龍三と七人の子分たちのレビュー・感想・評価
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武映画の中で最悪の出来。
あぁ何てこった…
大好きな北野武映画に★0.5をつける日がくるとは…
この人、今までの作品がまぐれだったんじゃないかと疑ってしまう程に、今作は酷かった。
脚本術として、一番重要な要素が完全に抜けている。
「劇的欲求」だ。
つまり主人公が映画を通じて何を欲しているのか。主人公がどんな壁にぶつかり、どう乗り越えるか。最後にどう成長するのか。
それが全く描けてない。
基本的に映画的な物語というのは主人公が成長しなければならないのを、北野武はわかっているのだろうか。
この映画ではダジャレばっかで主人公が何をしたいのか、目的が全然わからない。
なにやら街宣車作ってデモに参加してみたりしてるけど、一体何のため?
結局ヤクザとして組を作ったはいいけど、はて、どうしたらいいの?という…。
これ、主人公らも劇中で言ってる事だけど、それから本当にグダグダとヤクザっぽい事やってるだけで、その先の目的も提示されないし、若いヤクザまがいの奴らを倒そう!みたいな意欲も格別あるわけでもないし。
考えてみれば武の映画ってそういう劇的欲求が無いタイプの映画が多い。
主人公はいつも受動的で、第三者に何かをふっかけられて、それに対処するようなのが多い。
ソナチネは、ヤクザが沖縄で遊んでたら地元のヤクザと抗争になっちゃう話。
菊次郎の夏は、夏が終わるまで遊ぶ話。
brotherはギャングに殺されていく話。
結局最後は主人公が死んで終わる話が多いわけだけど、何かしらちゃんとオチがある。
今作には、その様な第三者はいない(若いヤクザまがいの奴らは第三者の圧力として機能してない)し、オチもない。きっと武はどう終えようか考えて、そうだクライマックス作ろう!となって、バスジャックしてみたり、さっぶい特攻キャラ作ってセスナ飛ばしてみたりしたんだろうけど、話の筋がボロボロで無理矢理だし、それまでの話がクライマックスに向けて徐々に盛り上げていってるわけでもないから、セスナ飛んでも、は?みたいな。もう、どうでもいいよ、っていう…。
何でちゃんと若いヤクザと向き合って対決させないんだ?
コテンパにやっつけて、古いヤクザのやり方を見せつけてやればいいじゃないか。
もしくは逆にボコボコにされて最後まで惨めなお爺ちゃん達の哀愁漂う背中のショットで終わるんでも良いじゃないか。
どうにでもできたろ!
何であんた所で終わるんだよ!
あんな中途半端なラストは、
映画至上、最っっ低のラストだよ!!
だいたいさ、あの屁もいかがなもんかと思うよ。
王御所のお爺ちゃんが屁をしてる様が面白いのはわかるよ。
でもせめて1回や2回じゃん。
3回4回と続いて笑えるかよ!しつこいよ!
子供じゃないんだから!あれで笑ってる人達の気が知れないよ。どんだけお笑い偏差値低いんだよ!
みんなテレビ見過ぎ!毒されすぎ!
前作のアウトレイジは群像劇で、構図的に今作と似てる。しかしアウトレイジはどんどん人が殺されていくからその殺し方をエンタメ的に見れたし、裏切ったり裏切られたりで二転三転するから面白かった。どんなラストになるのか予想付かずな所が楽しかった。
でも今作にはそんな見せ場はなく、練られた脚本もなく、ただひたすらお爺ちゃん達がグダグダしてるのを見せられる。ソナチネみたいに綺麗な映像が入るわけでもないから、見てられない。
勿論、脚本術的なメソッドを踏まえなくても良い。それはあくまで教科書であって、必ず踏まえるべきものではない。
ポールトーマンアンダーソンみたいに、脚本術を嫌いでも自己流で素晴らしい作品だって作れるんだから。
でも武…それが出来ないなら、脚本術を一から勉強した方がいいよ…
今までは上手くいってたのに、ここにきて何でだよ…
タケシ映画のファンなだけに泣けてくる…
なんか、色々言及すべきポイントは有ると思うよ。武らしい笑いや、工夫した編集、又は初期に見せた武らしい構図のカットの欠如とか、色々あるけど、もうそんなのどうでもいいくらいにクソ映画だった。
まさかたけし映画見に行ってこんなに退屈するとは思わなかったよ…
もしかしたら武は映画の神に見放されてしまったのかもしれない。
たけしのギャグをトークで聞いたほうが面白いかも
うーん ちょっとズレてる奴(ちょっとどころか大分ズレてる人もいますがw)のおかしさとか、くだらない笑いは大好きだから見ながら笑ったし面白かったんだけど たけしがラジオかなんかで一つ一つのギャグを話して聞かせたほうが面白いんじゃないかって思う 実際に演じて映像にすると、それほどなのはなんなんだろう。主観ショットとかアップを入れたりショットに変化をつけたほうがいいのか、細かいカットの繋ぎかたなのかなんなのか、なんかテンポがもう一つでダレちゃう (途中で、あこういうギャグね、って分かっちゃう) あとギャグとギャグを繋ぎあわせてストーリーを作ってる感じで なんとなく全体のまとまりとか、やっぱりテンポとか、もう一つな感じで、あまりにもご都合主義的な展開が多いと、話の筋にそれほど緻密なものを求めるわけではないけど、さすがにちょっと白ける 面白い映画を上手に作るのってほんとに難しいんだろうけど、もうちょっと作り込んでほしかった ちなみに北野映画は「その男」で衝撃を受け、「ソナチネ」くらいまでは必ず映画館で見ててほんとにすごい監督だと思います (その後映画自体あまり見なくなったのでその後はあまり見てないですが) まあ笑ったし、うちの奥さんは藤竜也が歳なのにカッコイイって言ってたから星三つで w
クライマックス
久しぶりに安心して見られる北野映画。途中途中の笑いは今時の若者向けではないのかなーと思ってしまったけど、最後までいい意味で安心して見られた。クライマックスは期待を裏切らないドタバタさ!笑ってしまった‥中尾彬の扱い最高!
四月30日に最前列の左端でみた!
バードマンも見たかったのだが、最新のキタノ作品を見られて幸福です。ハイジャックされた乗り合いバスが、市場に入って行くシーンなど素晴らしい。ほんとうはもっとめちゃくちゃやりたかったのではないかと俺は想像する。しかしこれはこれでいいのかも。
好みの分かれるかもしれない作品
主役の藤竜也さんの事が気になって見てきました。 しかし、自分には合わない映画だと感じました。 あまりヤクザ物を好きではないので、アウトレイジなんかは役者の演技が凄いと思うだけでした。 今回は笑える映画と聞いて見たのですが、世界観が自分には合わず見なれた現代の光景でありながらリアリティが無く、どこが笑えるのかもよく分かりませんでした。 藤竜也さんの渋い演技は良いと思いましたが、笑いの方向には合っていないと思います。 昔堅気のヤクザが現代のヤクザを懲らしめるみたいな痛快演劇という方向なら自分も楽しめたのかもしれませんが、むりやり笑いの方向に持っていったような気がして、自分は笑えないし痛快でもない微妙な気持ちになりました。
笑える
映画館でこんなに笑ったのは初めてだった。 布団販売のところとか、とにかくおかしいシーンがたくさんあった。 詐欺会社のボスが「こいつらキ◯ガイだ」みたいな事を言うシーンが1番面白かった。 完全に狂っているじいさんたちの真剣さが滑稽で、笑える。
徹底的にふざけることは名作の秘訣かも。
今まで名作の名作を撮ってきた人が徹底的にふざけました。愛のある作品を作りました! そういう作品だから笑えるし、ホッコリするんだ。やりたいことを全部やる。言いたいことを全部言う。それが出来るのは巨匠だから。って、そんな感じがするー。と途中から。 近藤正臣さんってすごいヤクザみたい!途中から近藤正臣さんの恐ろしさに感服しておりました。 こんなヤクザとオカミに溢れて欲しい日本。 理想を見せられた感じでした。 閉塞された世界で生きている私たちはこういうジジイが活躍した時代を見せつけられ、天晴れ。となる。そういう現象が起きて欲しい。 悪役はほんとに悪い奴。 ほんとにダサい。 スーツにメガネって腹立つんですね、やっぱり。 かなり笑える!と聞いてましたが……上質なホッコリした笑い。のような。上質な。これがポイントです。笑
あれ?
たけし映画なのでドンパチヤクザを期待していたが、コメディ映画にだった。 コント風の笑いを取るシーンはさすがだが もっと敵役をメチャメチャ悪く残忍にしてくれたらスカッとしたのに まあ王妃の館の10倍面白い。
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