HEROのレビュー・感想・評価
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もう6年前になるのか…… 木村拓哉と松たか子のタッグが復活
取材用の試写会で鑑賞してからも、何度となく目にしている作品。
木村拓哉の相棒は北川景子にチェンジしているが、松たか子演じる雨宮も検事になってカムバックを果たしている。
北川は素晴らしい役者であることは言うまでもないことだが、「HERO」に至っては木村&松のタッグを待望していたファンの方も多いはず。誰も彼もが売れっ子になってしまったために令和版「HERO」はなかなか実現が難しいかもしれないが、まだ解決していない点も劇中にあるため、ぜひ更なる続編を観てみたい。
治外法権に立ち向かえ!
映画鑑賞の原点
最近、人気TVシリーズの映画化作品が苦戦している。スケールを大きくしようと気負い過ぎて、荒唐無稽になり、折角の作品コンセプトを台無しにしてしまうからだと思う。そのような状況の中で、本作は、取り上げる犯罪を巨悪化せず、犯罪に大小はないという作品コンセプトを活かした映画化に成功している。
本作は、木村拓哉演じる型破りの検事・久利生公平を主人公にした人気TVシリーズの劇場版第2弾。ある大使館近くで発生した不審な交通死亡事故。主人公は大使館内部の人間が関与していると推理し、治外法権という壁に立ち向かい、仲間と協力して真相を究明していく。
何が起きても揺るがない正義感。真相を究明するまで決して諦めない粘り強さ。他の主演作と同様に、木村拓哉の個性がそのまま主人公の人物像に投影されている。特に本作では、主人公のイメージに彼の個性が見事に嵌って主人公の存在感が際立っている。また、TVシリーズでお馴染みの芸達者な顔ぶれによる息の合った演技は、小気味よく安心感がある。その個性的な雰囲気のマンネリズムは「踊る大捜査線」を彷彿とさせる。
最近の映画鑑賞はマナー遵守が浸透して、以前に比べ様変わりしてしまった。しーんと静まりかえった館内。私語は論外であり、咳払いすることさえ憚られる雰囲気。いつから、映画鑑賞はクラシックコンサートのような厳粛なものになってしまったのだろうか。やはり映画は大衆芸術であり、市井の雰囲気の中で楽しみたいと常々感じていた。
本作は、そんな映画鑑賞とは一線を画したものだった。上映が始まると、スクリーンに写し出される映像に、観客が一体となり反応して感動を共有していた。観客の反応が作品に活力を与えていた。TVシリーズファンである、日頃あまり劇場に足を運ばない観客が多かったと思うが、あれこれ考えずに、素直に観て、素直に感動する姿に、映画を観始めた頃の自分を思い出した。映画鑑賞の原点を再認識できた作品だった。
劇場版第2作。 相変わらずのチームワークが最高。やはり松たか子が戻...
それはいかんわ、松たか子
HERO 2020は紛らわしい
映画館では2015年7月28日地元のイオンシネマで鑑賞
それ以来2度目の鑑賞
前回の劇場版から8年ぶり
初めの連ドラが2001年大好評
2006年スペシャルドラマ大好評
2度目の連ドラ2014年大好評
連ドラを観なくても十分楽しめるが全作品観てからのほうがより楽しめる
立派なのはメインの出演者の誰一人不祥事がないこと
それだけで十分ヒーローである
それなのに新井浩文いいかげんにしろ
前回冒頭主演者紹介は役名だけだったけど今回は役名と役者名こっちの方がいい
ネウストリア公国
こういう場合実際の国の名前は使えないのはわかる
カリオストロの城だってそうだった
事情を無視してリアルに拘るのはバカである
フランス国境付近の国かな
雨宮のフィアンセ役が児島かよ!
ホシをあげる!はい!のドラマで真犯人が上島竜兵だったときの同じくらいのガッカリ感
キムタクはダンプカーに轢かれても死にましぇーん
大使館に暴力団に薬物
野暮ったいテレ朝の刑事ドラマによくあるような展開
でもフジだと一味違う
安定感ハンパない娯楽作品
チーム。
創作で国境(人と人の心)を越えて
木村拓哉主演の高視聴率TVドラマの劇場版第2弾。
2014年に放映されたTVドラマ第2期は実に13年ぶり! この劇場版も前作から8年ぶりとなる。
13年も経てば東京地検の面々もガラリと変わった。
小日向文世、八嶋智人、角野卓造、警備から事務官になった正名僕蔵、あるよ田中要次は続投だが、
久利生の新たな事務官に、北川景子。
その他の新メンバーに、杉本哲太、濱田岳、吉田羊、松重豊。
こちらもこちらで豪華。
変わらぬは、久利生だけ。キムタクはさすがに歳を取ったが…。
さてさて今回の話は…
都内で起きた交通事故死。調べ始める久利生たち。
その被害女性は大阪暴力団恐喝事件の証人でもあり、口封じの為に殺されたか…?
が、加害者のドライバーは突然飛び出して来た彼女を轢いてしまっただけと証言。
そんな時大阪地検からやって来たのは、久利生の以前の事務官で今は検事となった雨宮だった…!
松たか子もカムバック。
序盤はまるで同窓会気分。
和気あいあいではあるが、かつて色恋の関係もあった久利生と雨宮はギスギスした雰囲気。周りもそれを知ってて、気になりつつも気まずい…。
ファンにとってはこの二人の関係こそ一番気になるのだろうが、シリーズを見てない者にとっては、正直どーでもいい。
無論、こんなのが延々続きはしない。ちゃんと本題に入る。
雨宮も加わって、調査再開。
それにしても久利生、松たか子と北川景子の両手に花で、ありえねー!けど羨ましい限りだぜ…。
事故があった場所が問題。
そこは、(架空の国)ネウストリア大使館の裏であった…!
知っての通り大使館は、日本国内にあっても、日本の法律が通用しない“外国”。
絶対不可領域。もし立ち入ろうとすれば、国際問題にすら発展。
常識ではそうだ。
が、常識が通用しないのが、久利生という男。
門を叩いて話を聞こうとする。要は、あなたの家の裏で交通事故が起きて、それについて何か知りませんか、みたいなもの。
当然門前払い。門は堅く、国境の壁は厚い。
それを久利生が勝手に乗り越えちゃったもんだから、大問題に…。
大使館から大クレーム。
今、日本とネウストリアは貿易交渉でピリピリモード。
外務省欧州局長から目を付けられる。ゲスト出演に、佐藤浩市。
相変わらず捜査の為ならお構いナシの久利生。
しかし調査を続けていく内に、大使館内部の人間が事件に関わっている事が判明。
久利生は事件の真相追求の為、何とか“国境”を越えようと奔走するが…。
大使館に足を踏み入れた為に、命を狙われる久利生。
それでも久利生は諦めない。
人一人が死んだんだ。
相変わらず人一人の命を“たかが”と吐き捨てる巨大権力に、久利生の正義が爆発する。
普段はバラバラで個性的だが、真相追求の為には一致団結するチーム。
お天気アナやネウストリア料理店で出会った初老の男、そして国境を越えるものとして、食べ物やスポーツ…それなりに伏線も張っている。
今回も痛快な勧善懲悪ストーリー。もはや定番。
国境を越えるもの。
美味しそうなソーセージ(あの大きさで7本は食べられないけど…)や風変わりなスポーツもいいけど、ベタだけどやっぱりアレなんだよね。
人と人。
国境という隔たれた壁があり、法律も文化も価値観も道徳観も何もかも違う。
でも、面と向かい合えば。話し合えば。交流を持てば。
きっと分かる。
そこに国境など無い。
熱意と、人と人の心によって、遂に…。
確かに心には届くメッセージだ。
しかし今回も、理想的な善や正義だけを訴え、現実的な苦味の欠片も無く、やっぱりどうしても漫画的。
実話で大使館の門を開け、国境を越えた話があったらそれは素晴らしいが、だって結局はキムタクの創作TVドラマの劇場版なんだもん…。
劇場版2作を続けて見たが、
まあ、つまらない事はない。気楽にすんなり見れる。
が、全体的に軽く、例えメッセージは良くても、ズシンとまでは響かない。
また時折、本筋より脱線エピソードやキャラ立ちが目立つ。本作も然り。
それでもファンにとっては“HERO”なのだろうけど。
HERO
HEROをリアルタイムで観たことはなかったが、HERO好きの母と一緒に鑑賞。作風がタイプドストライクで久々に楽しかった。
木村拓哉演じる主人公の人柄、真っ直ぐな姿勢は、
どこからどうみても格好いいとしか言いようがない。
人と人との関係に問題があった時、
見ぬ振りをしたまま、表向きだけを取り繕って、お互いの溝を深めていくのか。
それとも、人と真っ直ぐに向き合い真摯に自分の思いを伝えることで、例え過程が温和でなかったとしても、心から信じあえるようにするのか。
自分はどうだろうか。
自分に誇れる真っ直ぐな自分でいるだろうか。
誰になんと言われようと、真摯に向き合い自分の芯をしっかりともつ。自分の背中を押してもらえる作品。
定番だけど面白い
わりと地味、でも深くはない
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