昔のはじまり

解説

「北（ノルテ）　歴史の終わり」などで世界的に高く評価されるフィリピンの鬼才ラブ・ディアス監督が、マルコス独裁政権下の農村を舞台に描いた5時間半を超える大作ドラマ。1970年代、フィリピン。都会から離れた僻地の村で、牛が変死したり民家が炎に包まれたりといった不可解な出来事が続発する。政府軍が頻繁にやって来る一方で、民兵たちが地域を制圧。やがてマルコス大統領がフィリピン全土に戒厳令を発令する。第67回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に出品され、グランプリに当たる金豹賞を獲得した。2014年・第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。

2014年製作／338分／フィリピン
原題または英題：Mula sa kung ano ang noon