劇場公開日 2015年3月13日

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「ただの恋愛映画ではない深いテーマがある。」博士と彼女のセオリー しゅんいちさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ただの恋愛映画ではない深いテーマがある。

2015年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

★★『博士と彼女のセオリー』★★
なるべくネタバレなしの方向でいきたいと思います。
この度の第87回アカデミー賞にて
最優秀主演男優賞受賞作品です。
主演男優賞は エディ レッドメインさん
お話は、日本でもわりと馴染みのある物理学者の「スティーブン・ホーキング博士」の半生を描いた内容。
子供の頃に、何かしらで・・耳にしてて宇宙に興味を持つきっかけになった人でもあります。
ブラックホール理論などの宇宙物理学が有名ですよね。
予告編でも語られるのですけど。。
ホーキング博士は運動ニューロン疾患(ALS:筋萎縮性側索硬化症)という病気に犯されます。
最初は、筋ジストロフィーかと思ってたのですけど
また・・違う病気でした。
映画の冒頭は、元気に自転車に乗ってる健康的なシーンからスタートして
段々と病に犯されていく様子の演技が秀逸です。
それだけでもなくて。。
博士を献身的に支えてきたジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズも表情だけで泣かせてくれます。
ただ・・この映画。
ただの「恋愛映画」に留まらずに。。しっかりと地に足をつけた
人生賛歌でもあり。。
そして「愛」と「物理学」と
まさに、「宇宙エネルギー」の映画だと思いました。
今、自分の境遇に嘆いてる方などは、是非ともこの映画を観て勇気をもらって欲しいと思いました。
予告編でも・・ちらっと映るのですけど。。
クライマックスでの演壇での質疑応答のシーンでガツンとやられました。
素晴らしい映画でした。

しゅんいち