杉原千畝 スギハラチウネのレビュー・感想・評価
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彼の名前は、一生忘れてはならない名前です!
杉原千畝。
この映画のおかげで、私の頭の中に彼の名前は深く刻まれました。
4万人ものユダヤ人難民を救い続けた、その勇気ある行動は感動の連続でした!
外交官だからこそなし得たビザ発行は、常に危険と隣り合わせでしたが、一枚一枚丁寧に根気強く書き続けた姿は、「英雄」以外の何者でもありません!
戦争が終わって年月が経っても、彼に命を救われた人々が、感謝の手紙や訪問を続けたというのですから驚きです‼
︎戦時中はたくさんの苦労がありましたが、妻の雪子の支えが、何度彼を救ったことか…。
妻の存在は本当に偉大でした!
知らなかった
第2次世界大戦時、ナチスに迫害されたユダヤ難民にビザを発給して救いの手を差し伸べた外交官・杉原千畝。
こういう方がいたなんて全然知らなかった。
堪能な語学と豊富な知識を駆使し、インテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として世界各国で諜報活動に携わった杉原千畝は、リトアニアの日本領事館に赴任し自ら構築した一大諜報網をもって混乱する世界情勢を分析し、日本に情報を送り続けた。
その一方で、日本政府の命令に背いてナチスに迫害されたユダヤ難民に日本通過のビザを発給し、6000人の命を救ったそうだ。
本当に素晴らしい映画でした。
杉原千畝にずっとついていった奥様も素晴らしいと思った。
学校の教材にすべきと偉人だと思った
日本のシンドラー杉原千畝
杉原千畝の伝記映画で一見テンポのいい作品に思えるが時系列的に並べているだけに思え、内容的にも淡々と?粛々と進んでて映画としては戦争映画にも関わらず、抑揚が少ない作品に感じました。唐沢寿明は適役だったと思えるし、かなり熱演していたと評価できるのですが、脇役らの配役はハマってるとも思えなかったし、正直演技の面でどうなんだろうと思える方もいて勿体ない作品だという印象でした。全体的にもう少し脚本と描写構成のバランスがあるとよかったと思う。
お役人の枠からはみ出した人
ナチスドイツが欧州を蹂躙しようとしていた時代、リトアニアの領事としてナチスとソ連からの圧力に耐え、脱出を図るユダヤ人にビザを発給し続けた杉原千畝氏の実話。
日本政府は戦後も杉原千畝氏の存在を否定し続け、認められたのは2000年というから情けない。
描かれる内容の割には映像に緊張感が薄い。
伝記ということで
「命のビザ」を発給した方というのを知ってましたが。それ以外の箇所も描かれていて、「ふむふむ」と見ました。
最初「字幕」と出てて、「日本映画なのになぜ?」と思ったら、ほとんど英語でしたね。そっか。
個人的には浜田岳さんの場面が、ぐっときましたね。
命のビザを発給しただけの人じゃあないということか
かといって太平洋戦争を回避しようとした情報戦に長けた外交官の描写が少なく、やっぱり二千人以上のユダヤ人を救ったところがメイン。ウラジオストクの根井三郎さんやフィリップスのリトアニア支店長の尽力もあって成されたことだということが知れてよかった。
千畝の嫁さんだけいつも着飾って浮世離れしてる感はあれど最後の「本当にピクニックに来たみたい」の台詞で、一番スパイ向きなのは嫁かと思ったり。ただエンドロールの本人画像が酷。小雪と比べられるって…
ペルソナ・ノン・グラータ(ラテン語: Persona non grata)とは、「厭わしい人物」「好ましからざる人物」を意味する、外交用語の一つ。
アメリカ人監督はこれだから
杉原千畝は,6,000 人を超えるポーランド系ユダヤ人の命を救った日本人外交官として昨今ようやく知られるようになった人物である。杉原の発給したビザは日本の永住を認めるものでなく,通過を認めるだけのものであるが,それでも,その地に留まったのでは生命の危機に見舞われるのが分かり切っている人にとっては,命を救うビザであった。外務省のビザ発給の方針は,当時も現在もそれほど違っておらず,最終目的地が明確で,渡航費が十分あることを証明しなければならない。これは渡航者の難民化を防ぐためのものであるとともに,悪意を持って入国しようとする者を防ぐためのものである。杉原がビザを発給した中には,映画にも描かれているように,その証明が十分にできない者も多数おり,外務省の方針としては当然それらはビザ発給を拒絶すべき対象であり,そうした者への発給を行わないようにという外務大臣訓令が度々発せられている。従って,杉原の行為は訓令違反であり,最悪の場合馘首される行為に他ならなかった。このため,戦後杉原は今でいうリストラに遭って外務省を去っている。
ユダヤ人をナチスから救った話としては,スピルバーグ監督が 1993 年に公開した「シンドラーのリスト」がよく知られているが,シンドラーが自社に必要な社員という証明書を出して救ったユダヤ人は 1,100 人ほどであったのに対し,杉原は日本領事館の領事代理という肩書きによって 2,000 枚以上のビザを発給し,6,000 人以上のユダヤ人の命を救ったことで知られている。ビザの枚数と人数が異なっているのは,1枚で家族全員分だったからである。もっとも,人数の話であれば,ソ連によって満州国境付近に強制入植させられた 20,000 人ものユダヤ人が,大戦前の 1938 年にソ連からの脱出を図って満州国境に押し掛け,入国を認められずに吹雪の中で立ち尽くしていたのを,関東軍の樋口季一郎少将と安江仙弘大佐が越権で入国を認めて救った数の方が上であり,この部下の行為を不問に付したばかりか,その後ドイツから寄せられた猛抗議を断固として拒絶したのが他ならぬ関東軍参謀の職にあった東条英機であったことを知る人は,日本人でもまだ少ない。
そもそも,何故ユダヤ人だけがそのような酷い目に遭わされたのかというと,古くはキリストを裏切って金貨 30 枚で敵に売り渡した弟子のユダがユダヤ教徒であったということに始まり,商売が上手くて金儲けに長けていた一方で,債権の取り立てに容赦がなく,シェークスピアの「ヴェニスの商人」に描かれているように,借金の返済のためなら命でも差し出せというような態度で臨むものが多かったためでもある。1935 年にナチスドイツによって制定された「ニュルンベルク法」はユダヤ人の市民権(人権)を法的に否定するものであり,財産権・生存権・裁判権の消失を意味したため,この映画の描いている時代は,ユダヤ人に対して財産の剥奪,不当な逮捕,裁判なしの処刑といったことが行われていた時代なのである。後にエスカレートしたこの政策は,強制収容所でのホロコーストを引き起こし,大戦終了までに全世界で命を失ったユダヤ人は 600 万人とも言われている。現代において,このような特定の民族を指定した立法で思い起こされるのは婆朝鮮の「親日罪」である。親日的と判断されただけで全財産を没収されるなどという悪法を自国で持ちながら,日本の総理をナチス呼ばわりするという愚劣極まる国民性は,今更言うまでもない唾棄すべきものである。
この映画には,残念ながら以上のような背景の説明は一切なく,ユダヤ人が如何に不当な扱いを受けていたかを描写したシーンもほんの僅かでしかなかった。シーンの多くは杉原の日常を客観的に描くのみであり,映画の序盤こそ緊張感の溢れるシーンがいくつかあったものの,中盤以降はあまり起伏もなく,これを辛抱強く最後まで見続けられるのは,駅伝中継を最初から最後まで見ていられる日本人だけではないかという気がした。ご当人が 1986 までご存命で,ご遺族もご健在であることから,史実でないことは描けなかったのであろうが,逆に,私が知っている話とは若干違った描写もいくつか見受けられた。例えば,一人一人に時間をかけながら対話をしてビザを発給したかのように描かれているが,実際には領事館の閉鎖が決まってから立ち退くまでの僅か2週間ほどで 2,000 人分を超えるのだから,大急ぎで寝る暇もなく書き続けたはずで,領事館を閉鎖してベルリンに出発する列車の中でまで書き,遂に出発時間が来て列車が動き始めた途端,並んでいたユダヤ人の群衆の中から万歳の歓声が上がったと記録にあるのに,スルーされていたのが本当に解せなかった。
杉原が訓令を無視して大量に発給したビザのことが外務省に知れると,それを無効とするように各地の大使館や領事館に通達が行ったため,ビザを手にしながら船や列車に乗れないという者が激増することになり,杉原の意を解して特殊な計らいを行う者が通過点にいなければ,折角のビザが無駄になってしまうことになる訳だが,ウラジオストックに赴任していた根井三郎がその役割を果たしたことが映画でしっかり描かれていたのは好ましいと思った。この場面で船の搭乗を監督していた乗組員を演じていた濱田岳の場面は,見ている方もこみ上げるものがあった。
主演の唐沢寿明は9割ほどの台詞が英語で,非常に頑張っていたと思うのだが,記録によれば杉浦は英語の他にドイツ語,フランス語,ロシア語に堪能で,どれもネイティブのような発音だったとされているので,もう少し頑張って欲しかったというのが率直な感想だった。妻役の小雪はあまり役に相応しいとは思えなかった。出て来る軍人がいずれも威圧的なプロトタイプ通りの人物ばかりだったのも不満だったし,日本に原爆が落とされたことを「その代わり生き残った人もいた」というアメリカ人の決まり文句そのままを台詞に入れた脚本家には非常に落胆させられた。音楽もはっきりしないもので,情景をなぞっているばかりであまり耳に残らなかった。「シンドラーのリスト」の音楽があれほど胸を打つのに比べたら,全く物足りないと言う他はなかった。エンドタイトルで歌謡曲を流さなかった点だけは評価できるが,いくら日本生まれであっても,所詮アメリカ人監督の作った映画でしかないという感じがした。映画の出来としては,昨日見た「海難 1890」に遠く及ばないという印象を受けた。
(映像4+脚本2+役者4+音楽3+演出3)×4= 64 点
杉原千畝を知るきっかけにはなった
正直、杉原千畝のことは知っていたが、どういう背景でヴィザ発給をしたかなど詳しいことは知らなかったので、こんな人がいたんだということを知ることにおいては大変勉強になった。
しかし、映画としては序盤のサスペンスフルなスパイ劇として描きたいのか、ヴィザ発給した人間性を描きたいのか、はたまたどういう一生を遂げたのか、焦点がボヤけてて残念だった。
ぶっちゃけ中途半端なシンドラーのリストのような感じがして感情移入できなかった。
ただ勉強にはなるので、DVDで見るならいいかも。
満足出来ない
杉原千畝氏が戦時中に諜報外交官とゆう裏の顔を持っていた事実も含めて単なる美談に終わらせなかった部分はいい。
しかし、恐らく杉原氏は芯は不器用で朴訥とした人柄だったように思う。
そこら辺が演じる唐沢寿明の器用さと鋭敏さがチラつくTV的演技ではどうもシックリこないのだ。(若い頃の阿藤快が演じたらさぞやハマったと思うが)
それから日本人キャストの芝居とセットに映画的奥行がなく平坦で、せっかくポーランドで撮った外国人俳優らとの芝居のリアリティと背景のキャメラの奥行とのマッチングが上手くいっていない。
そのキャメラにしても綺麗過ぎるとゆうか、別に【シンドラーのリスト】のヤヌス・カミンスキーばりに濃淡のハッキリしたモノクロでなんてムチャは云わないが、戦時下の不穏な空気感をもっとくすんだ感じで描いてほしかった。
外国の戦争映画ってそうゆう色合いに凄く気を使ってます。
想像してたより全然よかった!
台詞がすごくよかった!
台詞をもう一回聞くためだけに見たいくらい。
杉原千畝のことしか知らなかったけど、その周りの人の助けがあったんだって初めて知った。
戦争をよく知らない人でもちゃんとわかる話になってて、杉原千畝のスゴさがすごく伝わる映画やった。
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