「「こんなトイストーリーは見たくなかった」のオンパレード」トイ・ストーリー4 こはるママさんの映画レビュー(感想・評価)
「こんなトイストーリーは見たくなかった」のオンパレード
観てから2週間以上が経ちましたが、未だにショックで心が曇ります。
0点が無いので渋々0.5点を入れます。本当に観なきゃよかった。
ボニーからウッディだけがのけ者にされるところ、
ドーリーがウッディに対して冷ややかな対応をするところ、
フォーキーが来てからボニーがウッディに対して完全に眼中にないところ、
それが「3」が終った後からそれ程時間が経過していないところ、
ボニーのパパがウッディの顔を2度も踏みつけてしまうところ、
かつての仲間達があまりウッディを助けないところ、
バズがなかなか冴えないところ、
ボー・ピープが最近のディズニープリンセスのテンプレキャラになってしまったところ、
おもちゃ達がおもちゃの掟を何度も破ったところ、
新キャラクターばかりフォーカスが当たるところ、
ウッディがギャビー・ギャビーに声をあげてしまったところ、
ウッディがこれまでの信念を曲げておもちゃでなくなってしまったところ、
仲間達がウッディとの別れをあっさり受け入れてしまうところ…
どのシーンもこれまでのトイ・ストーリーと比べて違和感ばかり感じます。
ボニーはどんなおもちゃも分け隔てなく愛することができる、想像力豊かな子どもだった筈です。それなのにストーリー上の都合で嫌われ役に仕立て上げられてしまったことを悲しく思います。
「4」のせいで「1」~「3」までのどのシーンを観ても今後苦しくなってしまいます。
ウッディとバズがふたりでアンディの元に帰ってくるラストシーン、飛行機からボイスボックスの紐を使って飛び降りるシーン、ボニーがウッディを愛おしそうに抱きしめるシーン、アンディがボニーを信じておもちゃを託すシーン、「君はともだち」が流れるシーン、どれを観ても聴いても苦しい記憶に変わってしまいました。「4」のせいで。