「エディ・レッドメインが素晴らしい」博士と彼女のセオリー 映録助さんの映画レビュー(感想・評価)
エディ・レッドメインが素晴らしい
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というのは当たり前すぎてあらゆるところで書かれるだろうから、違う話を書いてみようと思います。
イギリス人監督が特にそういうわけではないんだろうけれど、絵作りがとてもいい映画でした。
冒頭、大きなブレーのニュートン記念館のドローイングが飾られているのを見て建築家ならにやにやしてしまうと思います。そのシーンを筆頭にそれ以降も宇宙や時間をモチーフにした映像をそっと忍ばせるところに絵作りへのこだわりと表現しようとしていることへのメッセージを受けることができて気持ちいい。
邦題は夫婦の愛情物語のように思えるしそういう物語であるけれど、それはある意味ミスリードで、原題の万物の理論というイメージで見た方がもっと深く見ることができると思う。本当のテーマは別にあります。それはエンドロールの映像で表現されています。
『2001年宇宙の旅』をネタにしたギャグやキップ・ソーンの登場など、宇宙映画好きをニヤリとさせる小技も嬉しい。
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