アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48のレビュー・感想・評価
全7件を表示
閉じられた世界の話
乃木坂46のドキュメンタリー映画とほぼ同じ時期に観た(乃木坂のは映画館で観たが、こちらは地元に来なかったのでレンタルDVD視聴)が、乃木坂のが面白かったのに対して、こちらはいまいち。両作品の差は何かというと、グループの外にある世界と切り結んでいるかどうかだろう。SKE48はAKB48と違って全国的グループではないせいもあってか、グループ内という狭い範囲の話になってしまい、アイドルという閉じられた世界の話になってしまっている。終盤になってようやく卒業という外の世界とリンクする話になってくるが、全体的にはやはりAKBドキュメンタリーに比べるとこじんまりとした話になってしまっていることは否めない。完全にファン向けの作品で、ファン以外は全く楽しめないだろう。
SKE48の汗と涙
私は元々AKB48の草創期からのファンで、SKE48もデビュー当時から見てきた。そんなファンの視点から。
鳥肌が立った。
有名になってきたAKB48の初の妹分SKE48。失敗は絶対に許されないステージに立つ少女たち。
加入当時わずか11歳だった松井珠理奈。まさに優等生でありエース。若さゆえに泣きたいこともたくさんあるだろうに、倒れるまでステージに立つその根性。
そして、松井玲奈。自身のことを”かすみ草”と言う通り、一歩引いて周りを見る冷静さをもつ。キノピオ軍のレッスンでは倒れてでも懸命にひたむきに努力しつづける彼女の姿に涙した。
これからの48グループにこれほど強い意志をもちつづけられるSKE48の少女たちが必要なのだ。
彼女たちの激動、そして苦悩の6年間をしっかりと感じることができるドキュメンタリー。
SKE48ファンなら必ず観て欲しい魂の作品だ。
ショーマンシップ、アイドル後の人生
1期生の活躍を中心に頭と終わりを初センターの宮前北川で挟む構成。稽古で新人が過呼吸になろうが松井玲奈が倒れようが、歌い踊り続ける。音が止まっても歌い続ける。全ては客に見せるエンターテイメントを創るものの使命。加入した新人が先輩を押し退けて新曲の選抜抜擢するなど、女の集団の中で優劣がつけられると否が応でも亀裂が生じる。SKEとしては2012年がひとつのピークアウトな印象。名古屋弁の「やろまい」が出るんだな。舞台俳優、歌手、デザイナー、イラストレーター、リポーター、タレントなど多岐にわたる卒業生たち。
ファンとして見た場合、
言うまでもなく、「ザ・ファン向け映画」です(笑)。
感動した
全7件を表示