Mommy マミーのレビュー・感想・評価
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絶賛
文句無しの5つ星。
言動、感情表現の一つ一つが派手で突拍子もないようにに見えるけれど、なぜかリアリティーに満ちてる。
スティーブのスケボーカットは絵も美しく、可愛さの極限。
ラストのゴリラ顔で涙をこらえるダイアンの強さといったらない。すごく勇気づけられる。
主題歌もメッセージがピッタリハマっていて最高。
ADHDに対する恐怖に近い思いは抱いた。ただそれに真正面から対峙する2人?3人?の姿がもう、ずっと見てたくなるような痛々しさで。
病院に入れたのは希望を持ってるから。
ラストシーンは二人が死んで終わるとばかり思ってたけど、そんな生温い許し方をする訳がなかった。
希望と絶望はすごく近いものだと思い知らされた。
一個しか歳違わないなんて、嫉妬
愛だけではどうにもならないと施設の人に言われながら、愛だけで二人だけで障害も困難も乗り越えようとする話。
超ミニスカでヘビースモーカーで低学歴のダイアン、傍目には母親失格と映りそうやけどスティーブの全てを受け入れる愛情の深さ。キレてやばいときはしっかり逃げる冷静さも障害を言い訳に息子を甘やかさない強さもある。
スケボー乗ったりカート押したり走ったりしてるときのスティーブ、ほんと自由で気持ちよさそうで。母親に見守られて安心してはしゃげる。
カイラも交えて幸せな世界フォーエバー!ってかんじやったのに…どうにもならない現実ってこと?入院の場面で切なくなった。
架空の法律があるって設定やったけど、現実にも福祉とか思いやりの心とかいう綺麗事じゃ済まされないことは死ぬほどある。実際自分がダイアンの立場やったらあの法律のおかげで救われるかもしれんし。
でも最後まで愛を信じたいメッセージはがんがん伝わった。
てか画面の幅いつ正方形に戻ったんやろ?って見返したら、裁判所からの手紙のとこやった。はあ…
好き嫌いの分かれる映画
そもそも最初から彼の病気がどんなもので、こーやって親に育てられたらグレるだろうってレベルなのか、それを逸脱するほど人殺しってわけでも無い。けれど火傷は負わせてしまうなど攻撃的な一面を見せられると彼の病気の酷さが私に伝わってこなかったのと近所のオバ様の良さが伝わりづらかったかな?!良き友達、理解者?でも置いて引っ越す?!うーん…
だけど母親と別れて収容所にってシーンは目頭が熱くなりますね。
確かに手に負えない。負えないけど優しい一面もある。DV夫と一緒?だけど病気なんだよね。
ちなみにフィルムぽい撮り方の個性には共感できなかったけど好きって人もいると思うので、そこは個性ということで(^_^)
Amazign
センスを感じる
画角の遊びが素晴らしい スティーブの心情に合わせて画面が広がったり...
悪童っぷり
くじけそうになった時に思い出したい
正方形の画面で描かれる狭さ
途中まで見ていて、これはきっとハッピーエンドで終わるだろうと思っていた。だからなおさらあの終わり方は辛い。ダイアンはカイラに希望とか何とか言って笑顔で諭すけど、カイラが去った後の彼女から溢れる感情がすべてを語っている。
スティーブ、ダイアン親子の中に偶然加わったカイラ。彼女との出会いで画面は広くなる。この場合はスティーブの視野と言ってもいいだろう。
3人で並んでるシーンは印象的に描かれていて、世間と戦っているようにも見えた。
本当にこういう生活があったらどれだけ大変だろうかと思う。ダイアンの決断も分からなくはない。しかも彼女は希望を選んだと言っていた。
好きなシーンはスティーブがダイアンにmommyのネックレスを盗むシーンの前。音楽が秀逸で、色も考えられてる。すごく綺麗。全体的に流れる音楽がすごく良くて、スティーブの中にある純粋さとかが音になったような、綺麗さがある。
新しい演出なんだけど、どこか古き良きものを感じる作品でした。
あなたへ
愛とは?希望とは?私なりの答え
ルック ◯
シナリオ ◯
アクター◯
デプス◎
ラスト◯
オススメ◯ (人によって変わる)
本当に人によって評価は変わると思います。
愛とはなんなのか?愛と希望を持つことは大切。だが、どれか1つを捨てるとなるど、私ならどうするのか..... その選択肢を責められた時、どうするのか。
選択肢1つで人間は変わる。
この作品は答えが人によって違うと思うが、私なりの答えを探してみる。
グザヴィエ ドラン監督天才か!
撮影した時が25歳?でこのクオリティは鳥肌立ちました!
1:1画面面白いです〜新しい感覚の映像。役者の表情などが見やすくなった。何かしら意味のある撮影法なのかなと思った。いや〜考えさせられましたよ、いろいろ、これを見た後にカナダのs14法案という法律があった法がいいのか。なかった法がいいのかは、是非観てから決めてください。
この画角は面白い
心を激しく揺さぶる、グザヴィエ・ドランの圧倒的才能
よかったです
1:1から画面がひろがった時の解放感が忘れられません。おお、すごい広がったぞ、と。青空が気持ちいい。
廊下から部屋が撮られてるその距離感がなんか良かったです。いちいち考えて撮影されてそうだなあと思いました。
おふとんに埋もれるときのスローモーションもよかった。
回想の部分のうっとりしてしまうような素敵な映像から現実にしゅっと戻る感じがなんだかせつなくてうううん、となりました。
私は今まで映画をみるときどうしてもストーリーばかりを追ってしまったり意味を求めてしまったりするから、迷子になった時すぐにわからない、おもしろくないと思ってしまいがちだったけど、途中で「映画って写真と違って《動く》ってことや音の雰囲気や光の感じ、画面の切りとり方などを味わう芸術の一つなのかな」って自分なりに気付けたのが収穫でした。
もっと共感できたり納得できるところがあったら安心感があったとは思うけど、感情移入がそんなにできなかったからこそ、《映画》というものを味わえた気がします。
何だかわからないけどすごいものを観てしまったという衝撃がじんわり残っています。わたし的には母と子のヒューマンドラマというよりかは一つの芸術品としたほうがしっくりきます。
一回観るだけでは勿体無いので、今度は最初っから隅々まで楽しむためにもたくさん観たいです。
母の愛は無償
躍動感のある映像で最後まで見入ってしまった。
シングルマザーのダイアンはADHDという障害を持つ息子スティーブとの生活に奮闘し、向かいにすむ教師のカイラも交えて幸せな日々を過ごしていたが、残酷なクラブでのシーンや手首を切る場面は胸がえぐられた。
それでも母ダイアンの愛が見る者を支える。
母の葛藤と苦悩の描き方も素晴らしい
4.0 愛がテーマの家族の絆の物語。そんな物語だけど安っぽさが一切...
グザヴィエ・ドラン作品、次回にも期待
昔も発達障害を抱えた人は居ただろうけれど、昔と違って現代社会には居場所がない。こういう家族はどんどん増えるだろう。
どうしようもない生きづらさ。
そこには悪気はない。
極めて素直な親子が社会の中でもがき続ける。
他者が偏見のメガネを外せば、その2人の素直さに惹かれるのはごく自然だけれど、付き合い続けることは自分の心身にもリスクを伴う。
どうしようもない生きづらさが広まっていく。
現代はそういう時代。
そういうことが社会に存在することを知らずに過ごすことは可能だし、気づいても目をそらして生きていくことは可能な現代。格差社会を物心両面で解消するにはこのような映画で社会認知を高めるのはとても効果的。
グザヴィエ・ドランの着眼点・演出は素晴らしい。
彼の次作に期待しています。
八方塞がり
画面は正方形でやたらアップで窮屈だし、カット割り多くて複雑で分かりにくいと思ってたけど、登場人物たちの内面を表してるのだと気付いたら、映画の素晴らしさや芸術性より難しさが気になった。
映画って素人じゃ撮れないんだなぁと…
障害を持った息子とシングルマザーの苦悩を真正面から捉えてて辛かった。救われるのは、息子の無邪気さと暴力性の中に母親への愛を感じられた事。
悲しいのは母親の努力が伝わらない事だった。
スゴく辛くて切なくて、時々微笑ましいのだけど、やっぱり自分がと思うと、大変なんだろうと思った。
母親が望む息子の将来を思うシーンは美しく切なかった。
これからも続く救われない日々を思うと辛い。最後の母親の台詞は動転しないように自分に言い聞かせてる姿も観てられなかった。
母親、息子、向かいの人妻みんな素晴らしい演技だった。
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