花とアリス殺人事件のレビュー・感想・評価
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ストーリーはとても楽しかった。
楽しかったんだけれど…背景もきれいだったし、テンポもよくて楽しく笑ったんだけど。
なんだか所々観るのに疲れる映像があって…
見終わって最初の感想が 疲れた… だったのが残念。
皆さんの感想を読むまで前の作品があるのは知りませんでした。
勘違いで、一生懸命がんばるアリスがかわいい。
前情報・知識無し。
それでも単体で楽しめた作品でした。
個人的には学生の未検討な疾走感が好きなので、ストーリーがキャラを立てていたので良かったかと
ヒロイン達の声優もプロで無いにしろ垢抜けて無さが逆に良く、ハマっていたと思いますよ!
唯、作画や物語の展開の仕方には好みが表れると思いますね
めっけもんでした。
予告編で綺麗な絵だな〜、なんて思って見に行きました。だから今更…。
全くしらない無知状態で行ったんですがこんな作品だったんですね。
すごく繊細な14歳の日常を実に叙情的に描かれていて吸い込まれる感じでした。
声優も実写版の主人公2人とのこと。すごくマッチしていました。
水彩画的な風景と人物の細い線が危ういバランスの思春期を表現している気がしました。
みて良かった。
アニメもいい。
あの花とアリスには、こういう過去があったのか、というお話。
一度役者にすべてを演じさせて、それをアニメにするという気の遠くなる作業の末生まれた作品。
アリスが引っ越してきた街の中学校には、ユダが殺されたという伝説があって、アリスは心ならずもその伝説を探ることになる。
ストーリー展開が思ったよりスムーズで、かなり見やすいものになっていた。
その功績大なのは蒼井優である。
確かに彼女の声なのだが、そう思わせない技がある。声優としても一流である。
また、岩井俊二の脚本の出来もいい。
花のしでかしたことの始末記のような話である。
少したどたどしいところがあるのもまたいい。
入場時にもらった小冊子に、映画の続きのマンガが書いてあって、それも面白かった。
岩井俊二はいまさらだが、一皮剥けたようである。
10年経っても
花とアリス そのものだった。アニメになっても岩井俊二の世界観ですごく綺麗だった。ところどころ花とアリスと同じシーンが出てきたり、キャストが全く一緒だったり、嬉しくなるポイントがあった。岩井俊二は手塚治虫が好きなのか?駅名やあだ名など、手塚治虫に絡んだワードがたくさん出てきた。
"勘違い"と圧巻の、"平泉成クオリティ"
あの奇妙で不可思議世界の『花とアリス』の前日譚にして、初アニメで気になって、今日見終わったところだけど、振り替えると題名に入れてる"二つ"がとにかく全てだったな~
花アリコンビの安定感もロトスコープ使用の本編も、"そうそうこれこれ"って唸ったけど、やっぱりこの二つ強すぎて、霞んでしまってしまうんだよね~(悪い意味じゃないです)
あの婚姻届自体、単なる冗談だったのか?それとも本気だったのか?彼は何股野郎だったのか?それとも不発のムードメーカーか?結局謎しか残ってないけど、想像すると溢れてくるねぇ。監督の真意も知りたいね~(何でこんな文体かと言うと、作品の雰囲気柔らかくて、それとこうした方が合ってるかなって)
あとまさかの二役参戦の平泉成恐るべし!登場して声が出れば、そこは不思議な"平泉成的異空間"としか言えない世界出来てましたね!バカにしてるわけじゃないです!本当にそう感じたんです。
『リリィ・シュシュのすべて』の時は"声のない、何かの叫び"と形容できるかもしれない、少し哀しげな世界があって、前作『花とアリス』の場合は"初恋"或いは"恋"したときのモヤモヤ・フワフワに満ちた"違和感(?)"と岩井監督特有のよく分からない雰囲気があったけど、今回もそれは健在で終わったあとは違和感浸食。だけどそれを浸るのはそんなに悪くはない気がする。何て言えば良いかは不明、だけど好きな人は好きな映画。
ちなみに僕は好きな映画です(笑)
世間的評価はともあれ、間違いなく自分の中での「岩井俊二監督のベスト...
世間的評価はともあれ、間違いなく自分の中での「岩井俊二監督のベスト」な一本。
いろんな意味で、アニメというフィルターが物凄く効果的に働いている。
少しのファンタジーをリアルに見せるのに、ビジュアル的にもこれ程の手はないし。
演者の過剰な自己表現も、うまい具合にマイルドになっていて良いし(声優:蒼井優は好き)。
全てを含めて、アリエナイを納得させる出来で満足!
序盤、キャラのザクザクな動きに若干の不安を覚えるものの…
アリスと花が遭遇してからの話の流れは、山中恒氏の作品を味わうかのような感触で、非常に心地よかった!涙
前作にも配慮の効いた丁寧な作りも嬉しく。
トキワ荘系の小ネタも心憎い作品。
思いが強くなったら
裏切られた、予想を超えて来た。
予告を見た時の画の質感に違和感があり、制作費が無いからこんな感じなのだろうと高をくくっていた。しかし、思わぬ仕掛けであった。それは主人公の思いが強くなった時にべたついた背景が一変する。はっきりと鮮やかな世界の背景が生まれる。この感覚は自分も共感できる体験だった。何かに夢中になったり、人を好きになったり、素晴らしい仲間と過ごしたりする世界は、何もない普段とは一味違う場所に居る。決して長くは続かないが、とても美しい世界。
あの画の質感のモーメントはこの作品を深め、構成にリズム感を出している。なので見ていて飽きない。
また、BGMが画との相性が相当良い、実写版の時とベースは同じだが、それとは違った世界観を出している。この曲達も作品を大いに助けていた。
そして、ラストのシーンは、、、
脚本・作曲・監督の全てをこなす人だからこそできる完成度の高さであった。
すべてがどこか微笑ましい映画
面白かった。
早朝で人がいなかったこともあってか、所々で声を出して笑ってしまった。そのくらい掛け合いが絶妙で、登場する人たちすべてがどこかほほえましい。
音楽もまたすばらしく、OPでバレエと共に流れる音楽がきれいで、物語を予感させるようですごくワクワクした。
ただ、惜しむらくはすごく「絵」が拙い。
発展途上の技術だからか、素人目にもカクカクしていて見づらいところがあったし、絵の枚数を減らすためのあからさまな暗転もあった。
また体のバランスがおかしいこともあって、花が登場するまでの間は見るのが苦痛だった。
それでもこの映画は面白い。
中盤なぜか登場した、くたびれた老人とのシーンは思わず胸が締め付けられた。実写と比べて表情がほとんどないにも関わらず、花が過去を打ち明けるシーンは彼女の感情が伝わってきた。
声を演じている俳優の力も大きいかもしれないが、このあたりは監督の力技だなあと思う。
もう少し技術が発展して、画面にこだわれば、すごいものが出来るんだろうなと思う。いまから楽しみ。
よかった
『花とアリス』の前日譚。蒼井優ちゃんがいじめに全く屈しないところ、鈴木杏が引きこもりなのに全然コミュ障じゃないところや、中学校で留年しているのに躊躇いなく再び登校するところなど、けっこう図太い女の子が描かれていて、一般的な引きこもりやいじめられっ子が見てもあまり参考にならない。
殺人事件がテーマなのだが、それほど大事じゃなく、ふわっとリアルな着地をするところがまた憎いセンスであった。肩透かしと取る人もいるかもしれないが、現実的でよかった。
映像センスやその他諸々は前作の方が爆発していて迫力があった。
「ユダと4人の妻」というのが「岡田斗司夫と9人の愛人」を連想させるので気が散って困った。ユダは誰ともセックスをしてなさそうでよかった。
今でも大好きな「花とアリス」。その二人の出会いの話。 強いアリス、...
今でも大好きな「花とアリス」。その二人の出会いの話。
強いアリス、むちゃくちゃな花、小さな嘘、バレエ...いろんなプロットが前作どおりで一人ニヤニヤして観てた。
殺人事件?(^_^;)
殺人事件のタイトルから、二人が過去の殺人事件を解決する話しかと思っていましたが、嬉しい方向で裏切られました。
本作の特徴は実写をアニメ風に仕立てている点ですが、特にバレエの動きは、手書きやCGモデルでは再現出来ない、自然な動きが出ていました。これは実写だから表現出来た動きですね。
あとは主役の二人の自然なセリフも良かったです。駅で切符を買うシーンの掛け合いは笑えました。
いや〜面白かったです。深く考えず、多くの人に見てもらいたいですね。
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