Re:LIFE リライフのレビュー・感想・評価
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第三幕
物語の構成が三幕構成で進めていくあたりは上手いと思った。
大学教授を馬鹿にする。
➡︎ハリウッドに返り咲く為に生徒を利用する。
➡︎その生徒に逆に脚本のなんたるかを教えられる。
自分で人に教えることで「大切なことを再発見する」契機にしたい時にみたい作品。
年上の天使が11歳はいい年だと言う。
映画「Re:LIFE リライフ」(マーク・ローレンス監督)から。
アメリカで最優秀脚本賞を獲った主人公が、
脚本家を目指す若者に講義する場面、私のメモが増えた。
特に、客員として働いていた、大学のルールを破り、
退職させられる最後の授業で、こんな話が飛び出した。
「昔書いた映画の中で・・」と前置きをした後、
「(ある天使に)年上の天使が11歳はいい年だと言う。
11歳の時は、好きも嫌いも本気の感情だから。
ただ長く生きていると・・いろんな妥協を強いられる。
書くことも同じだと思う。
11歳の自分はハッキリ『面白い』とか『バカだ』と言う」
いつまでも、子どもの気持ちでいて欲しい。
もう何年も前から使われている手垢のついたフレーズや、
誰から異論反論を受けるかもしれない、と考えるあまり、
ありふれた表現になりがちだけれど、
そんなことを意識しなかった11歳の頃の気持ちに戻って、
作品を書いて欲しい、そう伝えていた気がする。
美しいものは美しい、汚いものは汚い、ズルいものはズルい、
その心の揺れを素直に文字にすることが、読者の胸を打つ。
そういうことなのだろう、なるほどなぁ・・とメモをした。
P.S.
原題は「The Rewrite リライト」なのに、
どうして邦題は「Re:LIFE リライ」なんだろう。(?)
想像してたより
良かったかな、英国イチのイケメンの演技はそれほど上手いとは思わなかったが 迂闊にもだんだんストーリーに引き込まれてしまった、女子大生と仲良く出来るのは良いね〜 大学ってあんなに緩いのかー
ヒューグラントのキャリアも30年以上になりました。ノッティングヒル...
ヒューグラントのキャリアも30年以上になりました。ノッティングヒルの恋人以降はキャラクターがある程度決まっているように思います。 この作品もイメージを壊していない、ある種の安定感といったところでしょうか。個人的には垂れ目のどこか頼りない男のキャラが好きなので、まぁ外してはいないですが、やっぱりアメリカの景色よりイギリスの方がヒューグラントのイギリスアクセントにしっくりくると思います。
最後の物足りなさ
成功した脚本が一本しかない落ちぶれた脚本家が田舎の大学で教師になって脚本作りを教える。生徒たちに教えることで再生していくという話。
全体的に爽やかで明るい話だとは思いました。
最初プライドが高く、生徒の脚本に興味すら抱かなかったのに、段々生徒と向き合っていくシーンは大好きです。
ただ、物足りないと思ったのは
最後はもっとご都合主義なハッピーエンドが好きなので、ちゃんと脚本を書き上げてそれが評価されて欲しかったなぁ。
昔の栄光にすがるなかれ
プライドを捨てて新しい環境に身を置いた時、そこで素晴らしい出逢いやチャンスが訪れるかもしれない。立ち止まるな。と叱られた気分。 現実はそんなに甘くないけれど、でも頑張って見ようって気にさせてくれる。
大人向け「しゃべくり劇」の良品。
久々(と言いながら実は出演作は観ていたね)ヒュー・グラントの魅力を再確認できた一本。 同じ畑で出てきていながらも、やはりギア氏との大きな違いを感じる。 単純に「演技が出来るか出来ないか」、根本的ながら一番大きな要素の違いだろうな。 役選び、ないしは配役の妙を生かすもそこ次第、本当に主人公が憎めないチャーミングな初老だったのが良かった。 脇を固める俳優陣も見事としか言いようのない布陣。 またそれをうまく生かす物語運びが良かった。 JKシモンズの裏切り方(「セッション」のあれはどこへ?笑)、そして何よりもマリサ・トメイは本当にイイ女だった。 それに加えて「しゃべくり劇」としての面白さが良い。 せりふの掛け合いの妙、そうは見えない会話劇がいちいち笑いを誘う。 脚本家が主人公と言うことでその会話も映画ネタが多いが(いやTシャツのビジュアルもか!笑)。 いちいちそのチョイスにセンスを感じたのは、本作の脚本家の妙技だろうな。 「だったら主役はチャニングとジョナ・ヒルね!」には、不覚ながら吹いてしまった、スミマセン。 (ロートルの主人公が微妙に判らなそうに流すのがまた!笑) 円熟の大人向けエンタメに加え、映画に詳しければいっそう楽しい作品。
Late Bloomers. いかにもヒュー・グラントらしいハートフル・コメディ
一昔前に「ラブコメの帝王」と言われてたヒュー・グラントも早55歳。さすがに本人も「もうラブコメはしんどい」と言っているようですが、本作は「ヒュー・グラント、まだまだイケるやんっ!」と思わせてくれる作品でした。相変わらずちょっとダメな男を演じさせたら天下一品ですね(^^)
映画の中でも脚本はキャラクターが大事と言っていたのですが、その台詞の通りにこの作品には魅力的なキャラクターが沢山登場します。シングルマザーを演じるマリサ・トメイ。いいカンジの年齢の重ね方してますね。「セッション」の時と違って、優しい家庭人の学長を演じるJ.K.シモンズ。家族の事を話すと直ぐに涙ぐんでしまい、主人公の同僚が毎回何秒で泣くかを計ってたのがツボでした。生徒達もそれぞれ個性的でキャラクターが良く書けてたと思います。ダークな事ばかり言ってたのに最後「ダーティー・ダンサー」観て泣いてたアジア人の子とか!
ちなみに映画の中に出てた「Late Bloomers」って本、実在するみたいですね。amazonで検索したらヒットしたので逆にビックリしました。内容が気になる所ですが値段が地味に高い・・・ヒュー・グラントが買うことを躊躇するのも納得です。
全体的に大きなインパクトは無いものの、安心して観れる再起の物語。ちょっと疲れてる時にはピッタリの作品だと思います。
帰ってきた、ラブコメエロオヤジ!ヒューグラント様健在なり!
もう、この映画始まりから終わりまで笑いっぱなしでした!! ぶっちゃけ、前作の「噂のモーガン夫妻」を観た時には、彼ももう終わった?? やっぱり年には勝てずに、いくらラブコメ王子の名をデビュー以来ほしいままに、エロキャラ街道まっしぐら、エロオヤジはお任せとばかりに演じていたヒュー・グラント様でも、年貢の納め時?と思っていました。彼もこれからは、エロキャラ時々シリアス顔?と言った程度で、気が向くと「シリアスも演じますが、それが?」と言っていたかは知らないが、時々しかシリアス役を映画では演じない彼が珍しく、「クラウドアトラス」で悪役を演じたのでいよいよ路線変更か?と期待と不安の気持ちで観ていたのだが、ヤッター!!やりました!本作では始まりから「帰ってきた、ウルトラマン!」ならぬ「帰ってきた、ラブコメエロオヤジ!」のブラックなジョークの機関銃には笑いが止まりませんでした! 若い頃は、本当にハンサムガイなのに、口の悪さは、右に出る者なし!と言うキャラで、英国紳士らしいウイットに富むブラックジョークを何処までも飛ばそうと、決して憎まれない嫌味の無いヒュー様。その顔と辛辣さのギャップの大きさが更に人気に繋がっていたと思うけれど、まだまだ、演じますね!ヒュー・グラントの魅力はこのキャラでなくちゃ面白くないし、生きてこないですね! と言う訳で最高にご機嫌な映画でしたね。 生徒と教師を扱ったドラマは数々あれど、ここにまた代表作が出来たね。「幸せの教室」のように飽きもせず「小説家をみつけたら」のようなドラマ性と「勇気あるもの」同様の面白さと生徒と教師の成長物語は、楽しい中にもちょっとほろり、胸が熱くなるエッセンスも加えてテンポも上々でしたね! マーク・ローレンス監督とはこれで、4作目と言う事だから、「ラブソングが出来るまで」とストーリー展開は似ているけれど、しかしヒュー様の毒舌キャラがまた楽しめるのだから、みんなで一緒に楽しんでしまいましょう!この分なら、この後2~3作はまだまだこの路線でも大丈夫そうでしたが、みなさんはこれどう観るのかな~?でも本当はこの人英国紳士だから、シェイクスピアも熟せる実力派・超演技派俳優なんだからね~本当にそのギャップが魅力だよね!!
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