ハン・ゴンジュ 17歳の涙

劇場公開日:

ハン・ゴンジュ 17歳の涙

解説

2004年に韓国で起きた「密陽女子中学生集団性暴行事件」を題材に描き、ロッテルダム国際映画祭最高賞など数々の映画賞を受賞したドラマ。普通の女子高生ハン・ゴンジュは、ある事件に巻き込まれたことをきっかけに転校を余儀なくされる。絶望の淵に立たされながらも、新しい友だちとの触れあいや大好きな歌を通して少しずつ笑顔を取り戻していくゴンジュだったが、前の学校の親たちが彼女の前に現われたことで状況が一変する。主演は「サニー 永遠の仲間たち」「母なる証明」のチョン・ウヒ。2015年1~2月にヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2015」上映作品。

2013年製作/113分/韓国
原題または英題:Han Gong-ju
配給:「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」上映委員会
劇場公開日:2015年2月10日

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映画レビュー

3.0苦しい…

2024年2月23日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

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KEI

3.5親も同罪

2023年12月28日
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鑑賞方法:VOD

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みき

4.5とてもリリカル。 ひどすぎて、頭に来るけど。ヒロインがすごくいい。

2020年6月28日
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とてもリリカル。 ひどすぎて、頭に来るけど。ヒロインがすごくいい。

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えみり

5.0ヘル韓国の王女

2020年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

近頃韓国について知る人が増えた。以前は日本人は韓国社会を知らないから、こんなエグイ社会派の映画を日本人が理解することなんて出来るはずない。

でも日韓関係が険悪化して、みんなが韓国社会の異常さや厳しさを話題にして知るようになったし、パラサイトがアカデミー賞をとったりして、格差のひどい社会だって言われたりして随分わかりやすくなったんではないかと思う。

例えば以前この映画を見た人なんかはなんでこんなもの作るんだ、見ていて胸糞悪い話で救いがないし、ひどすぎる。誰か親身になって助けてやれよ、とか言っていたが、そんなことを気楽に韓国人が出来るくらいなら、こんな映画を作る必要無い。

こんなに敵が多くて、外聞が悪くて親も見放すくらいに不運で、居場所もなくて、しかも若い女性を、ひとり二人や十人くらいの人が助けようとしたって、韓国社会では一緒に潰されかねない。よほど力のある人ならできるかもしれないけれど、そんな人は見栄っ張りだし利益のないことはしようとしない。日本人が見たら信じられない親たちとか、平気で相手を追い詰めたりとか、韓国人が見たら結構あるあるなんだと思う。

若い女の子がちょっとしたことで恥をかいたからもう生きてけないって死ぬとか珍しくもない。あんなに親しくしようとしてた友達だって怖くて逃げることしかできないのは当然なのかもしれない。

慰安婦のバアさんをかわいそうだと熱心に助けるのは、それで利益を得る市民団体に力があるから、協力することに不利益がなくて、晴れがましいことだとされてるからで、そうでないなら見向きもされないんじゃないだろうか。韓国だっていい人はいるし、むしろ情に厚くて面倒見がいいって言うけど、面倒な大勢の敵を相手にしてまでとかそんな人がいないのは、不買運動みててもわかる。

この監督のメッセージはだからタイトルについて考えるとほとんど出てる気がする。この子の名前はハンゴンジュで、漢字で書くと韓公主、韓国の王女ってことになる。この救いのない子が、こんな生きづらい生活してるのにきれいな歌声で歌って、どんなに生きたいと思ってるかって、どんなに理不尽な目に会っても生きようとしてるかって、そんな映画を作る。こんなことが現実に起こってるんだってことをとことんリアルに知らせる。

この映画を見た多くの人が苦しくなって、こんな社会を心底恥ずかしいと思って、それでも何としても生きてほしいと思う。そうしたら、せめてこの映画の中でなら、河に飛び込んでも泳いで生き残れるかもしれない。それは幻だけど、観た人たちのたくさんの心がそう願うんならこの子は生きれるんだよって話になる。

多くの勇者が守りたいと願う王女様になったとしたら、こんな国でもきっと生きていけるはず、とかね。

なんか現実よりさらに悲しくて虚しくなっちゃう事かもしれないけれど、、そーいう現実よりはずっとあったかい監督とか製作者たちの気持ちのほうを見てほしい映画だよ。

韓国の社会派映画ってみんな残酷でリアルで激しいけど、この映画はそこがちょっと違ってると思う。無理して作ったみたいだし。ホントに丁寧で良くできた映画だと思う。

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ate2