エベレスト 3Dのレビュー・感想・評価
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【”山は自力で登るべきである。超高所登山では、尚更である。”超高所でのツアー登山の問題に一石を投じた作品。】
ー 1996年に起きた、エベレストでのロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)が率いたツアー登山の”人的事故”は良く覚えている。7大陸中6大陸の最高峰を制した日本人女性登山家が遭難死されたこともあり、報道でも大きく報じられた。
更に、当時愛読していた、「岳人」でも詳細が記載され、ツアーに同行したジョン・クラカワーが記した「イントゥ・ザ・ワイルド」でも、更に詳細が語られていた。
私事で恐縮であるが、映画の悲惨な結末が分かっていた事もあり、映画館でこの映画を観る事はなかった・・。それは、ツアー登山に対して・・、更に言えば、多数のシェルパを使った大量物資を担ぎ上げた、極地法登山に対して、否定的だった事もある。
但し、ロブ・ホールの顧客の命を守るための決死の行為は、山男としての尊厳を保った行為であると思う・・。ー
■感想
・超高所登山を描いた映画としては、見応えはある。アイスフォールを梯子を掛けて登るベック(ジョシュ・ブローリン)の及び腰の姿など・・。
そこから見えるのは、世界最高峰に登るロブ・ホールの登山隊は、劇中でも語られているように、
”6万5000ドルを払えば、誰でもエベレストの頂上に連れて行く”
という、究極のツアー登山であるという事である。
ロブ・ホールを除いて、参加した”登山者達”は、アルバイトを掛け持ちして資金を貯めた者であったり、週に6日ジム通いをして体を鍛えているものであったり・・。
・ベースキャンプの風景。
北アルプスの唐沢かと思う程の、世界各国からエベレストに登りに来た多くのテント。
ー 本当に世界最高峰に登れるだけの体力、経験、知識を持った人たちなのだろうか・・。ー
・アイスフォールでの45分の順番待ち・・。
ー 超高所での、45分待ちって、命に係わるのではないか・・。剣岳の蟹の縦這いや横這いや、槍ヶ岳の順番待ちではないのだから・・。ー
・デス・ゾーンのヒラリーステップに、補助ロープがなかったり・・。
ー どの隊も、”誰かが補助ロープを張っているだろう・・、という想いこみ”。明らかに、タクティクスのミスである。ー
<近年の国内登山では、ガイドを雇って山に登るスタイルが定着している。古い考えなのは重々承知しているが、登山とは他人に連れて行ってもらうものではなく、自分で2万5千分の一の地図を読み、コンパスを当てて現在地を自ら確認しながら登るからこそ、頂きに立った時の感慨が大きいのではないかと思う。
今作は、現在の登山の主流になりつつある超高所ガイド登山に対する、警句であると思う。
が、現状はエベレストのベースキャンプの混雑は更に増しているようである・・。>
観るのは好きですが登るのは・・
タイトルなし
実話ということでハッピーエンドではない。三回目の挑戦で登頂迄後一歩の登山者の無理な願いを叶えたことで、ジェイソン・クラーク演じる隊長はラスト命を落とす。エベレストの商業登山がこれだけあるとは知らなかった。人はなぜ命を賭してでも山に登るのか、わからない
死と隣り合わせの世界
商業化したエベレスト
デスゾーン
ヒマラヤトレッキング直後に観たので
"死"と"宇宙(そら)"に近い世界
エベレストの恐怖
エベレストの迫力!というよりも人間のドラマが感じられた作品。
登頂のタイムリミットが過ぎてるのに、遅れて来た彼を連れていったために戻れなかった人…
逆に、救出しようと戻り、落下…でも生きていた人…
今回取り上げられた一行の他にも同じようなドラマが繰り広げられているんだろうなぁ…
恐ろしや登山…恐ろしやエベレスト…
映像の美しさが魅力です
何故登るのか
下山でがらっと様相が変る
登山を題材にした作品はたくさんありますが、よくできているんではないでしょうか。ベストではないですけど。
登頂まで軽めで進行して、下山でがらっと様相が変る。そこからが本題。
少し登場人物が多めなので、消化不良な部分もあり。それでもロブとベックを中心に構成していることは分かるので問題なし。
ちょっと期待し過ぎていたかもしれません。映像は美しいですが、緊迫感のある映像ということでいうと「運命を分けたザイル」にひけをとりそうです。
映画館で見たかったかな
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