カプリコン・1のレビュー・感想・評価
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0146 スローモーションのタイミングって難しいで
1977年公開
正月映画で007私を愛したスパイの陰に置かれるも
なかなか小気味良いアクション作品 。
お前らこのまま火星行きのロケットに乗ったら
死ぬで。ちょっと協力してくれや。
お前ら途中まで上手くいってたが大気圏突入に失敗したわ。
ちょっと外部と接触せんといてくれる。
というさもありなん、を突き詰めるとこうなりますという話。
ま、アメリカ様は国土がでっかいので砂漠から抜け出すのは
足なしでは難しい。
脱出した三人の宇宙飛行士のうち二人は捕まってしまう。
最後の一人がテリーサラバスと一緒に逃亡するが
セスナ機を使うのは宇宙ロケットと対比して面白い。
70点
初鑑賞 1977年12月22日 阪急プラザ劇場
パンフ購入
有人の火星探索はフェイクニュースだった‼️
火星に降り立ったら飛行士の映像はまったくのフェイク‼️
人里離れた砂漠で撮影して中継していたのだ。
これは政府とNASAが協力して《でっちあげる。》
国家的プロジェクトの真っ赤な嘘を暴くサスペンス映画。
アポロ11号のアームストロング船長が月面に着陸して、
「月面を遊泳した」
この事実は時々フェイクニュースで、実は月になんか行っていないし、
歩いてもいないんだ・・・と囁かれることがある。
7月19日「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」が公開されるので、
この映画を観てみました。
「人類は本当に月の上を歩いたのか??」というコピーが気になる。
さて、この映画は「火星を探索するカプリコン1号」に乗り込む寸前に
NASAが計画を変更。
理由は失敗を恐れたからで、生命維持を司る宇宙服の生命維持装置に
不具合が見つかり、そのまま宇宙に居ると2週間で死んでしまうから、
そして3人の宇宙飛行士は砂漠に隔離されて、火星に降り立った映像を
地球から送るのだ。
それを嗅ぎつけた記者がいる。
コールフィールド(エリオット・グールド)だ。
彼が調べ始めると、車のブレーキに細工されて、橋から海に墜落。
飛行士の妻に取材したら、取材中に狙撃されるし、
FBIに家宅捜査されてコカイン所持で拘置される。
助けにきた編集長に解雇を告げられて、四面楚歌だ。
しかしへこたれずに、宇宙飛行士を捜索する。
(実は、宇宙飛行士は帰還時に死んだことにされる、
(それを知った3人の飛行士は砂漠を逃げ惑うことになる。
炎天下の砂漠を水も食料もなしに彷徨う。
閉鎖されたガスステーションに隠れた一人の飛行士は、
コールフィールドの借りた農薬散布機に助けられるのだが、
政府の軍用ヘリコプター2機に追い回されて狙撃され
絶体絶命。
この辺り、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」
みたいにスリル満点。
あまり「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」に役立ちそうでは
なかったけれど、面白かった。
1977年公開のアメリカ映画。
SFの棚でいいの?
レンタルでSFの棚に置いてありました。
まあ不思議ではないけれど。
でも観て見ると
単にSFという枠だけで収まらない!
サスペンス、サバイバル、アクション、等々。
映像や設定に多少の古さはあれども
この映画は面白い。まさにエンターテイメント。
いろいろ書きたいけれど
ネタばれすると見る楽しみが半減してしまうので
ぐっと我慢します。
隠れた快作!
でもこれだけは。
終盤に登場する、農薬散布の飛行機乗り。
このオジサンいい味です。
惚れます。
SFの功績より、NASAに与えたダメージ大
有人の月探査ミッション「アポロ計画」が終了してから、大幅の予算カットに苦しんできたNASAは、それでも予算獲得のために叡智を振り絞り、今日を迎えますが、当時の時代背景からすれば、火星探査は自然の成り行きで、それを偽装する流れも、有ってもおかしくないリアルさでした。
お話としては、NASAが悪役=陰謀側として扱われており、「アポロは月に行ってない」説の強烈な援護射撃になった皮肉な作品です。
今のレベルで見るには少々古臭さが勝ちすぎますが、悪貨は良貨を駆逐するということわざをまさに体現した、いい教訓を得られた映画でしょう。
2017.7.10
米宇宙開発の壮大な茶番劇が巻き起こす一大サスペンス
Blu-rayで観賞。
何度観ても面白い。
キャストは概ねテレビ系の俳優たちだと思う。
アポロ計画の月面着陸は捏造だったという都市伝説がある。
月に降り立つ映像の製作をキューブリックに依頼したとかしないとか、という話まである。
まぁ、それはデタラメなのだが、本作の着想元になっているのかもしれない。
一番可哀想なのは、最初に違和感を持った航空宇宙局の技師だ。彼は口封じの最初の犠牲者となったのだろう。
次に哀れなのは、逃亡途中で絶壁をよじ登った宇宙飛行士(サム・ウォーターストン)。登りきった頂上で彼を待っていたもの…その絶望感たるや、想像を絶する。
主人公はキャプテン(ジェームズ・ブローリン)と記者(エリオット・グールド)の二人。
キャプテンは冷静沈着で頭脳明晰な正義漢。人望もあって、正にリーダーにふさわしい人物。
記者は一流とは言い難い、半端者。この男が疑念を抱いて真実追求に突進するから、面白い。
不具合が発覚したにも拘らず計画を進行させ、捏造を余儀なくされた有人火星探査計画。
この捏造計画はかなり用意周到に進められたにちがいない。そのリソースを不具合解消に注げなかったのか。
最初から3人の宇宙飛行士は殺してしまう計画だったのだろう。恐ろしい!
記者は再三命を狙われる。その割には警察に駆け込んだりしない。政府が絡んでいると睨んだからか。
それにしても、車の細工事件は隠しようがないはず。社会インフラに損害が出ただろうから。なのに、「殺されそうになった」と訴えても上司は知らん顔。そんなバカな!
脱出劇の結末で遂にキャプテンと記者が初遭遇するという、サスペンスにおけるカタルシスが存分に味わえるクライマックス。
農薬散布屋のおっさんキャラ(テリー・サバラス)がまた、たまらない。
だが、キャプテンの帰宅後いったいどうなったのか、誰しも気になるところ。
しかし、サスペンスアクションは「後かたずけ」を描いてしまうと興冷めするので、割愛でよしとしましょう。
捕らえられ(恐らく殺され)たもう一人の宇宙飛行士は、あのO.J.シンプソン。
この映画で初めて「ヨセミテ国立公園」を知った無知な学生だったことを思い出す。
今日人類は初めて火星に着いたよ
19××年。
人類初の火星への有人飛行計画。
全世界が見守る中、“カプリコン1号”は火星へ向けて飛び立った…!
…が、その舞台裏で、思わぬ事が起きていた!
発射数分前、パイロットたちは誰にも知られる事無くロケットから降ろされた。
砂漠のとある基地へ。その中には、ロケットや火星と思われるセット…。計画責任者から、衝撃的な説明を聞かされる…。
発射直前になってロケットにトラブルが発生。計画が遂行出来なくなった。
が、今更中止なんか出来ない。莫大な予算が掛けられ、その使い道に対し批判の声も。
そこで苦肉の策。
ロケットは無人のまま打ち上げ、管制室とのやり取りも船内や火星着陸の模様もこのセットで撮影して行う。
そう、あたかも本当に火星に行ったように、絶対にバレてはいけない、全世界を騙し通さなければならない、壮大な“でっち上げ”計画…!
勿論、パイロットたちはハイハイと従えない。
パイロットとしての誇りもあるし、そんな嘘に加担出来るものか。
何より、家族に嘘など付けない。
が、家族を人質に取られ…。
地球との“交信”の日。ずっと反発していたパイロットの一人が本当の事を言うかもしれないと思われたが…、“演じ切る”。
“火星飛行”は滞りなく計画通りに。後は地球への帰還のみ。
再び、トラブルが!
地球への再突入の際、ロケットに異常が起こり、爆発…。
最後の最後になって、計画は失敗。
となると、パイロットたちは…?
ロケットが爆発したのだから、パイロットたちは存在してはならない。
身の危険を感じたパイロットたちは脱出・逃亡。
そんな彼らに、追っ手が迫る…。
未だ人類は火星へ有人飛行は実現してないので、SFである。
が、アポロ計画のようにリアル。宇宙開発計画のドラマ。
真相に近付こうとした記者の車のブレーキが壊され、パイロットたちにヘリが迫り、命を狙われるスリリングな隠蔽サスペンス。砂漠でパイロットたちの決死のサバイバル。アクション的な見せ場も充分。
そして、世界を騙す壮大なヤラセのブラック・コメディでもある。
見る人によってそれぞれ様々なジャンルを感じ取れ、驚きの設定ながらエンターテイメント性もしっかり抑えたピーター・ハイアムズの手腕はキャリアベストと言っていい。
運命のラストまで、飽きさせずグイグイ引き込む。
本作公開は1977年。その僅か数年前の1969年に、人類初の月面着陸の偉業を達成した。
…しかし、今も尚捏造説が囁かれる。おそらく本作の発想も。
かと言って、別に本作は月面着陸を否定するような作品ではない。
国家に振り回されるパイロットを描き、寧ろパイロット寄りに感じた。
それに、人類の偉業が実は嘘っぱちだったなんて、思いたくもないし信じたくもない。
人類の偉大な挑戦やパイロットたちの言葉を信じたい。
高校時代に映画館で観た。映画そのものよりも『未知との遭遇』の過剰なまでの予告編のほうが印象に残った・・・
60年代から始まった米ソの宇宙競争。冷戦の別の面をも感じることができるし、世界のリーダーであり続けたい米国の尊厳。アポロ計画も行き着いたら、次第に人気がなくなっているところも興味深い。そして情報操作や捏造という真実の重さ。前年には『ネットワーク』という映画もあったし、マスメディアの情報操作に政府の陰謀も加わったという社会派要素が満載。
観た当時には社会派映画の良さもわかってない頃だったけど、80年代に入って“飛行機は空を飛ばない”と信じてる人たちがいることや、反オカルト的な議論もあったし、90年以降にはミステリーサークルやネッシー写真は捏造だったと告白する人たちが現われて、なんだか自分の目で見た事象しか信じられない思い・・・そう感じなくても、殺されるんじゃないかと察した3人の宇宙飛行士たちの逃亡劇に興奮した記憶がある。
アメリカ建国200周年で沸いた1976年。その偉大なるアメリカの祝賀ムードの翌年、言ってみれば反米的というか、アメリカの闇の部分を描いた映画にはさすがに賞なんてものはないんだな。
そんな捏造説とその反論の対決も面白いけど、映画の中心は3人の宇宙飛行士の逃亡アクションと新聞記者(グールド)の熱意。数値の異常に気付いた友人のアパートへ行っても違う女性が住んでいたり、車のブレーキが利かなかったり、狙撃されたり・・・閉鎖された軍事施設で証拠をつかみ、農薬散布小型飛行機でヘリとの空中アクション。手に汗を握るシーンが満載だし、今のようにVFXを使ってないところが凄い。最後の合同葬儀で、ジェームズ・ブローリンとエリオット・グールドがスローモーションで走ってくるのが清々しい~強欲だけどイキな農薬散布会社社長のテリー・サバラスもgood
これぞ歴史に残る超大作、超一級のB級映画!
むちゃくちゃ面白い
宇宙コントロールセンターのシーン、複葉機とヘリとのカーチェイスならぬ、スカイチェイスはものすごい出来で感嘆するばかりだ
全くまどろむ事無く、猛烈な密度で楽しませてくれる最高のB級映画だ!
いや、面白いだけのB級映画で終る作品ではない
本作は21世紀に生きる我々に取っても現代的なテーマを提起しているのだ
いや当時以上の切実性のあるテーマなのだ
つまり、それはフェイクニュースだ
当時は政府の陰謀だと声高に叫べば良かったものが、現代ではメディア自体が陰謀を図り、嘘の真実を流す時代になってしまったのだ
そして本作の政府の様に都合の悪いことはメディア自体が隠蔽を図るのだ
無かった事にして報道しないのだ
都合の悪い論者はメディアが袋叩きにして炎上させ失脚させさえするのを21世紀の我々は目撃しているのだ
ニュースで流される真実は本当はどれがどこまでが真実なのか?
本作より深刻な状況にあるのが現代なのだ
その意味で本作は現代でも、いや現代だからこそ重要な意義を持つのだ
「アポロ13」のような話かと思ったら、突然連れ去られる乗組員達。 ...
「アポロ13」のような話かと思ったら、突然連れ去られる乗組員達。
何たる陰謀!そういやアポロの月面着陸にもこんな話があったな、あれは本当なのか?当初全面協力のNASAがこの内容がわかるや一切の協力を拒んだといういわく付き。
後半の逃亡劇、それはないわとか、絶対無理やろとかツッコミながら楽しめます。特にあの食事。イモトにやらせたい(笑)
ストーリーは最高に面白い。見て損の無い映画です。嘘はいけませんね。
火星に行けなかった理由
なんと下請け企業からnasaに不良品が納入されてしまったから、というのが笑える。
アメリカの製造業かダメになってる時期だから、さもありなん
さすが名作。
演出がこっていてすごく良く、撮影もとてもうまく良かった。
カーアクションがスリル満点。
スローモーションのシーンが魅力的。
最後は感動もの。
さすがハリウッドの名作だけあった。
本当にNASAは月におりたったのかな?
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