人を取り巻く人間達の感情が入り混ざりあい、見所が多かった。それに心地よくもあり、ときにはひどく切なくなる音楽も最高だった。終盤の妻夫木聡がひとり涙を流すシーンでは、こちらも思わず涙ぐんでしまい、森山未來が本音を漏らし暴れだすシーンではグッと胸が高まり、ラストシーンの広瀬すずの絶叫ともとれる叫びは圧巻だった。いつもこの監督は期待を裏切らない。素晴らしい。
考えさせられる映画
原作を読んでなかったのですが、とても良い映画でした。 とても考えさせられる映画だと思いました。 ちょっと迫力がありすぎてビックリすることもありました。 ほんとうの信じるってなんなんだろう?と思い考えさせられました。正解は分からないですが信じるとは裏切りも含んでいるのかもしれない…と感じました。 特に私が思ったのは、 アカデミー賞で妻夫木聡さんが賞を取るだけある映画だと思いました。 妻夫木聡さんと綾野剛さんが一緒に生活したり…したからこそ、すごく強く自然な演技ができていたのではないかなと思いました。 東京の力強さが伝わってきたような気がします。 とても良かったです!
日本版バベル?
吉田修一はバベルを意識して小説書いたの?と疑いたくなるほど、印象が似ていた
ゆうつべにアップされてたのを観たんだけど、音量マックスでも半分程しか聞き取れない始末
それを差し引いても、高評価にはちょっと違和感がある
先ず、Wケンと宮崎あおいのエピソードは、大騒ぎして警察沙汰にする程の話にするほどの話なの?ってのが一つ
そんな事言ったら創作なんて出来ねーよ!って言われるかも知れないが、明らかに、現実に起きた事件から断片的に切り取って、継ぎはぎだらけのフランケンシュタインみたいな、事件と犯人創り出してるよね?
上手く説明できないけど、凄く違和感感じてしまう…。そのやり方ドーなのよ(実際の被害者が歴然と居るわけだから、その人達がこう言う描かれ方するのをどう感じるのか?不快に感じないのか?という疑問。俺はちょっと不快だったね)
二つめは、森山未來演じる犯人なんだけど、そんなに悪い奴には見えなかったんだけど…
最後の方、台詞ほとんど聞き取れなかったからかもしれないが、刺し殺される程の怒り買う事したの?って思った
俺の理解では、宮崎あおいと森山未來が演じた役は、何らかの障害を抱えた人と確信してるが、そう言うデリケートな部分を含む問題を描く、そもそもの小説の作法自体に大いに疑問を感じる
三つめは、余計な話だけど綾野剛演じる役の死は、取って付けた感しか感じなかった(ここも聞き取れないんで実際どうだかわからんけど)
でも、台詞ちゃんと聞き取れても高評価に転じはしないな。
怒り→狂気
渡辺謙の怒りは娘への世間の目、女性蔑視。
妻夫木聡、宮崎あおいの怒りは相手を信じきれなかった自分自身への怒り。綾野剛は信じてもらえてなかった怒りというより哀しみ。広瀬すずは…怒りというより、ただただ哀しくて辛くて悔しい。
3人の素性がわからない男。
犯人が誰なのか知りたくて凄く引き込まれた。
上手いと思った。
森山未來は他人から見下されての怒り…なんだけど
見下されても居ない友人が危険な目に遭っているのに助けず、むしろ一部始終を見て楽しむサイコパスだったのには愕然とした。本当の悪人って普段は善人を装っているものなのかも知れない。
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