「人生のような。」ヤング・アダルト・ニューヨーク みーさんの映画レビュー(感想・評価)
人生のような。
もっとこうすべきだと人の作品を評論して口ばっかりで、自分はというと作品すら作っていない。
本当はもっとこうしたいという割りには行動をおこさず、理由をつけて現状維持。
結局は変わることができない。
自分のことを言われているようだった。
自分が若い時には、周りは口うるさい大人ばかりでやる事と言えばけなされ叩かれるばかり。
次第に年を取りだんだんと年下が周りに増え始め、新しい感覚の若者と出会う。何故こんなに怖がる事を知らず行動でき、たたかれるのを恐れず主張出来るのだろう。自分が出来なかったことを、いともあっさりとやってのける若者が眩しく見える。
後輩が慕ってくれるのが嬉しくて色んなことを教えたくなる気持ちも、こんだけ気にかけてやってるのに裏切られたと思う気持ちもすごく分かる。
年下だと侮っていた子が、一枚も二枚も上手だったりして。
人生は、やるかやらないか、だ。
この映画を観て、そんな自分の気持ちを客観的にみれた。少し苦々しくなった。
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