「ちゃぶ台返し」心が叫びたがってるんだ。(2015) 守銭奴さんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃぶ台返し
あの花〜がまるでうけつけなかった自分としては当然劇場まで行くこともなく、レンタル開始されてもしばらくは横目でみつつもずらりと並ぶこの映画を無視してましたが
ちょっと気まぐれから借りて見たわけですね。
これが予想以上によくて、あの花はダメだったけどこれは傑作かもと思ってみてましたよ。途中までは
だいたい一時間半くらいまでは(笑)
でも主人公の女の子のある行動でなんかもうぶち壊し。
ただのわがまま娘にしか見えなくなり、坂上くんはなんでも受け入れるこんな奴いねーよくんになり、
んん?これはある少女が子供のころのトラウマを克服するのがメインの話じゃねーの?と思っていたので
そこからは俺は何を一体みてるんだと混乱状態に
はじめのほうから恋愛成分多めだが、そりゃあくまでスパイス程度にするべきで何を主軸にして話を作ってるのか見失っているよね、これ
ひとり孤立してる自分に構ってくれるしかもかなりイケメン君に恋心を抱くのはわかるけど、あんな行動に出てしまったら観客はひくだろう?俺はひいたよ。
その上、クラスの皆さんの優しいこと優しいこと。
終わってみたら、ちょっといい感じの青春の一コマでした。シラケました。
それだけの映画でした。
もったいなさすぎる。こういう人間の内面に寄り添わさせる映画は、なんでそんなことするの?という行動を主人公にとらせちゃダメだろうと思うわけです。
あと登場人物がみんな思ってること口に出して言い過ぎ。想像力の働く余地がなくなっている。
「桐島部活やめるってよ」みたいに表情やしぐさで多くを語る演出をしようよ
でもその一時間半までは楽しめたし、女の子はかわいいし、あの花がかなり話題になったのにクソな下手くそな芸能人を声優に使わなかったことを評価して甘めな評価にしました。
次回作は期待しております