風に立つライオンのレビュー・感想・評価
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さだまさしが泣かせにくる作品。歌はいいが。 主人公のモデルは健在ら...
さだまさしが泣かせにくる作品。歌はいいが。 主人公のモデルは健在らしい。なぜかガッカリ(笑) 終盤突如姿を見せなくなる石原さとみにも違和感。これでもかと震災まで絡めてくるのにも違和感。 命の危険があるところに軽々に行くのは絶対にやめよう。
日本人医師の献身と博愛
1900年代後半。アフリカ・ケニアに赴任した日本人医師(大沢たかお)が、戦乱で身も心も傷付いた子供達を救う為に、懸命に医療に取り組む姿を描いている。 現代に生きる友人、元恋人の視点で主人公の生き方に迫っていく設定。大沢たかおの起用が奏功し、主人公の献身と博愛がリアルに感じられ胸を打つ。 主人公とは異なり、元恋人は地域医療に身を投じる。二人を対比することで、主人公の生き方をクローズアップしている。 ラストの元恋人宛ての手紙は主人公の想いが凝縮されていて、エンディングのさだまさしの壮大な楽曲と相俟って感涙必至の作品。
医師は自己犠牲の極みの仕事
大沢たかお扮する医師島田航一郎はケニアの研究所に赴任した。頼まれると何でも引き受け大丈夫、大丈夫と言っては激務をこなしていった。特に少年兵らなどの手術を行ったため航一郎から笑顔が消えていった。地雷探しに子供たちを使っていたのだった。石原さとみ扮する看護師の草野和歌子も加わってきた。麻薬の禁断症状の患者もいた。 アフリカは厳しい現場だね。航一郎は、子供たちに学問をも教えた。しかし治った患者は再びスーダンの戦場へ戻って行った。自分を追い込み治療に命をかける。真木よう子扮する恋人の医師秋島貴子は島の医師として働き航一郎と別れて意思を貫く。危険なアフリカや無医村の島で患者に慕われるのも罪な話だ。医師は自己犠牲の極みの仕事だ。
いい話のはずなんだけど…
著名な役者が揃ってるのに、なんか色々と残念。わざとらしい台詞回しも、ドラマなのかドキュメンタリータッチに見せたいのかどっちつかずなカメラワークも、ちょいちょい出てくる大根役者も…。 細かいことだけど、主人公とその同級生、東京で暮らしたことなくない?(主題歌) さだまさしの歌インスパイアで、大沢たかおがいたく感銘を受けて自分で企画、さだに小説を書くよう依頼し、自分で主演。歌にあとから映画をくっつけたそうで、小説の雰囲気は未読なのでわかりませんが、いろいろと煮詰まってないまま、俺の感動をみんな見てくれ! というノリと勢いだけが突っ走ってる感じする。
少年兵
この映画を通して内戦や少年兵のことなど、いろいろな事を考えさせられたし、もっと知りたいと思った。 2002年に「児童権利条約」が締結され、子どもが戦争に参加することが禁止されましたが、まだ少年少女が銃を持っているという現状があります。さらに子どもを麻薬漬けにさせ、自分の家族を殺させ、殺人マシーンに変えられる。この地球上にそういった事実がある事を理解しながら生きることが大切だと思いました。
感動もの?だけどそこまでではない。
最初は結構感動する話なのかなと思っていたのですが、実際はそこまで感動を誘うようなものではありませんでした。 ただ、大沢たかおさん演じる航一郎先生の勇姿がすごく印象に残っています。
ケニアの紛争地区で献身的に働いた若き日本人青年医師が遺したもの
実在の人物をモデルに描いたタイトル通りの物語。 映画を観ていた際には、大沢たかおさん演じる島田航一郎が理想を持ってケニア・ロキチェオに赴任し、明るく患者に接するシーンから始まり、徐々に現実が見えてきて(劇中では、瀕死の少年兵を救えなかった場面から)彼の理想が揺らぎ始め、自分を鼓舞するため地平線に向かって”ガンバレッ”と叫ぶシーンには胸を打たれた。 只、この後、航一郎と同僚の医師、貴子(真木よう子)との別れのシーンからのラストシーンへの流れが余りに出来過ぎている感が拭えず違和感を感じてしまった。 さださん自身の当時の経済状況(詳細は真偽が分からないのでコメントしない)や、矢張り脚本がかなり強引にお涙頂戴に観客を引っ張ろうとしている感が強く、ラストは涙したのだがやや釈然としない思いが残った作品。 餅は餅屋で、三池崇監督はこのようなヒューマンドラマを描くのは得意ではないのかなと思った作品でもある。 但し、上記のような摺れた見方をしないのであれば、今でも世界各地で危険な仕事に従事している方々や、そういう仕事を選ぼうとしている高邁な精神を持つ若い方々には観て頂きたい作品である。 <2015年3月14日 劇場にて鑑賞>
普通に良作
テーマはベタだし意表を突かれるようなこともほとんどない。でもこういう映画で奇を衒うこともないだろう。 見方によっては反戦映画といってもよい。アフリカ人同士で子供まで利用してなにつまんない争いしてんのさ、と思わずにはいられないけど彼らには彼らのいろいろのっぴきならない事情があるんだろうね。なんとも言いようがない。
素晴らしい生き方
何の気なく借りたDVDでしたが、途中から涙が止まりませんでした。 ・アフリカの子供の心の純真さと雄大な景色 ・島田先生(大沢たかおさん)の誠実さ・優しさ ・石原さとみさんの純真な姿 ・真木よう子さんの凛とした雰囲気と長崎(五島列島)のほのぼのとした景色 自分自身、安定した職には就いているのですが、島田先生のようにアフリカに骨を埋める覚悟(日本人は帰らない)で職に賭す生き方は素晴らしいと思いました。 国際貢献などに興味のある方は、是非、ご覧になってみてください。 ありがとうございました。
原曲ファンには・・・
まさかの「企画 大沢たかお」。 本人がこの原曲好きなのは分かるが、主演は違う人がやった方が良いんじゃないかと思った。思い入れが強すぎる気がして、それが過剰な演技に出てる。 「がんばれー!」「大丈夫大丈夫」とか「君はミケランジェロだ!」て、その場面ではなかなか言えないいや言わない言葉で、そんなテンションは異国のあの場所だからとか言っても、何か浮いてる。 元カノ役は真木よう子では違う。 ナレーションが下手すぎる。 高校時代のエピソードも要らない気がする。 ラストもハッキリして欲しい。 いろいろ不満の多い、原曲ファンからの一言です。
大変な思いをして生きている人がいることがわかった 。 そこで懸命に...
大変な思いをして生きている人がいることがわかった 。 そこで懸命に使命をはたそうとしている人がいる。 それはよく伝わってきた。 そう、わかった。 ニュースや何かで見るよりもよくわかった。 こういう映画も必要なんだろう。 でも、等身大じゃない、 そういった事実があるということと、映画としてどう かということはまた別の話。 で、映画としてはどうかな? 僕は共感できなかった。 遠い世界の話という印象を覆すことができなかった。
そこで生きるということ
さだまさしが、ケニアで活躍した日本人医師、柴田紘一郎をモデルに描いた作品。 アフリカの美しさと、戦争の激しさや痛々しさ、子供たちの無邪気さ、そして、生命の輝きがしっかりと撮られており、見応えがあった。 特に、元少年兵との心の交流は、涙無しには観られなかった。 とても考えさせられた。 かといって、戦争反対を強く叫んでくるような内容ではない。 そこがこの映画の良さだと思う。 怪我が回復した後、再び少年兵へ戻った子供もいる、という現実をきちんと伝えているのも良かった。 全体の構成がしっかり作られているので、少しも飽きずに集中して観ることができた。 もう一度観たい。
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