心が叫びたがってるんだ。(2015)のレビュー・感想・評価
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タイトルがいいね
テーマもいいと思う。
ただ、タイトルにもある"心の叫び"があんまり聞こえてこなかった。
もっと登場人物それぞれの心の叫びを聞いてみたかった。
みんな心の中ではもっと絶叫してるんじゃないかなぁ。
ちなみに私は心の中では明石家さんまよりお喋りです。
流石あの花のスタッフです‼︎
いい作品です‼︎‼
最後泣きそうになった
でも、なんで好きになんなかったんだろ
そこが一番スッキリしません
でもいいです
あの花のスタッフさん達は、最高です
この続編やって欲しいな
また、見たいです‼︎‼︎
いつの時代?
これはいつの時代の高校生を描いた作品だろう?小物は現代なのに登場人物は70年代か80年代の高校生のようだ。現代の高校生を描くなら俺ガイルのように階層化を描くべきだし、ノスタルジックな昔の高校生を描くなら時代設定を見直すべき。中途半端。でも嫌いではない。
予想外の面白さ
めんまとかいうホラー娘とその存在を信じきるサイコ集団の話を感動に持ち込もうとするあの花スタッフが作ったということであの花が受け付けられなかった私は全然期待しないで観た。
しかし、本作は私の予想を上回る非常に爽やかな青春映画だった。
青春映画ということで台詞回しはくさかったが、成瀬が自分の殻を破ろうとする姿に触発されて周りも自分をかえていこうとする姿には何か動かされるものがあった。
幼い頃に自分が家庭を崩壊させたという事実を受け止めきれず卵の王子様を作り出して呪いをかけられたとすることで自分が壊れるのを防ごうとしてそれが今でも続いているという設定もホラー娘よりずっと納得できるしリアリティーもあった。
ただ納得出来なかったのがラストのオチ。田崎が成瀬に告白するというオチは非常に爽やかでthe青春映画って感じでいいが、にしては田崎が成瀬を好きになった要因が少すぎる。田崎がちょっと女の子の意外な側面を見て好きになっちゃう童貞粗チン野郎に見えてしまう。おそらく田崎が成瀬を好きになる大きな要因になったであろう踏切での携帯のメッセージも演出か何回も行かせようとするマーケティング戦略か知らんが全然見えない。そこはしっかり見せてほしかった。
納得出来なかったところもあるがthe青春映画を久々にみて胸が熱くなったし前向きな気持ちになれるいい映画だった。
歳をとった自分に気づいた。
「悲しい」とは違うが、哀しかった。
埼玉西部地域や北関東を思わせる風景。過疎化と高齢化が普通になっている舞台背景が辛い。こんな場所で生まれ育った子供は、せめて大人の事情で傷つくことなく純朴な大人になって欲しいものだが、今どき本作の登場人物みたいな経緯やトラウマを抱える中高生がクラスに1~2人もいるのだろうか。そうであれば、あまりに哀しい。
一方、自身の半生を顧みると、たとえ子供を傷つけなくても、子供に夢を見せられずに現役を終わりつつある状況が悔しい。そして、今や子供達を見守る事しか出来ない爺婆の立場・心境に感情移入していることに気づく。今や、作品に登場する高校生達の親よりも歳をとり、彼らの爺婆の歳に近づいている。この寂寥感と、作品に描かれる風景や光景の断片が、哀しさにつながったのかも知れない。
この作品のような展開は現実なら出来すぎかも知れないが、若い人達には、この作品を観て素直に感動することも含めて、今後の心の支えになる良い思い出を、たくさん積み重ねて欲しいと願う。
コンビニでコラボしていたのを、たまたま見かけ、気になったので観に行...
コンビニでコラボしていたのを、たまたま見かけ、気になったので観に行ってきました。
自分が大事にしたいと思っていた事を、思い出させてくれる作品でした。
素直になることの勇気だったり、言い方によって相手を傷付けてしまったらどうしようという不安だったり、出てくる登場人物にそれぞれ共感しながら夢中になって観ていました。
青春って一言で終わるような作品じゃありません。
それに生きてく上で、人との繋がりは切っても切れないものですね。自分が変わるのは自分の力だけじゃない。周りがいてこそなんだと思いました。
あとは、やっぱり歌!ミュージカル!
自分も学生の時に、クラスの皆と一生懸命に色んな事に取り組めば良かったなと、それだけ見終わった後に後悔してしまいました、。
雰囲気に流されるバカってウザイなと思った
「後輩たちが、お前のこと『ウザイ』って言ってたぞ!」と、他人の意見を借りて「みんなが言ってるぞ」という雰囲気で人を傷つけるクズ主人公。
男にフラれたという個人的な理由で、自分が主役の舞台をボイコットする超自分勝手なヒロイン。
ガタイのデカさを利用してヒロインを恫喝する野球部員(のちに反省謝罪)。
美人でチアのリーダーで人望もあるのに、男と付き合ったりせずに、いまだに中学時代の想い人を慕い続けるという、男性の願望を具現化したような出来過ぎた女。
登場人物に、誰一人として感情移入ができなかった。
男にフラれたからと、イジけてボイコットしたヒロインが戻ってきたときに、クラスメイトが無条件で受け入れたことにも違和感を感じた。
個人的に、このアニメを見て、再確認したのは、
「物事の本質を見ないで、『友情ごっこ』『友達サイコー』という雰囲気に流されて、個人の意見を無視して、「お前のためだ」とおためごかして人を傷つけるバカって怖いよね」
ってことだった。
※おためごかし=実際は、自分の利益&自己満足のための行動なのに、「お前のためだ」という言葉でカモフラージュすること
この物語を見て、そう感じなかった人には、湊かなえ『告白』がオススメ。
引きこもりの男の子を、「お前のためだ」と追い込んでいく熱血体育教師のエピソードを見てみてください。
この作品に登場するクラスメイトたちの行動に通じる部分があります。
あと、細かい話になるけど、何年もまともに声を出してなかった女の子が、あんなに美声で歌えるものだろうか。
声帯も、発声のための腹筋も、使わなければどんどん衰えていく。
例えば、ずっとベッドで寝たきりで、数年間、まともに歩いてさえいなかった女の子が、急に起き上がって短距離走の選手になったら、誰でも違和感を感じるでしょ。
それと同じ。
ただ、ここまで言っておいてなんですけど、演出は非常にウマイと思った。
「あの花」の時もそうだったけど、音楽の使い方が非常にうまいので、物語がスカスカでも思わず泣かされてしまう。
自分も「理不尽なシーンだな」と思いつつも、ヒロインが体育館に登場したシーンで、思わず涙した。
このマジックに引っかかて、「物語が面白かった」と勘違いしちゃう人が多いんだと思う。
とても素敵な作品
「お前のせいだ」と言われる事より「お前のおかげ」と言ってもらえる喜びと幸せを感じました。
言葉は人を傷つける
その重みを再認識できました。
いつまでも涙が止まらない。そんな素敵な作品です。
後半のミュージカルに入るまでがポイント
午前の回で観てきました。
300ちょいの席が半分ほど。
客層はどこにも偏っていない感じ。
まぁでもいわゆる若年層が多い感じでしたね。
『あの花』のスタッフが…!
「あの花」現象を巻き起こした…!
と盛んにプッシュされ過ぎている(ここも含めて)のが少し不憫。
売り出したいのは分かりますが。
感想は…まぁ悪くもなく、良くもなく。
一回の観賞では感想が少し付けづらいので
近いうちにもう一回観ようと思います。
良かった所
・ミュージカル入ってから
(特に順が入ってくるシーン、お母さんに貰い泣き必至)
・順がいちいち可愛い(錯乱)
(パンフレットにも書かれていましたが順は喋れないので、表情と動きで全ての感情を表現する為、非常に気持ちが分かり易いのです。)
・ミュージカル入ってから(2回目)
(クラスの皆で団結してミュージカル進めていく辺りは、
昔を思い出しながら、これぞ青春だなー!と思いました。)
いまいちだった所
・最初から恋の話がガチガチに絡む
どちらかというと青春ものを想像して観に行ったので
冒頭から恋愛要素が絡んできたのにはかなり違和感がありました。
しかもほぼ今作の要の要素の一つになりますしね。
・生々しいキスシーンはちょっと…。
択実と美月もたじろぎましたが、こっちもたじろいだよ…。
(あまりに唐突過ぎて)
・男2人の「さけび」がサラッと流され過ぎている様な…。
うーん、この「叫びたがってるんだ」っていうタイトルからして
4人とも、もっとモヤモヤしたもの抱え込んでたと思うんですよね。
(邪推過ぎたかな…)
それを大樹はファミレスでの騒動と「悪かった!」で
纏めてしまっていいんかいっていう…。
拓実に至っては「叫び」すらしていないような…。
そんな印象を受けました。
まぁでも、作品に込められたメッセージはかなり共感できました。
終盤にある、順の独白シーンは見物です。
(あくまで個人的にはですが)
後半のミュージカルが始まるシーンに入ってからは
かなりいい感じで、ストーリーが進んで(回って)いきますので
そこに至るまでの1時間を、どう折り合い付けて観るのかが
鑑賞の際のポイントになるかなと。
あと、吉田さんのアフレコは神でした。
あんなシーンであんな声の入りされたら、誰だって涙腺緩むよ。
卑怯だよもう。
前向きにしてくれる映画
勧めてきた友人はこう言ってました。
「私はたぶん冷めきったから特に刺さってないけど、たぶんあなたが好きそうな映画だと思う。」
なので、初日のレートショーに行ってきました。
案の定、私の好きなタイプの映画でした。(笑)
あの花ほど泣くポイントはないけど、
もちろん泣くところもありましたが、
いいのはそういうところではありません。
「自分の本当の気持ちをぶつけることを恐れず、
まっすぐに生きよう!」
そういうメッセージをこの映画から感じられました。
ネタバレ極力避けたいので、
詳しくは観ればわかりますが、
ヒロインは自分の(余計な)言葉が、
自分を不幸にしいてると思い込んでいたから、
話さなくなりました。
けど、自分が傷付くからを理由にして、
なにも言わないままだと、
本当の意味で分かり合えないから、
最後はメインの4人とも自分の気持ちをぶつけました。
すべてはいい結末にはならなかったものの、
やはり本当の言いたいことが言えたキャラたちを観てると、
観る側としてもすごく清々しい気分になります。
そして、自分もそうしよう。
と思えるようになりました。
だから、いつか心の準備ができましたら、
自分も断られる前提の告白をします!
(そういうネタバレと個人的な意思表示はいりません!)
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