ランダム 存在の確率のレビュー・感想・評価
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ある暗闇の小道を通ると別次元の自分たちの世界に行く?
終ってみるとパラレルワールドの世界だとわかる作品だけど、終盤までは二人がいなくなると二人が戻ってくるみたいな整合性はあったのに、最後だけ嫌気のさしたエムが幸せそうな仲間たちのところに割り込んで行ってしまう・・・気持ちはわかるけど、自分を殺してしまったら大変だよ(笑) かなり低予算の映画みたいだけど、話は面白いから、もっと金掛けてほしい・・・
後半のたたみかけ
理論のことは分かんないけど、パラレルワールドってことでいいのかな? スリラー的な展開の序盤から、サバイバル的なニュアンスを帯びる終盤。 Dreaming of the day We have some alternative plans. ELLEGARDENの大好きな曲の歌詞が思い起こされるようなストーリーだった。 まぁね、誰でもありますよそりゃ。 あの時ちがった選択をしてたらどうなってたんだろうみたいな。
おもしろかったけど、観るの疲れた。 ラストシーン2つ目の指輪が趣あ...
おもしろかったけど、観るの疲れた。 ラストシーン2つ目の指輪が趣あってよかった。 でも友達の輪の中で、別れて別の女とくっついたりそういうのやめなよ笑
アイデア勝負
量子力学を学ばない人でもシュレーディンガーの猫のパラドックスは聞いたことがあるだろう。科学用語出せばもっともらしいが、フィクションとしてとらえれば怨念や未練が幽霊になる昔と大差はない。彗星接近とパラレルワールドのほつれの関係は不可解だがそもそも検証不可能な理論なのだからことさら理屈をこねても始まらない、天才が言っているのだから確かなのだろうがSF映画の不確実性の原理なのだろう。要はひねりの面白さであろう、残念ながら低予算の密室劇で空虚な内輪話を聞かされるだけ、クローン人間ものよりはミステリアスだが設定以外にひねりがないのは残念だ。原題のコヒーレンスとはレーザー光などの可干渉性だが邦題のランダムとは対極の意になる、無茶苦茶な映画にも取れるのはひねりとしてなら面白い。
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自宅にて鑑賞。原題"Coherence"。小品な印象は否めないが、アイデア勝負の一作。ミラー彗星の接近を機にシュレディンガーの猫と呼ばれる量子力学上の理論に沿った並行世界もので、まるで精神疾患者の頭の中を覘いている様な物語。徐々に訪問者が増え、登場人物達がホームパーティーに八人揃う前後の畳み掛ける様な会話で展開される前半に、ブツ切りの編集も取っ付き難かった。よくよく考えると理論的に矛盾した様な描写や展開もあるが、それらを逆手に取った様な開き直ったラスト。導入部を乗り越えれば愉しめる。60/100点。
・箱に詰める際、8人がサイコロを振り三色のライトがあるとの事で、6の8乗×3と云う計算がなされるが、8人には順列が無いのでこの数字(計算)は明らかにおかしい。更にE.フォクスラーとクレジットされたE.バルドーニ演じる“エム”が倒れるシーン、他の演者七人が集まる部屋の右側にブームマイクが写り込んでしまっている。
・エンドクレジットで"Galaxies"という曲のライター・パフォーマーに"Laura Viers"と表示されるが、正しくは"Laura Veirs"である。他にも細かな綻びやグーフシーンが散見出来る。
・“エム”のエミリー.バルドーニ(E.フォクスラー)を始め、“ベス”のエリザベス・グレイセン、“ローリー”のローレン・マハー、“リー”のローリーン・スカファリア、“ヒュー”のヒューゴ・アームストロングと、実名に由来すると思われる役名の出演者が多い。
・製作費は50,000ドルで、同じロケ地を使い、僅か五夜にて撮り終えたと云う。決め科白以外の多くはアドリブによるものだったらしい。
・鑑賞日:2016年5月1日(日)
パラレルな自分を殺したら…
彗星の接近で平行する世界が複数出現する密室SFスリラー。途中登場人物が知らないうちに入れ変わったりするので訳がわからなくなるが、頭の混乱も込みで楽しめた。分岐するというキーワード。壊れた携帯をもつ主人公が、外から見ていて羨ましいと感じたもう一人の自分を殺して朝を迎えるが、別の自分から電話がかかってきて幕。
謎が謎を呼ぶ
最初は平凡過ぎて、つまらなそうだなと思ったのですが、停電が起きてからは奇妙な世界へ迷い込んだ感じでした。 わかりづらいところもありましたが低予算ながらなかなか謎めいて面白かった。 着想はいいと思いますが、ちょっと頭がついてかないとこもあって疲れました。
よく分からないけど2回は見たくない
間延びしてつまらなかったということはないのでそこは評価してます。ただ、そこら中の家が全部主人公たちの家になっててどれがどれなんだかさっぱり分からず。最後に主人公が侵入した家は元の家だったのか?元の家に侵入していた別主人公を殺して戻ったのか?いやそれにしては取り巻きのあれが違うな…とかよく分からないので見る側を置いていってるかんじがしてマイナスです。
これ2回見ても分かるものですかね…
んー私はもう他の映画見ますね…となってしまう。
これだけは言えるのは、主人公の彼氏の元カノより主人公のほうが絶対良い女!それだけは間違いない笑
面白い。素晴らしい。
理解せず観て面白くないと感じてる人が多いみたいで残念です。こんな面白い映画を…。
途中経過から推測すると、エムも言っていたように一度暗闇を抜けると元の次元には戻ってこれません。なので最初に出て行ったアミールとヒューは戻ってきたときにはもう違う次元の人々なのです。
また、途中でエム、ケヴィン、ローリー、マイクの4人で外に出ますが、ここで4人が帰ってくる家もまた別の違う次元で、そのあとも同じようなことが繰り返されます。
終盤のエムの行動は、もう元通りにはならないであろう、不幸な世界(ケヴィンとローリーとの関係がエムにとって不快であるので)から抜け出して幸せな世界へと現実逃避で入り込もうとするわけです。
車で眠らせたその幸せな世界の住人エムはトイレで主人公エムによって殴られますが、翌日トイレからベスが出てきたことより、逃げ出したと予測できます。
なのでケヴィンの電話の相手は主人公エムがニセモノだという主旨の電話をかけてきたのでしょう。
何回観ても面白い。誰か内容をしっかりと理解した人と語り合いたいような映画です。
結末の行動ってなんで?
面白かった。B級なりの知恵とテクニックで魅了していき、時間を忘れせさせる。 よくわからない部分もあるが、それ込みでも十分に面白いと思える。 結末は、え…と言いたくなるが、それはそれでいいのかもしれない。 頭を整理して、もう一度観たくなる作品だった。 ただひとつ分からないのは、主人公のクライマックスの行動はなぜなんでしょうか?
ややこしさがクセになる
人物、空間、時間が複雑に絡み合ったシチュエーションスリラー。 途中、アレがコレでソレがアレ?んん、ソレがコレなのか??みたいな状態になるが、そんな脳内パニック状態が刺激的で面白い。 このタイプの映画に有りがちな、落とし処がチャチかったり、意味不明だったりということがなく、人間的で解りやすいラストは素直に好感がモテた。 CUBEのようなタイプの作品を探している人にはとてもオススメできる。 自分は全く知らない題名だったし、かなり地味な作品だが、実はかなりの良作だと思う。 どうでもいいのだけど、ドニー・ダーコとかメランコリアとか、彗星を題材にした作品のあの妙に憂鬱な感じは、とても自分好みなんだと思う。こーゆうの共感出来る人いないっすかね??
面白い!
異なる自分が存在する、そんなテーマから「アナザー・プラネット」を想像しましたが、全然違いました。結末こそありきたりでしたが、そうくるか!という展開で最後まで気持ちよく鑑賞。二度観ると変わる作品だと思います。
だんだんとこわい
とても面白い!
パラレルワールドものは
大体辻褄合わせが課題だが、
この作品はその部分を乗り越え
上手く描き切っている。
彗星が通過すると、
現実世界が交錯する。
シチュエーションスリラーにしては、
私たちの日常に潜んでいそうな
スリルを感じた。
非現実のようで、現実的。
見ていくうちに、理解が進み、
あの時のこれは、その後の
このシーンに繋がるのか!
といった発見があり、
その発見が哲学的な恐怖を生んでいた。
約503万通りの可能性の中に
迷い込んでしまった時、
元の場所には戻れない恐怖と、
自分以外誰も知らない恐怖が
支配し、ラストシーンにむかう。
主人公の取った行動は、
まぁそうなるよな、
といった感じ。
上手く描かれていた!見事!
ところで私たちの現実にもある
ドッペルゲンガーという言葉。
見ると死んでしまうと言われるが、
この作品はその事実に沿った内容なのでは。
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