劇場公開日 2015年3月13日

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「ニヤニヤメイン」博士と彼女のセオリー オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ニヤニヤメイン

2016年12月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

物理学者を目指す青年スティーヴンホーキングとその半生を支えたジェーンワイルドの実在の人物を描いた伝記作品。

エディレッドメインの口角あげあげニヤニヤ演技が光り、アカデミー賞主演男優賞に選ばれた今作品(ポイントは間違いなくそこじゃない笑)
控えめな2人がある日訪れたパーティで目が合っただけでお互い意識し始め、良い雰囲気になるという絶対有り得ません!と断固抗議申し上げたいスタートだが、突然ALSを発症し、余命2年半と宣告されながらも宇宙の真理に近づこうとひたらす研究を続けるスティーヴンとそれを支えるジェーンの関係にすごく悲しさと切なさと愛を感じた。

伝記だからストーリーがどうとかは言わないし、結末はああだけど2人の決断が間違いだとかオカシイだとか難癖つけても意味がない。やはりエディレッドメインの演技をどう評価するかの作品だなと思う。
前半は優秀だがどこかズレている健康体の青年を快演。冒頭の自転車の漕ぎ方が危なっかしいかったけどあれは素かな?笑
後半はALSを発症してしまい、四肢どころか咀嚼も最後の方には会話も出来ないほどに体の自由が利かなくなってしまったホーキング氏を演じる。
この時の身振り手振りもなければ、喋りもない表情だけの演技に胸が詰まる。顔の筋肉が硬直しているのか笑った顔のままだが悔しそうな表情をしたり、ジェーンに負担をかけていることを気に病み、少しずつ彼女と距離を置こうとする演技を熱演。
迫真だとか鬼気迫るとかいろんな表現があるが彼のこの演技だけは形容し難い。とりあえず観て判断してもらいたい演技。素直にスゴイなぁと思った。

時期が時期だけにファンタビとスターウォーズの2016年2大主人公を演じる俳優たちの予習的作品にもなる笑。
フェシリティジョーンズが予想よりも可愛くてよかった!何様!

オレ