「偏った正義感」アメリカン・スナイパー ハットコックさんの映画レビュー(感想・評価)
偏った正義感
ふと目にしたテレビのニュース。多くの米人がテロリストたちによって殺される現実を目の当たりにして、主人公は決心します。米軍に"入隊"し、テロリストを殺すことを…"祖国を守るため"に。
全てを踏みにじる戦車のアップから始まるところに、戦争の恐ろしさを感じます。聞こえてくるのは兵士の足音、そして銃の金属音だけ。この静寂は、彼らにとって最大の恐怖であり、現実なのでしょう。
"戦地での体験は心に深い傷を残す"というメッセージが常に心に突き刺さります。実際、このようなことが今も起きているわけです。
"ずっとそばにいたい"
でも大切な人に、もう会えないかもしれない。そんな不安と共に戦わなければならないのです。
軽い気持ちで"入隊"する人はいないでしょう。しかし、"入隊"には大きな犠牲を伴います。それは、大切な人との"時間"を失うことです。たとえ個人的なことであっても、悲惨な運命です。
"祖国を守るため"に。これは常に正しい考え方なのでしょうか?
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