Mommy マミーのレビュー・感想・評価
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絶句…
ちょっと前から気になっていた作品だったので鑑賞したが、鑑賞時に何度も鳥肌が立つ映画だった。
まずこの作品の素晴らしいのはグザビエ・ドラン監督の演出であり、独特な映画の雰囲気を醸しだしている。それに加えて音楽もかなり良く、映像にマッチしていた。ほぼ全シーンで画面両サイドをカットした映像で、ダイアン、あるいはスティーブの気持ちが解放された瞬間に両サイドまで映像が広がるという演出は見事だった。アングルも素晴らしく、キャストの心情が良く伝わった。
ストーリーとしてはラストが全く読めず、常に鑑賞時は不思議な感覚に陥った。こんな映画は初めてでとにかく見入ってしまった。結婚し、子供が出来たら親は子をずっと愛する、そして子も親を愛する。でも、子供は成長するにつれ、親から離れ、親からの愛情の一方通行になる。その点がまだ若い私の心にとても響いた。
大好きな作品となった。
オレ 3 一般 3かな 玄人受け、好き嫌い多い 映画通なら言いそう...
絶賛
一個しか歳違わないなんて、嫉妬
愛だけではどうにもならないと施設の人に言われながら、愛だけで二人だけで障害も困難も乗り越えようとする話。
超ミニスカでヘビースモーカーで低学歴のダイアン、傍目には母親失格と映りそうやけどスティーブの全てを受け入れる愛情の深さ。キレてやばいときはしっかり逃げる冷静さも障害を言い訳に息子を甘やかさない強さもある。
スケボー乗ったりカート押したり走ったりしてるときのスティーブ、ほんと自由で気持ちよさそうで。母親に見守られて安心してはしゃげる。
カイラも交えて幸せな世界フォーエバー!ってかんじやったのに…どうにもならない現実ってこと?入院の場面で切なくなった。
架空の法律があるって設定やったけど、現実にも福祉とか思いやりの心とかいう綺麗事じゃ済まされないことは死ぬほどある。実際自分がダイアンの立場やったらあの法律のおかげで救われるかもしれんし。
でも最後まで愛を信じたいメッセージはがんがん伝わった。
てか画面の幅いつ正方形に戻ったんやろ?って見返したら、裁判所からの手紙のとこやった。はあ…
好き嫌いの分かれる映画
そもそも最初から彼の病気がどんなもので、こーやって親に育てられたらグレるだろうってレベルなのか、それを逸脱するほど人殺しってわけでも無い。けれど火傷は負わせてしまうなど攻撃的な一面を見せられると彼の病気の酷さが私に伝わってこなかったのと近所のオバ様の良さが伝わりづらかったかな?!良き友達、理解者?でも置いて引っ越す?!うーん…
だけど母親と別れて収容所にってシーンは目頭が熱くなりますね。
確かに手に負えない。負えないけど優しい一面もある。DV夫と一緒?だけど病気なんだよね。
ちなみにフィルムぽい撮り方の個性には共感できなかったけど好きって人もいると思うので、そこは個性ということで(^_^)
Amazign
センスを感じる
画角の遊びが素晴らしい スティーブの心情に合わせて画面が広がったり...
悪童っぷり
くじけそうになった時に思い出したい
正方形の画面で描かれる狭さ
途中まで見ていて、これはきっとハッピーエンドで終わるだろうと思っていた。だからなおさらあの終わり方は辛い。ダイアンはカイラに希望とか何とか言って笑顔で諭すけど、カイラが去った後の彼女から溢れる感情がすべてを語っている。
スティーブ、ダイアン親子の中に偶然加わったカイラ。彼女との出会いで画面は広くなる。この場合はスティーブの視野と言ってもいいだろう。
3人で並んでるシーンは印象的に描かれていて、世間と戦っているようにも見えた。
本当にこういう生活があったらどれだけ大変だろうかと思う。ダイアンの決断も分からなくはない。しかも彼女は希望を選んだと言っていた。
好きなシーンはスティーブがダイアンにmommyのネックレスを盗むシーンの前。音楽が秀逸で、色も考えられてる。すごく綺麗。全体的に流れる音楽がすごく良くて、スティーブの中にある純粋さとかが音になったような、綺麗さがある。
新しい演出なんだけど、どこか古き良きものを感じる作品でした。
あなたへ
愛とは?希望とは?私なりの答え
ルック ◯
シナリオ ◯
アクター◯
デプス◎
ラスト◯
オススメ◯ (人によって変わる)
本当に人によって評価は変わると思います。
愛とはなんなのか?愛と希望を持つことは大切。だが、どれか1つを捨てるとなるど、私ならどうするのか..... その選択肢を責められた時、どうするのか。
選択肢1つで人間は変わる。
この作品は答えが人によって違うと思うが、私なりの答えを探してみる。
グザヴィエ ドラン監督天才か!
撮影した時が25歳?でこのクオリティは鳥肌立ちました!
1:1画面面白いです〜新しい感覚の映像。役者の表情などが見やすくなった。何かしら意味のある撮影法なのかなと思った。いや〜考えさせられましたよ、いろいろ、これを見た後にカナダのs14法案という法律があった法がいいのか。なかった法がいいのかは、是非観てから決めてください。
この画角は面白い
心を激しく揺さぶる、グザヴィエ・ドランの圧倒的才能
よかったです
1:1から画面がひろがった時の解放感が忘れられません。おお、すごい広がったぞ、と。青空が気持ちいい。
廊下から部屋が撮られてるその距離感がなんか良かったです。いちいち考えて撮影されてそうだなあと思いました。
おふとんに埋もれるときのスローモーションもよかった。
回想の部分のうっとりしてしまうような素敵な映像から現実にしゅっと戻る感じがなんだかせつなくてうううん、となりました。
私は今まで映画をみるときどうしてもストーリーばかりを追ってしまったり意味を求めてしまったりするから、迷子になった時すぐにわからない、おもしろくないと思ってしまいがちだったけど、途中で「映画って写真と違って《動く》ってことや音の雰囲気や光の感じ、画面の切りとり方などを味わう芸術の一つなのかな」って自分なりに気付けたのが収穫でした。
もっと共感できたり納得できるところがあったら安心感があったとは思うけど、感情移入がそんなにできなかったからこそ、《映画》というものを味わえた気がします。
何だかわからないけどすごいものを観てしまったという衝撃がじんわり残っています。わたし的には母と子のヒューマンドラマというよりかは一つの芸術品としたほうがしっくりきます。
一回観るだけでは勿体無いので、今度は最初っから隅々まで楽しむためにもたくさん観たいです。
母の愛は無償
躍動感のある映像で最後まで見入ってしまった。
シングルマザーのダイアンはADHDという障害を持つ息子スティーブとの生活に奮闘し、向かいにすむ教師のカイラも交えて幸せな日々を過ごしていたが、残酷なクラブでのシーンや手首を切る場面は胸がえぐられた。
それでも母ダイアンの愛が見る者を支える。
母の葛藤と苦悩の描き方も素晴らしい
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