アメリカン・スナイパーのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
IMAXにて鑑賞。
目や耳では楽しめたが、心はあまり満たされなかった。特に戦場の仲間との人間関係の描写が少なく、あくまで主人公を軸に他には軽くタッチする程度で、主人公が悲しんでいても、自分とは距離感ができてしまった。もっと仲間との関係を掘り下げて、なんでPTSDになってしまったのか、その決定打があっても演出的には面白かったのではないか。リアリティーと言えばおしまいだが、緩急がなかったのは残念。この距離を短くするには、やはり脚本の力にかかっているのではないか。しかしながら、臨場感は素晴らしいものがあったと思います。
ドキドキさせられる
わぉ
うーん
ただ淡々と
(´-`).。oOやるせない、
暗かった
戦争の暗い側面をとても暗く描いていて暗い気持ちになった。イラク戦争やアラブとのアメリカは弱い者いじめをしているような印象があったのだが、アメリカ軍の兵士も手ごわいアラブの兵士に充分ビビっており、苦しい戦いをしていた。
狙撃は、自分は安全な場所にいて敵をこっそり狙い撃つ行為で、どこか後ろめたい気持ちがありそうだった。彼が屋上から地面に降りて海兵隊と一緒に戦うところは、狙撃の爽快な感じがなく泥臭く危険で怖かった。
命がけで戦い、合計4回もイラクに行っているのに、奥さんは気軽に文句を言っていて嫌だった。その批判はイラク兵の銃弾と同じレベルで彼を苛んでいるのではないだろうか。
伝説と呼ばれ、喜ぶどころか当惑しているところが印象的だった。
IMAXシアターで見たのだが、それほどド迫力ではなかった。普通の劇場でよかったのではないだろうか。
鮮やかで確かな見応え満喫
戦争と人間
冒頭、カイルは母と子供を標的にする。
確かに行き詰まるシーンではあるが、それはカイルが初めての標的に対峙したという緊迫感であった。1回目の派遣。
妻は気づく。
ふたりの間に子供が生まれ、最高のときのはずなのに、夫の様子がすこしおかしいと。話しかけても虚空を見つめる夫をみた。
2、3回目の派遣。
イラクの子供がバズーカ砲をもって、アメリカ兵に向かっていこうとしている。カイルは撃たなくちゃならないじゃないか。
「やめろ、早く捨てろ!くそガキめ」と心の中で叫ぶ。子供はその行為が怖くなって、途中でバズーカ砲を捨てる。カイルはふっ〜と深いため息をつく。
ふたりめの子供が生まれ、ガラス窓越しに見る。その愛くるしい姿をみる。だが、その赤ちゃんが泣いているのをみて、突然カイルは怒鳴り声をあげる。「俺のベイビーが泣いてるじゃないか、早く、あやしてやれ!」と。
そのとき、彼の頭に浮かんだこと。
あのときのイランの子供とガラスの向こうにいる自分の子供。
どう違うんだ?
生まれが違う。親が違う。国が違う。
でも、それって子供たちのせいか?
そう考えると、迷う自分がいる。疑問に思う自分がいる。
そして、4回めの派遣。
イラクの最強の狙撃兵を撃つ。この相手によって、どれだけのアメリカ兵が命を落としたか。考えられないほどの時空を飛んで、カイルの弾丸はイラクの狙撃兵を仕留める。
カイルは、その間、女子供を含めイラク人160人も狙撃してレジェントと呼ばれていた。
そのカイルも、例外はなかった。そう、PTSDが襲いかかってくる。
フラッシュバックに襲われる。恐怖のシーン、残酷なシーン。
そして、自分の弾丸がイラクの人の命を奪ったことを。
その病も、同じように心の傷、体の傷を負った同じアメリカ帰還兵への支援ボランティアによって癒されつつあったのだが。
しかし、カイルは精神に異常を負った帰還兵によって撃たれ命を絶つことになるのだ。妻が最後に見たのはカイルと帰還兵の後ろ姿だった。
まさに報復の連鎖、敵兵だけでなく、自分サイドだと考えている人にもその連鎖は始まっているのだ。
いま、日本にもIS(イスラム国)によるテロリズムの標的が言われている。そう、その報復の連鎖のなかに巻き込まれてしまったのだと思う。
僕を含め普通の人々を襲う恐怖の連鎖、報復の連鎖。
その原点の立ち戻ってみてもも無駄なんだろうか?
勇ましい言葉だけでなく、深く考えてみなくてはと思う。
これが“戦争”。悲惨かつ壮絶な戦場の真実。
【賛否両論チェック】
賛:心を蝕まれていく主人公を通して、戦争の悲惨さがこれでもかと描かれていく。戦場のリアルな緊迫感も伝わってくる。
否:当然ではあるが、アメリカ側から観た戦争しか描かれない。残酷な描写もかなりあり。
元来は1人の心優しい夫だった主人公が、戦場から帰ってくる度にふさぎ込むようになり、些細な物音や他人の行動に過敏になっていく様が、非常にリアルに描かれていて、胸が痛みます。そして、そんな主人公が命がけの任務に就いていた戦場での、どこから敵が襲ってくるか分からない恐怖や、大切な仲間を殺される哀しさも、克明に描かれていきます。自伝の映画化なので、勿論アメリカから見た戦争の真実しか描かれてはいませんが、それでも戦争の悲惨さを伝えるのには、充分すぎるほど重厚な物語に仕上がっています。
R-15なので、残酷な描写も結構あります。その辺はご注意を。心に残る1本といえそうです。
刺さる映画でした。。
アメリカンスナイパー、すごい映画でした。
リアルタイムな緊迫感が鬼気迫る
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