リピーテッドのレビュー・感想・評価
全81件中、61~80件目を表示
ナイスアイロン
クリスティーン、40歳、記憶喪失。
一旦眠りにつくと、昨日のことを忘れ20代の頃まで記憶が戻ってしまう。
担当医師に渡されたLUMIXを頼りに昨日までの自分を思い出し、なんとか記憶を取り戻そうともがく。
「アヒルと鴨のコインロッカー」でも使われたような叙述トリックを映像化。
こいつが怪しいな、あ違うのかな、やっぱりそうか、という映画。
大体想像は付くが、マイクが偽の夫を演じるという方法を取らざるを得なかった確信の説明が不足しておりすっきりしないし、記憶喪失の設定をもう少し活かしてハラハラドキドキをもっと展開させたり、もうちょっと織り込んで2時間の映画にしても良かったのでは??
そんななかでも一番の見処は、標題の通り。
マイクに足首を捕まれ強い力で引っ張られるうつ伏せのクリスティーン。
10㎝ほどの隙間の空いたクローゼットに手がかかるも、蝋の聞いた引き戸はマイクの力に抵抗することなく実に素直にオープンした。しかし、そのクローゼットに待ち構えていたのは、eye of the tigerを纏ったエイドリアン、カリフォルニア地獄のsixty、編み物が得意な刑事、すなわち鋼鉄製のアイロンが待っていた。
「オレに何か用かい?」
彼は何とも頼もしげなようすでクリスティーンに問いかけた。
_
あと、最期に出てくる少年アダムの生え際が心配だ。
彼はブルース・ウィリス、ニコラス・ケイジのような大物の風格を頭部に秘めている。
ラストがな~
もともとの事件が事件なのでサスペンス度はグッと下がっちゃいますけど
犯人がわかってから(というか配役で最初からうすうすわかるんだけど)見直すと、コリンファース演じるベンの壊れ方が凄くうまいなあと思っちゃいます。
多くの方が評価しておられるようにこの映画は内容よりも俳優さんたちの演技を楽しめばそれで善しとするべきでしょう
しかし、本物ベンはちょっとなあ~
クリスもちょっとがっかりしてたように感じたのは私だけでしょうか
20151109 ハラハラした。
一度観てみたかった作品一つ。一つ一つ、記憶の断片から積み重ねられた真実にドキドキ、ハラハラしました。あれ、これって…ときづいたところも、ラストまでにはしっかりとフォローあり。映像も特徴的なシーンが多かったです。
ミニレビュー
溜まるフラストレーション…
一言で言うなら…「もったいない!」、そんな一本。
今日の記憶を繰り返す、記憶障害の妻の疑心暗鬼と嘘と誠…と、レシピはこんなに美味しそうなのに。
ニコキもコリンも、背筋が震えるような演技を魅せてくれるのに。
その主人公に一切共感出来ない、意地の悪さも今の世に心地良いのに。
ストーリーが単調で展開が読めてしまうのは、どうにも頂けなかった!涙
カメラや傷跡(コレのみミスリードされた)の設定。
同シーンの役者を変えての演出(久しぶりに見たけど、ミステリにはやはり効果的だね)など。
工夫は良かったんだけど…
原作ありき、とは言え今の時代にもうふた捻りくらいして欲しかった!涙
観る前の予想のまんまに展開が進んでもなぁ…
主人公女性も、これじゃ自業自得マンマだもんな…
古いレシピを今の時代にそのまんま再現しても駄目だし。
申し訳ないがコンビニのオニギリに、三ツ星で使うような食材を使われても美味しさを正当評価は難しいよ。
脚本のアレンジが足らず、話が凡庸になったのだけが残念な作品。
豪華キャストを揃えた凡作
演技巧者達が粘度の高い演技で魅せる作品。
毎朝記憶がリセットされる女。
献身的だが言動の節々に違和感が残る夫。
過去の自分が夫に内緒で雇った医者。
話を推進する登場人物は当該三名のみ。
話の規模感は比較的小規模ですが。
三名の演技巧者達が粘度の高い演技をジットリジックリと。
画面全体に緊迫感、不穏感が溢れており話に惹き込まれました。
特筆すべきは主役クリスティーンを演じるニコール・キッドマン。
朝目覚めた時の不安気な表情。
状況を呑み込み始めるが不信感が拭いきれない表情。
兎にも角にも不信感を抱いた表情の豊かさにグッときました。
正直、話自体は呑み込み難い部分が無い訳では無い。
クリスティーンが喪失している過去の記憶部分。
虚実が入り混じり過ぎて本当の前後関係が見え難い。
見え難いが故に……真実が見えた……と思しき瞬間のカタルシスが若干弱い。
また部分部分で雑さを感じる部分も。
約15年分の記憶が無いクリスティーンが周りのハイテク機器を自然に使う姿には逆に違和感を覚えました。
実年齢40歳の人間が20代前半以降の記憶を喪失する。
それが故の生活のし難さに触れた部分が殆ど無かった点は残念でした。
演技巧者達が粘度の高い演技で魅せる本作。
細かい部分の螺子がキチンと締まっていれば、と少々残念な部分もありますが。
上映時間92分をジックリと楽しめる作品だと思います。
オススメです。
もったいないな〜
記憶の持つ重要性。教えてくれる女性愛。
【賛否両論チェック】
賛:設定が斬新で、後半で明かされる真相も痛快。上映時間も短めなので、手軽に観られそう。
否:そこまで極端に奇想天外な真実ではないので、先読み出来てしまう人もいそう。
“記憶が1日しか持たない”という設定が斬新で、その中で主人公がなんとか明日の自分にメッセージを残そうと奮闘する姿が印象的です。そして徐々に明らかになっていく驚愕の真実に、一本取られる感じもまた痛快です。雰囲気としては「記憶探偵と鍵のかかった少女」に近いものがあるでしょうか。マーク・ストロングも出てらっしゃいますし(笑)。
ありがちと言えばありがちですが、なかなか読めそうで読めないサスペンスですので、ミステリー好きな方には是非オススメです。
翻弄された!
1日しか記憶が持たない記憶障害の女性が、真実を突き止めていく話。
内容としてはとても面白い。初見では誰が本当で嘘なのか全く分からなかったと思うので、全体的に目が離せない作りになっている。これはサスペンス?映画だと思うが、暴力的な怖さではなく、実に犯人というか人間の怖さをうまく表現していると感じた。サスペンス映画によくある上映時間が長いということもなく90分で収まっていて見やすい。故に少し進みが順調と感じる人もいるかもしれない。
コリンファースは何を考えているのか表情から全く読みとれない。この映画に的していると感じた。
帰り道が恐くなった
世の評価よりは面白い
Rotten Tomatoesでは半々の評価のようですが、面白いと思いました。やはりNicole Kidmanは映画を観るたびに顔が違って演技の幅が広いと思う一方、それでいていつもきれい。
内容は「メメント」を思わせるけれど、二番煎じ感はない。しかし少し記憶の戻りが順調すぎたり、記憶障害という状態に順応が早いけれど、脳はまだまだ不明な点が多いため必ずしも非現実とはいえないあたりがずるいと思った。
どう来るか考えながら観ていたけれど最後は騙された。でもその後は少ししつこかったかな。
最近の映画ではやたらfuckが連呼されているけれど、本作ではNicoleとColin Firthがそれぞれ2回ずつ言うだけ。紳士淑女が突然叫ぶからこそこういう言葉には怖さがある。
全81件中、61~80件目を表示










