劇場公開日 2016年9月17日

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「ミステリー、サスペンスとして終盤までいったい誰が八王子事件の犯人なのか という点においては見応えがあったと言える。 逆に言えば、 なんだ残りの二人は事件と無関係だったのかと少し拍子抜けした。」怒り ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ミステリー、サスペンスとして終盤までいったい誰が八王子事件の犯人なのか という点においては見応えがあったと言える。 逆に言えば、 なんだ残りの二人は事件と無関係だったのかと少し拍子抜けした。

2025年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

動画配信で映画「怒り」を見た。

2016年製作/142分/PG12/日本
配給:東宝
劇場公開日:2016年9月17日

監督・脚本
李相日

渡辺謙(槙洋平)
森山未來(田中信吾)
松山ケンイチ(田代哲也)
綾野剛(大西直人)
広瀬すず(小宮山泉)
宮﨑あおい(槙愛子)
妻夫木聡(藤田優馬)
ピエール瀧(南條邦久)
三浦貴大(北見壮介)
高畑充希(薫)
原日出子(藤田貴子)
池脇千鶴(明日香)
佐久本宝(知念辰哉)

2025年の今から9年前の映画。

原作は芥川賞作家の吉田修一。

執筆のきっかけとなったのはリンゼイ・アン・ホーカー殺害事件らしい。

市橋達也が英会話学校講師リンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害し、
顔を整形しながら約3年間逃走した事件。

八王子郊外で若い夫婦が自宅で惨殺され、犯人は逃走した。

1年後、房総、東京、沖縄に身元不明の3人の男がそれぞれ現れ、
訝られながらも次第に周囲に受け入れられ、
それなりの人間関係が作られていく。

ある日、警察が八王子事件の犯人の整形手術後の
モンタージュ写真をテレビ番組で公表したのをきっかけに、
それぞれの人間関係に揺らぎが生まれはじめる。

宮﨑あおいは言動に少し問題がある女性を演じている。
渡辺謙が演じるの槙洋平のひとり娘の役だ。
松山ケンイチが演じる八王子事件の犯人かもしれない男を好きになる。

綾野剛と妻夫木聡の男色シーンが多かった。
こういうシーンは苦手だ。
あまり見たくない。
妻夫木がめちゃイケメンだった。

綾野剛が演じる大西直人も八王子事件の犯人かもしれない。
妻夫木聡が演じる藤田優馬は疑心暗鬼になっていた。

沖縄の無人島にいたのは森山未來が演じる田中信吾だ。
一見人がよさそうに見えるが、ストーリーが進むに連れて
何を考えているのかわからない人物として描かれる。

広瀬すずが演じる小宮山泉が米兵2人に強〇されるシーンは衝撃だった。
広瀬すずがこのような役をやるのは見たことがない。

ミステリー、サスペンスとして終盤までいったい誰が八王子事件の犯人なのか
という点においては見応えがあったと言える。

逆に言えば、
なんだ残りの二人は事件と無関係だったのかと少し拍子抜けした。

警察が発表したモンタージュが綾野剛にそっくりで
犯人の3連のほくろが綾野剛の特徴に一致してたのはなんだったのだろう。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

ドン・チャック