「ヴィンセントが教えてくれたこと」ヴィンセントが教えてくれたこと I ❤︎CINEMAさんの映画レビュー(感想・評価)
ヴィンセントが教えてくれたこと
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前半は、ぶっきらぼうで、一見優しさや気遣いには程遠い老人ヴィンセントだった。
しかし、後半から今に至っているまでの背景や、実は内に秘めた優しさを垣間見ることになる。
痴呆症で夫を認識できない最愛の妻のケアを8年間欠かさず続けていたり、面倒くさがっても娼婦やオリバーの世話は投げ出さずにきちんと取り組むところ等、人情味に溢れ出た部分に触れる。
人は、一概に外見や表面上の態度だけではその人を語ることはできない。
娼婦のナオミワッツだって、口は悪いけどヴィンセントの世話や看病等、後半は尽くしている。
愛を持って人に接するとそれはきちんと相手に伝わるものだというシンプルだけどとても大事なメッセージを感じることができた。
全体的に、本当に悪い人が一人もいなかったことが観ていてとても晴れやかな気持ちになる映画だった。
誰かに紹介したくなる作品。
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