心が叫びたがってるんだ。(2015)のレビュー・感想・評価
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感動
順の声が良かった。
アニメながら妙にリアルな家庭内の複雑さや卵が出てきて話しかけてくるギャップなどがよかった。
これ程誰かに自分の気持ちを伝えたいと思ったことがあったか改めて人との関わり方を考えさせられるいい作品だった。
青春ていいなと思える
正直映画で泣いたのはアンドリューNDR114以来かもしれない。本作は担任の思いつきをきっかけに高校生が演劇(ミュージカル)を行う。ただ、それだけ。しかし、青春映画だけあって作品を形作る前に、形作っていく中で様々な想いをぶつけあう。そして一丸となって演劇を完成させて成長していく。想いをぶつけ合うシーンはよく考えればまさに青春という感じ。だがそんな表現とアニメがちょうど良く溶け合っている。全く同じことを実写でやったら目も当てられなかったかもしれない。とあるヒロインの仕草はオーバーリアクションでコミュニケーションが不器用だし、人物によっては劇中で心情を叫ぶシーンがある。でもそんなオーバーさもアニメだからこそ違和感を感じない。終わりも含めてあくまで爽やかな映画としてまとまっている。また、劇場作品なのもちょうどよかった。ワンクール以上のテレビ作品だったら人間関係を描き過ぎてだれていたかもしれない。限られた時間の中で最大最小の人間関係を描いたからこそ感動が生まれたんだと思う。劇場版のアニメだからできる作品だ。ミュージカル青春アニメというテーマ、登場人物それぞれの成長などの優れたところは他にもキリがない。でも1番良いところは青春と映画とアニメっていいなと思えたこと。
良くも悪くも青春物語
ドラマ版「あの花」も放送されて、再度注目を集めている中放映された長井龍雪監督の新作「心が叫びたがっているんだ。」
見終えた後の感想ですが、青春らしいアクティブな学生たちの様子、主人公達の揺れ動く心情描写は、とらドラ!、あの花、から変わらず素晴らしい所でした。セリフで全てを語ろうとはせず、キャラクターの体の一部や動きで心情を想像させる演出が事細かに散りばめられているのは好きな所です。
メインヒロインの成瀬さんは、父親の不倫現場を幼いあまりうっかり喋ってしまい、それが原因で家庭崩壊に至ってしまった過去を持つ少女、それを機に喋る事が出来なくなる。
成瀬さんの言葉に出したいけど、出すことの出来ない挙動、華奢な身体から捻り出す微かな言葉が同情を誘う。
しかし、星3つの評価であるのは、
終盤のくだりが消化しきれない所。序盤、中盤までは、バラバラだったクラスが一つにまとまっていく様子が心地よい展開だったのですが、
集大成のアクシデントとして不可解な痴情の縺れを入れてきたところが「?」でした。本当に、アクシデントがこれでなければならなかったのか?と思うほど、この痴情の縺れのせいで登場人物の殆どを嫌いになってしまい、共感もここで冷めてしまいました。
それと、せっかくのミュージカルが途切れ途切れで見れなかったところ、ここはいただけませんでした。
深夜アニメのビックネームスタッフ陣でもこんなものかと少し落胆した新作「心が叫びたがっているんだ。」です。
オチ以外が最高だった!
とにかく本編は言うことなし!
タイトルに沿ったストーリーでしっかり伝えるものがあり、考えさせられた
そしてやはり人の心理を描くのがうまい。
言葉にしていない部分まで気持ちを伝えられるところは本当にすごいと思う。
更に、テーマがそれだったために余計にレベルの高いものと感じた
この前日にミュージカルを見たためか、演技や歌の練習のシーン、本番に、より涙を誘われた。
ただ、みんな納得するであろう最後のワンカットのみ残念である。。
しかしそれでも十分すぎるくらい素晴らしい作品であった。
全てにおいて秀逸な作品
あの花のスタッフがおくる新しい劇場公開映画ということでとても楽しみにしていた。
アニメ映画はバケモノの子以来の鑑賞だったが、それに劣らないほどの作品だと感じる。
本編はあの花と同じ秩父が舞台になっていてとても画が美しいのが印象的だった。
ストーリーの構成、カット割り、音楽どれをとっても秀逸で感情移入がしやすかった。
画がスッと入ってくる
カット割りに関してはさすがとしか言うほかない
それにしても細田さんの声はいつ聞いてもかっこいいですね。
超平和バスターズにはこれからも地域の良さをいかしたアニメーションを作っていって欲しい。
よかった
言葉の重さを改めて思い知らされた
言葉とは言う言わぬの葛藤もあれば、言う言葉による葛藤もある
また、言葉とは常に二面性を持ち合わせてることも忘れてはならない
だからこそ軽はずみな言葉は絶対にあってはならないし、相手によって言葉を取捨選択しなければならないと思う
結論を言おう
おれは好きな女がいる!!!!!!
2時間、作品の世界に引き込まれました
私はあの花をテレビ放送当時鑑賞し、毎週楽しみに見ておりましたが、最後の展開に納得がいかず最終的にはあまり好きになれずにいました。
今回のここさけもあまり期待せずに鑑賞しに行ったのですが、映画冒頭から引き込まれ集中して最後まで楽しむ事ができました。
あの花の様な感動はないかと思いますが、今回は多面的に主要キャラクターの目線に立ってみる事ができ、また設定や伏線なども細かく素晴らしかったです。
またあの花ファンに向けた小ネタが所々に散りばめられているので探してみるのも楽しいかと思います。
すごく良かった
声が聞こえない女の子の話っていう予備知識しかない状態で行きましたが、ミュージカルの話でもあって現在学校で演劇をやっている自分にはタイムリーでした。
また最後の歌の演出はサクラ大戦やマクロスみたいで好きです。
ラストだけが……
最初からラブホとか出てきて驚いたけど、それが後のシーンのアクセントになっていました。基本的に絵の独特の透明感や、人物の細かな心の動きなどが楽しめました。しかし、あの花ほどの感動はなかったです。まぁミュージカルのラストで泣きましたが(笑)そしてなにより、ラストの告白がいらなかったです。そこはしなくていいじゃないか!
言えなかったこと、言いたかったこと
本作は、感動作!とまでは行きませんでしたが、4人の葛藤が十分に物語の中に反映されていたと思います。
個人的にミュージカルアニメを見たことが無かったので、少し不安でしたが、全編ミュージカルで無かったので、問題ありませんでした。
ただ、全体的に盛り上がりが不足気味なのが、残念でした。
あの花と比べる方が多いようですが、作風も違いますので、比べない方がいいと思います。
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