博士と彼女のセオリーのレビュー・感想・評価
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バランスの良い映画
人間の複雑なところが
二人の演技が素晴らしい
フレッシュな主役の二人の演技が良かった。
宇宙の始まり、二人の愛の始まり
「宇宙の始まりまで時間を戻せたら?」
進行していくストーリーの中で二人のデートでのセリフが頭から離れない。
こんなはずじゃなかったのに。
あのとき結婚なんてしていなければ。
そんなことを思っても仕方のない生活だったと思う。
ジョナサンへの恋心は複雑だ。最後に二人が一緒になったことを祝うことはできないし、理解もできない。
舞踏会でのデートがとても鮮やかで、永遠に続くと思われた二人の愛に思えたものだから、ジョナサンとの関係はとても悲しいこととしか思えない。
なぜあの二人がこんなことになってしまうのか、
二人で幸せになる道はなかったのか、、
「もし時間を戻せたら」
ジェーンはきっとそう思っているんじゃないか。
そう思っていた。
けれども、
最後の時間が戻るシーンはとてもキレイだった。
二人にとってかけがえのない大切な思い出であり、
愛に満ちた時間だったんだと思えたから。
タイトルなし(ネタバレ)
宇宙的規模な愛ですね
学生のうちに知り合って、そんな中病気に侵されて、それでも愛してるから
結婚し子供ができ
目標を達成していくが、病気の進行はどんどん進み
疲れ、勝てない相手と闘っていく
ノンフィクションだからこその話の厚み。綺麗な愛し続けましたとさというお話ではなく、博士の周りの色んな形の愛情のお話。
病気と知らされる時のアングル、倒れる前に少し曇る絵とか、螺旋階段を下から撮るとことか
なかなか良いもんです。
この映画は、なんといっても主演のエディレッドメイン。
もう、凄い。病気と分かってからの風呂場のシーンとか、徐々に病気に侵されていく様子、最後のペンを拾うところとか
魂削ってるなと、、
なんか、モノが違う。天才の佇まいとか分かる気がするけども
天才を演じられるって事が、もう天才な気がする。
博士の勲章とか実績とかに焦点を当てた人生の物語じゃなく、スティーブホーキングと言う人間の愛情にまつわる話で、
出てくる人達みんなの精神の高尚さに
自分を恥ずかしく思いましたね。
器が違うなと
予習はしておいた方がいいです
無知な自分が悪いのか…?
伝記映画じゃない
車椅子の天才の半生を観れた
鑑賞前
時間で選んだ映画。風のライオン、レイトショーでなくなったから。正直自分好みな映画ではない気がする。
ALSにかかった天才と妻との実話
鑑賞後
思ったより良かった!
ALSに若くしてかかった天才物理学者と妻の半生
余命2年と言われた彼と結婚し、それからの健気な介護の日々。しかし、その間に子供を3人も作るからビックリ!
結局妻とは別れちゃう事にさらにビックリ!
現実の話だからこそ色んな思いがあったんだろうなと理解するが、もう少しセックスの想像を膨らませてくれた方が良かったかもとこじんてきな感想。
ホーキンスも女が好きってのもすごいなって思うし、あれだけの難病を背負いながらもポジティブに生きてる姿は感動を呼ぶ。
どんなに辛くてもポジティブに生きなきゃとあらためて思わせてくれた映画でした
エディも凄いがフェリシティ・ジョーンズの演技も光る作品
平日夜のレイトショーで観賞。
元々エディ・レッドメインが好きで彼目当てで見ました。
実在の人物の自伝モノということで、あらすじは大枠分かっていたのですが、それでも主演2人の他脇を固める俳優陣の卓越した演技にぐんぐん惹き込まれました。
エディについては、もうホーキング博士にしか見えません。
あのレミゼのマリウスなの?と驚きを禁じ得ません。
アカデミー主演男優賞の名に恥じない演技です。
私は、同じく大好きなイギリス俳優のダニエルデイルイスのマイレフトフットを思い出しました。
そして、奥様役のフェリシティジョーンズの演技が、表情がイイ。
きちんとした家庭で育った敬虔な、強い女性を好演しています。
随所で見られた険しい表情がリアリティを添えています。
また、本作品は、映像も良いです。
ところどころに彼の研究対象であるブラックホールを連想させる?演出があったり、派手さはないのですが独特の空気感をかもし出していて、そしてピアノ音楽も良いです。
イギリス映画、イギリス俳優のよさが随所に出ている作品でした。
ただ、原題がシンプルで良いだけに、邦題の「博士と彼女のセオリー」はちょっと陳腐に感じました。
といいつつも、あれだけ尽くした妻を裏切って、、、だとか、ジェーンは実際は浮気してたんじゃ?とかいろいろな憶測があったりするようですが、余りにも世間一般のセオリーを当てはめて考えるのは無粋でしょ、意味無いでしょ、ってところでいくと、あながちこのタイトルは間違っていないのかもしれません。
他の人には知るよしもない事の方が圧倒的に多いでしょうし、ジェーンが素晴らしい人だということは間違いないでしょう。
複雑な映画
複雑。
神の僕になることを選んだ男の話
難病を抱えた夫を支えた献身的な妻ありの夫婦愛あふれるラブストーリー・・・・でななかった!
むしろそんなスジではありきたりすぎて斜にかまえてしまうところだったのだが、これにはまいった。
ラヴストーリーでもなく、逆境を克服した成功物語でなく、ましてや崇高な人物伝でもない。(そのいずれかと見る向きも多いでしょうが)
はじめ、病気を知って駆けつけたジェーンに、スティーブンがTVを観ながら「go.(帰ってくれ)」と一言応えたところだけで、もうこっちは号泣。
結局、懸命に手を取り合い「2年」という短い制約時間内に何かを残そうと必死の二人が涙ぐましい。
が、だんだん様子が変わる。
そう、たしか「2年」だったよね的な、エンドラインをオーバーランしたまままだ走っちゃってる違和感を感じはじめてくる。
たった2年を惜しむように、のめりこんでみたものの、このままいつまで生きているのか?と口には出せず戸惑いだすジェーン。
このあたりで僕は、ははぁ、物語の中心軸はジェーンなのか、と確信していた。音楽も、ジェーンの心情に寄り添うような挿入ばかりなのだから。
が、またスティーブンが声を失ったあたりから様子がかわった。
スティーブンの研究に対する執念が恐ろしいほどにすさまじい。すべてのことを、研究のための犠牲にすることをためらわない。妻の愛や信頼を失うことも、信条を捨てることも、いともたやすく。恐怖さえ覚えてしまうほどの執念なのだ。
まるで、神のしもべになることで名声を手に入れたかのように、僕には思えてならなかった。それはまさに、「悪魔に魂を売る」とはまったく反対のようでいて、実はまるっきり同意語のような感覚。
2年のはずの彼がいまだ存命中のため、あからさまに実像を描けない印象も受ける。だからこそ、ナイト称号辞退のくだりが皮肉に見えた。
スティーブン役のレッドメインは、「レ・ミゼラブル」でcafe songを歌ったときの彼と同じ人物なのか?と驚嘆させられるほどの名演。実際の本人はあんな痩せてはいないはずで、どれほどのデニーロアプローチをこなしてきたのかを想像するだけで震えがくる。
ジェーン役のフェリシティ・ジョーンズも、可愛らしい乙女から、あのやつれ具合までできるとは驚きだった。
この映画、僕が誰の立場に感情移入したかといえば、彼女だった。
最近、どうもイギリス映画がいいぞ。
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