はなちゃんのみそ汁のレビュー・感想・評価
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軽いタッチで悲愴感を感じさせない
ガン闘病って、映画にするには難しい題材だが、この映画は全篇にわたって軽いタッチで見る方に負担をかけない。
重い流ればかりだと 途中で滅入ってしまうが、本作品は前向きで明るい視点で描かれていて、こちらも勇気づけられる印象に仕上がっている。
終盤にちょっとだけ泣かせられるが、それでも救いがあるのは子供の存在だろう。
残された者にしっかり伝わるやさしさが見えて、余韻は悪くない。
三線の音色と共に
ピュアな家族愛が伝わってきました。
実際の乳がんの闘病は、もっと痛みや苦しみを伴なうらしいのですが。
お母さんが残してくれた大事なもの
はなちゃんがお袋の味を受け継いでいる姿を見ることが出来ました。
お父さん役の滝藤さんの演技が重くなりがちなストーリーを面白く見せていました。
教会の鐘が鳴ると、天国に旅立っていた
お母さんが傍らで見守っているようです。
補足、夜の遅い時間帯にはなちゃんの味噌汁のドキュメンタリー番組が、先日放送していました。成長したはなちゃんが二十歳の成人式を迎えた様子、晴れ姿、映画が公開した当時、注目されたのが原因なのか思春期の中学生のときに心無い言葉があったこと、
映画が公開されたときにお母さんに会いたい
想いが募り、泣いていました。
お父さんは優しくはなちゃんを抱きしめていました。
温かい家族の味ではあるけれど…
闘病、夫婦愛&家族愛、料理、実話ブログ…。
ベタな笑い、泣き、温かい感動…。
THE如何にもな作品。
24時間テレビでもSPドラマ化されたそうな。
千恵と信吾。信吾の一目惚れで交際に漕ぎ着けるが…
千恵が乳ガンに侵されている事が発覚、子供の望みも…。
それでも結婚した2人。闘病の末ガンは消え、子宝=はなにも恵まれる。
が、幸せも束の間、千恵のガンが再発し…。
一見、邦画十八番辛気臭い闘病モノ。
実際は家族愛にフォーカスしたハートフルな作風。
自分は余命僅か。娘と一緒にいられる時間は後少し…。
そんな娘へ、人生や人生の生き方を教える。
その象徴である料理。それが日本人の味、みそ汁なのが乙。
教えて、作って、食べて。
家族みんなのみそ汁。
はなが成長しても、大人になっても、家庭を持っても、おばあちゃんになっても、忘れはしないだろう。
広末涼子、滝藤賢一の好演。
「私はついていた」
心地よく見れる。
しかし本作、闘病モノとしては如何なものか。
いや別に言うと、闘病を軽く描いていやしないか…?
本来の辛く苦しいガン闘病。実際のご本人もそうであったろう。
ところが本作には、そんな闘病描写はほとんどナシ。
おまけにガンをポンと呼んでなんて…。
悪くはなかったけど、
そういう作品なんだけど、
別に全ての同ジャンル映画が重い闘病ばかり描けとは言わないけど、
たまには本作のようなハートフルな作品があってもいいと思うけど、
ガン闘病患者が見たらどう思うかな…?
【”私はついていた・・” 母が娘に遺した、食を大切にする気持ち。】
■がんで33歳と言う若さで、この世を去られた安武知恵さんのブログの映画化である。
授からないと思っていた、子供を出産し、自分亡きあとも、娘がキチンとした料理が出来るように・・、と玄米食、みそ汁の作り方を教える姿・・。
そこには、母親として、子供の成長する姿は見れないが、子供がキチンと成長できるようにという、母親の深い愛情が溢れている。
<何より、広末涼子さん演じる智恵と、滝藤憲一さん演じる夫、信吾の進行する病気にめげず、明るく振舞う姿が心に沁みる。佳品である。>
早期発見のため定期検診は忘れずに
ストーリーが悪いわけではないのだけれど、どこか退屈に感じてしまったのは演出のせいなのでしょうか。
あと、なぜ2度も癌になりながら定期検診に行かなかったのかが共感できずひっかかったまま物語に入り込むことができませんでした。
ただ子役がとても上手かったのが良かった。子役が上手いと映画が締まります。
広末の独り善がりな内容!!
玄米食に切り替えて一旦良くなったものの、抗がん剤を使い出して残念です。はなちゃんとあまりコミュニケーションが取れておらず、家族の会話も薄いので、タイトルと乖離して広末の独り善がりで自分大好きな内容になっていると思います。広末は演技がずっと同じ調子で、ひどく単調に感じます。歌声も好みではありませんでした。味噌汁より歌の印象が強いので、タイトルは違う気がしました。
みそ汁教…に観える
賛否両論あると聞いてたけど、納得。
好きな人は好きだろうし、はっきり別れる映画だと思います。
きちんとした食事を取って、生活習慣を見直すことから病気を治していく…それは納得。
でも、ここにしっかり説得力を持たさないといけないのに、ふわっとしてるから、なんか怪しい民間療法に熱心になってるようにみえてしまいます…。残念。
再検査には行かないのに、娘にはみそ汁作りを熱心にやらせて、母親の独りよがりにみえて冷めてしまった。
プレゼントでもらった絵本を読もうとしたら、それを取り上げて「みそ汁作るって約束したでしょ!」のシーンは嫌いでした。
子供は母親に嫌われたくないし、病気で頑張ってるの知ってるからの約束であって、それは半ば強制的な約束。
それを少しの融通も利かせないで守らせようとするのはちょっと違うと思いました。
ラストの歌唱のシーンは、これ泣くところよ!って制作側がねらってしてる感じでした。まあまあいいシーンではありましたが、あれで全体の陳腐さをカバーさせてるように感じました。(人によっては余計に陳腐さを露見させてると思いますが)
知恵さん家族のしてることを否定してる訳ではありません。
「はなちゃんのみそ汁」なのに、はなちゃんもみそ汁も影が薄い!もっと、はなちゃんの親の気持ちにならせて欲しい。このみそ汁、私も作りたいと思わせて欲しい。
それを伝える技量がない制作側が、思慮が浅くて下手だと思います。
涙を笑いで包んでぽん!
命をつなぐ方法はいくらでもあるのですね
終わり方
終わらせ方ではなくそれまでどう生きたか
誰だって死にたくないさ
誰だって必ず死ぬんだよ
その時は必ず来るんだから誰かに何か伝えたいことがあるのなら戸惑うことなくすぐに伝えなきゃね
明日が必ず来るとは限らないから今を精一杯生きて行こう
恩着せがましくない滑らかな流れるようなお話でした。
「 なんか 、ふつー 」
病院から帰ってソファーで寝ていた千恵さんがふと起きて、
寝っ転がって雑誌を読んでる信吾さん
お絵描きしてるはなちゃんをみて
「なんか、ふつー」
と言ったシーンがすごく印象的でした。
「普通」ということがいかに「普通じゃないか」そう言ったことをすごく考えさせられるセリフで、何気ない1日の大切さがどれだけ貴重な瞬間か教えてくれます。
あと旦那さん役の滝藤賢一さんの演技すごく素敵!
コミカルな場面もシリアスな場面も自然で、コンサートでのカメラで顔を隠しながら泣くシーン、とっても良かったです 。
主に博多弁で話しているので、「映画」というよりかは「ある家族の物語」という雰囲気でほっこりします。
生きるということ
結末は主人公が家族とお別れしないといけない悲しいお話なんだけど変に重苦しくなく観れた。
主人公が娘のハナちゃんに伝えようとしていた事、深いなあ…
最後のコンサートのシーンではさすがに泣いてしまいました。
先が丸分かりのお涙頂戴映画。が、登場人物が奇妙に明るく全く泣けて来...
先が丸分かりのお涙頂戴映画。が、登場人物が奇妙に明るく全く泣けて来ない。
主人公(広末涼子)の行動も全くもって不可解。
・どうして一度治った代替医療に頼らない?
・医者からの検査の勧めをなぜ無視する?これでは自業自得ではないか?
おそらく現実の話では様々な理由があるのでしょう。しかし、この映画では奇怪な印象しか残らない。
子役もパンチ不足。幼すぎて無理もない。わたしは未見だがTVドラマでは芦田愛菜だったそう。この話、ある意味主役は子役、勝てるはずもなし。
旦那役と赤井英和に代表されるおちゃらけ、このての話にはつくづく無用です。
実話から・・
1年前に観たのをネットの記事を読んで思い出した。確か実話でご主人は西日本新聞社の記者で、奥さんは乳癌を患って30代で不幸にも亡くなったが、小さな娘にみそ汁の作り方だけを伝えた。口癖は「私はついている」で、映画では広末涼子が演じた。上映会の会場ですごく感動したのを覚えている。急に思い出した(笑)
みそ汁は母の残した最高の味!
「わたしはツイている」という言葉を残して旅立っていった妻。
何度もガン摘出の手術を受けながら妊娠出産して、一人娘の花ちゃんを育てたことに拍手を送りたいです。
常に死と隣り合わせでありながらも、今の生活に幸せを感じることができたのは、夫と娘の存在のおかげ…。
全身にガンが転移してしまっても、自分が死んだ後のことを考え、花ちゃんが一人で生きて行けるようにみそ汁の作り方を教えます。
母の残した最高のみそ汁は、これから先もずっと受け継がれていくのでしょう。
父と娘二人三脚で、幸せな最高にツイている生活を送って欲しいですね!
あらすじ以上の物語が作品になかった。 重い話かと思ったら、そうでも...
あらすじ以上の物語が作品になかった。
重い話かと思ったら、そうでもなかったが、それがリアリティを欠いていると思う。
ガンの全身転移ってもっと痛くて苦しいものな気がする。
重い話でも程好いユーモアに救われた
いわゆる難病物と呼ばれるジャンルの映画であろうことから、ある程度涙腺崩壊の覚悟を持って鑑賞した映画でしたが、思いのほか重すぎず、かと言って軽すぎることもなく、程好いユーモアが散りばめられた作風になっていた辺り、単純に一つの映画として見る分にはちょうどいい軽さ、且つちょうどいい感動要素で、とても好感の持てた作品でした。
限りある時間の中で、明るく前向きに生きた千恵さんの、いや家族全員の生き様は、見ているこちらがむしろ勇気をもらえるようで、思わずグッと来てしまいました。
私はツイていた・・・と思えるような人生を送れたら、ホント幸せなことなのかもしれませんね、ただ生きる為にダラダラと生存している私なんかは、見ていてホント申し訳ないような気持ちになってしまいましたよ(苦笑)
まあ勿論、実際の闘病生活はこんな生易しいものではなかったことでしょう。
苦しいのは見ているこっちも想像できるだけに、逆にあの明るさに救われました、癌もあんな名前に変えたら少しは楽になるかもね。
旦那さんも素晴らしい方でしたねぇ、精神的にも金銭的にも支える側は相当大変だったと思いますが、明るさを失わずよく頑張った、演じた滝藤賢一の演技も素晴らしかったなぁ、そして周辺の方々のサポートぶりも物凄く印象深かったです、旦那さんの親友役の赤井英和がまたいい味出していてグッと来たなぁ~、ホント確かにツイてましたよね、でもそのツキを呼んだのはこの夫婦の生き様あってのもの、あまりにも良く描かれ過ぎていてちょっとむず痒くなった部分もありはしたのですが、でも素直にいい作品だったと思えたのは、やっぱり安武一家の明るさ、前向きさがあればこそだったかな。
娘のはなちゃんを演じた赤松えみなちゃんの自然体な演技も、作品をより良いものに引き上げた印象です。
あまりに自然体過ぎて、みそ汁を作っている時、運んでいる時、本気で心配してしまいました。
生きることは食べること、まあ賛否両論あるとは思いますが、はなちゃんにはお母さんとの約束を守って長く生きてほしいなと、そう思わずにはいられませんでした、そしておふくろの味はやっぱりみそ汁ですね、はなちゃんは絶対いいお嫁さんになるよ!
しかし改めて考えさせられたのは、やはりがん検診の大事さですね。
劇中の千恵さんの行動でも何度か気になる行動がありましたが、やはりおろそかにしてはいけないってことでしょうか、それと古谷一行が演じたあの方は、冷静に考えると・・・どうなんでしょう・・・。
まあ何にしても、作品自体は生きることについて考えさせられるとてもいい作品だったと思いました、主役の広末涼子も素晴らしかった、何か癒されたなぁ、悲しいだけじゃない、生きる喜びが伝わってくる演技でしたね。
はなちゃんの財産・・
福岡が舞台だったので身近に感じた。「私はついている」と語る主人公は33年の立派な女の一生を生きた。みそ汁作りを覚えたはなちゃん。お母さんが残した大切な財産だ。涙する場面が多かったこの映画は間違いなく名作だ。
全42件中、1~20件目を表示