「それぞれのストーリー」怒り ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれのストーリー
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千葉、東京、沖縄に身元の不明な男が3人現れる。
それぞれが直接的に繋がっているわけではないけど、どのストーリーも見事でした。
ある殺人事件が起きる。その容疑者は、身なりを変え、顔も整形していた。
それぞれに出てくる3人がもしかしたら、犯人などではないか?
それまで何ともない関係性が少しずつ崩れていく。
渡辺謙演じるお父さんがすごい存在感があった。
口数はどの役者に比べても少ないと思うけど、そこに纏う空気感がすごいなと思った。
物語は、「怒り」とは?映画のタイトルで感じたけど、物語が進むにつれてそういう事かと感じた。
「怒り」は、誰にでも持ち合わせている感情である。
だけどそれは、人によってものの価値観だったり、違ったりするから、どんな事に「怒り」を覚えるのか?違ってくる。
少年の真っ直ぐな気持ちが悲しい結末を迎えてしまう。
その「怒り」は、誰かの救いになったのかな。
感情の微妙の変化の具合が見事でした。
とてもいい作品でした。
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