アメリカン・スナイパーのレビュー・感想・評価
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IMAXにて鑑賞。 目や耳では楽しめたが、心はあまり満たされなかっ...
IMAXにて鑑賞。
目や耳では楽しめたが、心はあまり満たされなかった。特に戦場の仲間との人間関係の描写が少なく、あくまで主人公を軸に他には軽くタッチする程度で、主人公が悲しんでいても、自分とは距離感ができてしまった。もっと仲間との関係を掘り下げて、なんでPTSDになってしまったのか、その決定打があっても演出的には面白かったのではないか。リアリティーと言えばおしまいだが、緩急がなかったのは残念。この距離を短くするには、やはり脚本の力にかかっているのではないか。しかしながら、臨場感は素晴らしいものがあったと思います。
ドキドキさせられる
話はトントンと進んでいるので、しつこい感じは一切ありませんが、描写がリアルなので小さいお子様には向いてないかと思います。
内容は詳しくは話しませんが家族のことやいろいろなことを考えさせられる映画だと思います
わぉ
実際の人物を演じるとあってブラットリークーパーが18kgの増量に挑みシールド並の肉体を手に入れてからの撮影でしたが決して演じにくい役ではなく彼もやりやすかったと思います。
内容は主人公が伝説のスナイパーなんですが、その戦場でのトラウマなどが家庭に影響されていってどうなるか?って感じなんですがこの2つの切り替えが観客にもわからやすくなっていて最後の数人の兵士が敵何十人にも襲われるシーンでは久しぶりに映画館で鼓動が高まりました笑
観て損はない作品です
うーん
この手の映画は大好物だし…
ぜひみなさんに観て欲しいので星4つ。
だけど自分はみなさんがレビューに書かれてるほどグッときませんでした。
主人公のスナイパーとしての腕前の凄さとか、市街戦の緊迫感が…今ひとつ説得力にかけると言うか…もう少し脚本を練って欲しかったなと思います。
テキサスのど田舎の愛国心むき出しのマッチョなカーボーイに共感できる部分が少なかったのかもしれません。
アカデミー逃したのも納得です。
期待しすぎたのかも
ただ淡々と
戦場で撃ち合う人間それぞれに、家族がいて、人生があって、信念があって。
それをドキュメンタリーの如く、ただ淡々と映し出される。
この人間の性、負のスパイラルに終わりはないと思い知らされ、残るは虚無感。
これをイーストウッドが撮って、アカデミーにノミネートまでされたということは、アメリカにとって深い意味があるような気がします。
(´-`).。oOやるせない、
悪がいない映画、いいね。
敵のスナイパーの奥さんをちゃんと描いていて素敵だと思いました。
アラブが戦争する意味、白人を憎む意味を考えなくてはいけないし、アメリカの一方的な正義の
影響と重要性も理解しなければならないといけないでしょうね。
最後はあっけなく、、、なんですがこのあっけなくが空虚感、虚無感を増幅させやるせなくなります。
後味悪いですよ。
暗かった
戦争の暗い側面をとても暗く描いていて暗い気持ちになった。イラク戦争やアラブとのアメリカは弱い者いじめをしているような印象があったのだが、アメリカ軍の兵士も手ごわいアラブの兵士に充分ビビっており、苦しい戦いをしていた。
狙撃は、自分は安全な場所にいて敵をこっそり狙い撃つ行為で、どこか後ろめたい気持ちがありそうだった。彼が屋上から地面に降りて海兵隊と一緒に戦うところは、狙撃の爽快な感じがなく泥臭く危険で怖かった。
命がけで戦い、合計4回もイラクに行っているのに、奥さんは気軽に文句を言っていて嫌だった。その批判はイラク兵の銃弾と同じレベルで彼を苛んでいるのではないだろうか。
伝説と呼ばれ、喜ぶどころか当惑しているところが印象的だった。
IMAXシアターで見たのだが、それほどド迫力ではなかった。普通の劇場でよかったのではないだろうか。
鮮やかで確かな見応え満喫
仲間を守り、祖国を、家族を守るため男は引き金に手をかける。
戦場体験を硬質に描写しながら、
クリス・カイルの苦悩と立ち直っていく様に寄り添うイーストウッドの巧技。
命を奪いあう極限をすれば誰でも心に傷を負うでしょう。
そんな当たり前の事実にしっかりと目を向けて描き出してゆく。
『守り抜く決意』への答えは果たして存在するのかを問われる無音のエンドクレジットが胸に染みる。
戦争と人間
冒頭、カイルは母と子供を標的にする。
確かに行き詰まるシーンではあるが、それはカイルが初めての標的に対峙したという緊迫感であった。1回目の派遣。
妻は気づく。
ふたりの間に子供が生まれ、最高のときのはずなのに、夫の様子がすこしおかしいと。話しかけても虚空を見つめる夫をみた。
2、3回目の派遣。
イラクの子供がバズーカ砲をもって、アメリカ兵に向かっていこうとしている。カイルは撃たなくちゃならないじゃないか。
「やめろ、早く捨てろ!くそガキめ」と心の中で叫ぶ。子供はその行為が怖くなって、途中でバズーカ砲を捨てる。カイルはふっ〜と深いため息をつく。
ふたりめの子供が生まれ、ガラス窓越しに見る。その愛くるしい姿をみる。だが、その赤ちゃんが泣いているのをみて、突然カイルは怒鳴り声をあげる。「俺のベイビーが泣いてるじゃないか、早く、あやしてやれ!」と。
そのとき、彼の頭に浮かんだこと。
あのときのイランの子供とガラスの向こうにいる自分の子供。
どう違うんだ?
生まれが違う。親が違う。国が違う。
でも、それって子供たちのせいか?
そう考えると、迷う自分がいる。疑問に思う自分がいる。
そして、4回めの派遣。
イラクの最強の狙撃兵を撃つ。この相手によって、どれだけのアメリカ兵が命を落としたか。考えられないほどの時空を飛んで、カイルの弾丸はイラクの狙撃兵を仕留める。
カイルは、その間、女子供を含めイラク人160人も狙撃してレジェントと呼ばれていた。
そのカイルも、例外はなかった。そう、PTSDが襲いかかってくる。
フラッシュバックに襲われる。恐怖のシーン、残酷なシーン。
そして、自分の弾丸がイラクの人の命を奪ったことを。
その病も、同じように心の傷、体の傷を負った同じアメリカ帰還兵への支援ボランティアによって癒されつつあったのだが。
しかし、カイルは精神に異常を負った帰還兵によって撃たれ命を絶つことになるのだ。妻が最後に見たのはカイルと帰還兵の後ろ姿だった。
まさに報復の連鎖、敵兵だけでなく、自分サイドだと考えている人にもその連鎖は始まっているのだ。
いま、日本にもIS(イスラム国)によるテロリズムの標的が言われている。そう、その報復の連鎖のなかに巻き込まれてしまったのだと思う。
僕を含め普通の人々を襲う恐怖の連鎖、報復の連鎖。
その原点の立ち戻ってみてもも無駄なんだろうか?
勇ましい言葉だけでなく、深く考えてみなくてはと思う。
これが“戦争”。悲惨かつ壮絶な戦場の真実。
【賛否両論チェック】
賛:心を蝕まれていく主人公を通して、戦争の悲惨さがこれでもかと描かれていく。戦場のリアルな緊迫感も伝わってくる。
否:当然ではあるが、アメリカ側から観た戦争しか描かれない。残酷な描写もかなりあり。
元来は1人の心優しい夫だった主人公が、戦場から帰ってくる度にふさぎ込むようになり、些細な物音や他人の行動に過敏になっていく様が、非常にリアルに描かれていて、胸が痛みます。そして、そんな主人公が命がけの任務に就いていた戦場での、どこから敵が襲ってくるか分からない恐怖や、大切な仲間を殺される哀しさも、克明に描かれていきます。自伝の映画化なので、勿論アメリカから見た戦争の真実しか描かれてはいませんが、それでも戦争の悲惨さを伝えるのには、充分すぎるほど重厚な物語に仕上がっています。
R-15なので、残酷な描写も結構あります。その辺はご注意を。心に残る1本といえそうです。
刺さる映画でした。。
点数の高い評価をされてる皆さんとほぼ同じ評価ですね。
クリス本人の意思などを尊重して丁寧に作られた作品です。
映画としての側面でいうと、さすがイーストウッド作品です。
演出は秀逸だと思いました。
カット割りというか。。対比が上手いと思いました。
最後まで泣くようなシーンもないのですけど。。
僕は、あの。。エンドクレジットでいきなり涙が止まらなくなりました。
もし、これから鑑賞されるなら真剣に観て。。
そして、あのエンドクレジットを最後まで観て欲しいと思いました。
僕以外の観客は・・エンドクレジットが流れ出して全員。。
まるで、避難でもするかのように劇場をあとにしましたけどね。
アメリカンスナイパー、すごい映画でした。
重たいですね、いままで観た戦争映画とはまた違う観点から鋭く、激しく、哀しく、辛く心を突かれた感じです。
構成がわかりやすくて、緊迫感に引き込まれて行きます。
人は変わるし変われる。
運命って、自分自身が導くものなのかなって思いましたね。
リアルタイムな緊迫感が鬼気迫る
この映画についての知識は無かったが前田有一氏のサイトでの評価が高く、内容的にもリアルタイムな話だということでレイトショーで鑑賞しました。
勧善懲悪モノのエンタテイメントではなく、まさしく現在のアメリカの悩みがそのまま現れた素直な作品だと感じた。
エンドロールで実在の人物だったことを見せる手法はアルゴを思い出される。テーマも中東での実話を元にした話なので通じるものもあるかもしれない。
大きくハラハラドキドキすることや考えさせられることは無いが眠くはならないが後半間延びすることもあり、その点が星4ということです。
ひきずる映画・・
公開初日・・見てきました。
レイト11時過ぎからの上映でもお客さん結構入ってましたw
イラクの戦場に4回派遣され米軍史上最多の160人を射殺した伝説のスナイパークリス・カイルと言う人物を映画化した作品。
戦場での目を背けたくなる映像や
テロリストとの人間とは思えない行動
緊迫感はもとより
これはそれ以外に実際の戦場に行った兵士が
無事に帰ってくる事が出来ても
戦場と自宅を行ったりきたりするうちに
そのギャップに疑問を抱き
肉体は家族の元に帰って来れても
心は戦場においたまま帰ってこれない・・
戦争は心すら破壊していく・・・
見終った後のこのモヤモヤ感・・
あのエンドロールの演出が物語ってます。
見てる人への問いかけだったと。
今この時代にも実際におこっている戦争。
日本人はつくづく平和ボケなんだと・・思わさる。
IMAX 2D 字幕
英雄と讃えられた一人の戦争被害者への鎮魂歌
クリント・イーストウッドの前作「ジャージー・ボーイズ」は確かに好編だったが、世間の評判ほど響くものが無かった。
イーストウッド作品へのハードルは、宮崎作品同様、つい上がってしまう。
「ミリオンダラー・ベイビー」「チェンジリング」「グラン・トリノ」のようなメガトン級の作品を期待するのはもう酷かなと思っていたら…!
アメリカ海兵隊最強の狙撃手と言われたクリス・カイルの回顧録を映画化した本作。
既に伝えられている通り、アメリカではアメコミ映画並みのメガヒット、また84歳にして自身最高の興行収入を樹立。
イーストウッド、恐るべし!
息が詰まりそうなほどの緊張感、緊迫感!
ドキュメンタリーのような臨場感。
9・11から続く現情勢を交えた硬派な内容ながら、エンタメ性も充分。
まさしく超一級品!
タイトルに“アメリカン”とつき、戦争やネイビーシールズが題材故、アメリカのプロパガンダ映画と思いがち。
人それぞれ見方・意見はあるだろうが、そうは感じなかった。
クリス・カイルはテキサスの荒くれ者で、愛国心強く、強いアメリカの正義を信じる男だ。
そんな彼が度重なる任務で蝕み、病んでいく。
任務とは言え、女子供を射殺して平常心で居られる訳が無い。
英雄としての姿ではなく、英雄と讃えられた男の内面を、ヒリヒリと、じっくり描写。
戦争に英雄など居ない。「父親たちの星条旗」と同じテーマだ。
本作最大の功労者はイーストウッド以上に、主演のブラッドリー・クーパー。
映画化権を獲得し、プロデュースも兼任、大幅に増量しての熱演。
オスカーノミネートはサプライズと言われたが、実際見る限り、妥当。
妻を愛し、子供を愛し、家族を大事にする一人の男。
任務を果たしただけ。
戦争の狂気が狂わせた。
戦争から解放されて、待ち受けていたのは…。
彼も戦争被害者なのだ。
話題のエンディングは、そんな彼への鎮魂歌。
ヒーローは、きみの中にいる
★★★★☆
最近のメンタルとリンクしたこと、実話であること全てにおいて胸が苦しくなったけど、素晴らしかった。
正しさの議論より、生き方の話をしたい。今年の映画ドラえもんも同じヒーローがテーマです。(と、宣伝につなげる)
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