FOUJITAのレビュー・感想・評価
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パリが愛した日本人、あなたはフジタを知っていますか?
藤田とFOUJITA
藤田嗣治が大好きな私にとっては特別な映画体験になった。
フランス時代の描写もびっくりしたんだけど、私にとっては日本に帰ってからの藤田の描写のインパクトが凄かった。
ラストは震えました。
スゴイ。
小栗監督にしか撮ることができない映画だと思います。
断罪しない視点
一画家の伝記
生涯を見たかった
何も語らない伝記映画に価値はあるのか?
言葉は苦いが「ポンコツ映画」としか言えない一本。
オダギリジョー氏と予告に期待して行ったのだが。
まぁ作劇が酷い、と感じてしまうこの伝記なのにファンタジィ映画にしてしまった始末の悪さと言ったら。
監督らしいと言ったらそれまでだが、実在の人物にネタ取った伝記でそれをやったら絶対にダメじゃないか?
観終えて「レオナルドフジタは、少なくとも5回は結婚している」という事しか伝わってこないわ。
近頃ご無沙汰の、かつてイケメンとされた俳優の、迷走。
オダギリジョー氏にはやって欲しくなかった作品。
小栗作品初体験
芸術作品をしっかりみた感じです。
美術館で集中して作品を追っていくと、どっと疲れて意識が飛んでいくことが私にはあるのですが、そんな感じでして、2時間は長かったです。否、この作品を2時間集中してみるのには体力が必要です。
藤田嗣治のミュージカルや特集番組を見てからの鑑賞だったので、それらが流れの理解を助けてくれました。事前の彼に関する情報がなければ壁はもっと高くなっていたかも。
彼が日仏を渡るそれぞれのタイミングの事情を割愛しているので、本作が描きたいのは彼の生涯でないということは伝わってくるのだけど、さすれば、の先は難しいですね。とても個人趣味のような気もします。
画作りに関しては大変興味深く見ました。どっしり。
意図的なのかなんなのか、フジタ演じるオダギリジョーに実在感がなくて、藤田嗣治を見ているという感覚にはなれなかったし、オダギリジョーのフジタが印象的という感じでもなかった。なんだかフジタとオダギリジョーが乖離しているような感覚。これが意図したもので映画のテーマです!というならなるほどーですが、そうでなければ、うーん。
キツネはどうなんですかね、もっと画に合わせることは出来なかったですかね。いきなり星の王子さまかよと突っ込んでしまいました。あのシーンは、軽すぎてせっかくの雰囲気を壊したかなー。などといろいろ。
美術館で絵画鑑賞したような深さが。
映像はまぁまぁ。でもそれだけ。
基礎知識が事前に必要な映画です。
昨日(DEC6SUN)、観てきました。 その感想を一言で表すと標題の通りです。 小栗監督らしい地味な展開なんでしょうが、やはり多少のメリハリは欲しかったです。
画家が主人公なので 基本的には地味目になりがちですが、ストーリー展開やその中の心理描写などにもう少し観客を引き込めるようなモノを散りばめて欲しかったです。
セリフが少ないことへの批判がこのコメでも出ていますが、少ないなら少ないで 余韻を活かすような洒落た演出が欲しかったところなのに、それも失速気味...。
また、最後のシーン、藤田の永眠場所は、以前赴いた彼の個展(於:京都市美術館)でもその写真が掲示してあったので、自分の中ではすぐソレが繋がったんですが、ソレを知らずに観ているヒトには暫くチンプンカンプンでしょうし、そもそも 彼の晩年の滞在地のことをよく知らないヒトがこの場面で置き去りにされるだけと思います。 「この映画を観るんだったら 藤田の生涯を勉強してからに..」とでも言われているような気がして、愉快ではありません。
とまあ このように 自己満足度の目立つ作品だな..との印象が強く、もう一度観てみる気分にはなりにくいですネ..。
期待ハズレ
藤田嗣治のファンなので楽しみにしていた作品。
結論から言うと期待はずれ。
寝落ちしそうだった。
藤田嗣治の人となりやライフスタイル、愛した女たちを、もう少し丁寧に詳しく描いて欲しかった。乳白色の美しさを生み出した経緯とか…。
美術作品のような映画を作りたかったのかな?静かな美しい映像と音楽の連続で、話は分かりづらく、おそらく藤田嗣治を知らない人には、理解に苦しむ内容なのではないだろうか?
外国人が好きそうな美しい日本の映像。海外での上映を意識されているように感じた。
レビューを読むと、この監督の世界観が好きで観に来ている人は高評価みたいだが、私にはメリハリなくて、ちょっと退屈だったし、不覚にも寝そうになってしまった…。
もしも映画館じゃなくて、家の小さなTVのDVDで観ていたとしたら、あの美しい映像の魅力も半減だし、集中力にも欠けて、最後まで観る自信はない。きっと、もっと評価も悪かっただろう。その点では、映画館で観ることができて本当に良かった。
オダギリジョーさんは良かっただけに残念…。
藤田嗣治ファンとしては、最後のチャペルは、観ることができて、そこはとても良かった。せっかくなら、そのチャペルのあるシャンパンのマムの社長と藤田嗣治の交流なども描いて欲しかった。
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