FOUJITAのレビュー・感想・評価
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パリが愛した日本人、あなたはフジタを知っていますか?
2020年10月16日
映画 #FOUJITA (2015年)鑑賞
#藤田嗣治 #レオナール・フジタ の伝記映画
日本画の技法を油彩画に取り入れつつ独自の「乳白色の肌」とよばれた裸婦像などは絶賛を浴びたらしい
エコール・ド・パリの代表的な画家
飲んだり遊んだりしてるシーンが多いのでもう少し創作活動を見たかった
藤田とFOUJITA
藤田嗣治が大好きな私にとっては特別な映画体験になった。
フランス時代の描写もびっくりしたんだけど、私にとっては日本に帰ってからの藤田の描写のインパクトが凄かった。
ラストは震えました。
スゴイ。
小栗監督にしか撮ることができない映画だと思います。
断罪しない視点
フジタは東京藝術大学を出た後はパリで修行、乳白色の乙女を描く東洋人として非常に有名になり第一次世界大戦を経て、その後日本へ。そして晩年はまたフランスへと渡った。
第二次大戦中、日本軍を奮起させる絵画を描いたことで戦後は批判もあり日本に居場所を見出せなかったフジタ。
しかしそんな経緯を持つフジタを、善人とも悪人とも断罪せず、淡々と描いている作品です。
乱痴気騒ぎの若きパリ時代と、始終寡黙な日本帰国後の描き方のコントラストが非常に印象的でした。
またラストの、キリストへ視線を投げかけることのできないどこか空虚な自身が描かれた教会の壁画が非常に印象的だった。
一画家の伝記
日本人画家・藤田嗣治の伝記。それなりに長い時間を描いてるのだが時間の経過がわかりにくいので突然時が過ぎててもわからない。全体的にフランス的な暗さが強いからどうしても飽きてくるから結局はFOUJITAのことが頭に入ってこない😣
生涯を見たかった
映像は美しかったが静かすぎた。美術館のようなのだろうか、戦争を背景にしているからなのか。終盤は個人的には監督の狐よりフジタが戦争責任を追われる決断まで見たかった。エンディングにフレスコ画は最高でした。
また見たいです。
「FOUJITA」を観て・・
戦前はパリで裸婦を中心に描いていた画家。戦時中は戦争協力画を描いていた。また生涯5回結婚しているらしい。「アッツ島の玉砕」は反戦画か・・日仏合作の映画。オダギリジョーが主人公で熱演。
事前に画家や周辺人物に関する認知がなければキツいと思われる。あとは...
事前に画家や周辺人物に関する認知がなければキツいと思われる。あとはフランス映画に見られがちな間の長さが。。。作り手の表現を妥協して、もう少し見せることに注力してもよかったのでは。
何も語らない伝記映画に価値はあるのか?
言葉は苦いが「ポンコツ映画」としか言えない一本。
オダギリジョー氏と予告に期待して行ったのだが。
まぁ作劇が酷い、と感じてしまうこの伝記なのにファンタジィ映画にしてしまった始末の悪さと言ったら。
監督らしいと言ったらそれまでだが、実在の人物にネタ取った伝記でそれをやったら絶対にダメじゃないか?
観終えて「レオナルドフジタは、少なくとも5回は結婚している」という事しか伝わってこないわ。
近頃ご無沙汰の、かつてイケメンとされた俳優の、迷走。
オダギリジョー氏にはやって欲しくなかった作品。
小栗作品初体験
芸術作品をしっかりみた感じです。
美術館で集中して作品を追っていくと、どっと疲れて意識が飛んでいくことが私にはあるのですが、そんな感じでして、2時間は長かったです。否、この作品を2時間集中してみるのには体力が必要です。
藤田嗣治のミュージカルや特集番組を見てからの鑑賞だったので、それらが流れの理解を助けてくれました。事前の彼に関する情報がなければ壁はもっと高くなっていたかも。
彼が日仏を渡るそれぞれのタイミングの事情を割愛しているので、本作が描きたいのは彼の生涯でないということは伝わってくるのだけど、さすれば、の先は難しいですね。とても個人趣味のような気もします。
画作りに関しては大変興味深く見ました。どっしり。
意図的なのかなんなのか、フジタ演じるオダギリジョーに実在感がなくて、藤田嗣治を見ているという感覚にはなれなかったし、オダギリジョーのフジタが印象的という感じでもなかった。なんだかフジタとオダギリジョーが乖離しているような感覚。これが意図したもので映画のテーマです!というならなるほどーですが、そうでなければ、うーん。
キツネはどうなんですかね、もっと画に合わせることは出来なかったですかね。いきなり星の王子さまかよと突っ込んでしまいました。あのシーンは、軽すぎてせっかくの雰囲気を壊したかなー。などといろいろ。
美術館で絵画鑑賞したような深さが。
前半と後半のギャップにまずビックリしました。
パリの街と日本の自然という違い以上に
フジタの芸術家としてのスタンスにも。
この辺を理解するのはとても難しい。
でも、フジタの作品を実際に鑑賞すると、
ピカソやゴッホやモネの作風が変遷していったことと
たいして違いは無いのではないかとも思えてきます。
つまり変わっていって当たり前なのではないかと。
小栗監督の舞台あいさつにも感動しました。
映像はまぁまぁ。でもそれだけ。
オダギリジョーだし、やや期待して行ったけど…
演出なのかもしれないけどわざとらしい演技が無理だった。
藤田嗣治好きだった分、映画化は嬉しかった。
主演がオダギリジョーってのもポイント高かったけど
もっとうまくやって欲しかった。
ゆったり時間が流れ心が落ち着く映画ですね
意味のわからない場面がありましたが、感じるように受けとれば良いのかなと思いました。
個人的にパリの場面は好きでした。
基礎知識が事前に必要な映画です。
昨日(DEC6SUN)、観てきました。 その感想を一言で表すと標題の通りです。 小栗監督らしい地味な展開なんでしょうが、やはり多少のメリハリは欲しかったです。
画家が主人公なので 基本的には地味目になりがちですが、ストーリー展開やその中の心理描写などにもう少し観客を引き込めるようなモノを散りばめて欲しかったです。
セリフが少ないことへの批判がこのコメでも出ていますが、少ないなら少ないで 余韻を活かすような洒落た演出が欲しかったところなのに、それも失速気味...。
また、最後のシーン、藤田の永眠場所は、以前赴いた彼の個展(於:京都市美術館)でもその写真が掲示してあったので、自分の中ではすぐソレが繋がったんですが、ソレを知らずに観ているヒトには暫くチンプンカンプンでしょうし、そもそも 彼の晩年の滞在地のことをよく知らないヒトがこの場面で置き去りにされるだけと思います。 「この映画を観るんだったら 藤田の生涯を勉強してからに..」とでも言われているような気がして、愉快ではありません。
とまあ このように 自己満足度の目立つ作品だな..との印象が強く、もう一度観てみる気分にはなりにくいですネ..。
期待ハズレ
藤田嗣治のファンなので楽しみにしていた作品。
結論から言うと期待はずれ。
寝落ちしそうだった。
藤田嗣治の人となりやライフスタイル、愛した女たちを、もう少し丁寧に詳しく描いて欲しかった。乳白色の美しさを生み出した経緯とか…。
美術作品のような映画を作りたかったのかな?静かな美しい映像と音楽の連続で、話は分かりづらく、おそらく藤田嗣治を知らない人には、理解に苦しむ内容なのではないだろうか?
外国人が好きそうな美しい日本の映像。海外での上映を意識されているように感じた。
レビューを読むと、この監督の世界観が好きで観に来ている人は高評価みたいだが、私にはメリハリなくて、ちょっと退屈だったし、不覚にも寝そうになってしまった…。
もしも映画館じゃなくて、家の小さなTVのDVDで観ていたとしたら、あの美しい映像の魅力も半減だし、集中力にも欠けて、最後まで観る自信はない。きっと、もっと評価も悪かっただろう。その点では、映画館で観ることができて本当に良かった。
オダギリジョーさんは良かっただけに残念…。
藤田嗣治ファンとしては、最後のチャペルは、観ることができて、そこはとても良かった。せっかくなら、そのチャペルのあるシャンパンのマムの社長と藤田嗣治の交流なども描いて欲しかった。
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