劇場公開日 2015年11月14日

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「基礎知識が事前に必要な映画です。」FOUJITA sanjoo_kusuriyachooさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0基礎知識が事前に必要な映画です。

2015年12月7日
iPhoneアプリから投稿

昨日(DEC6SUN)、観てきました。 その感想を一言で表すと標題の通りです。 小栗監督らしい地味な展開なんでしょうが、やはり多少のメリハリは欲しかったです。
画家が主人公なので 基本的には地味目になりがちですが、ストーリー展開やその中の心理描写などにもう少し観客を引き込めるようなモノを散りばめて欲しかったです。
セリフが少ないことへの批判がこのコメでも出ていますが、少ないなら少ないで 余韻を活かすような洒落た演出が欲しかったところなのに、それも失速気味...。
また、最後のシーン、藤田の永眠場所は、以前赴いた彼の個展(於:京都市美術館)でもその写真が掲示してあったので、自分の中ではすぐソレが繋がったんですが、ソレを知らずに観ているヒトには暫くチンプンカンプンでしょうし、そもそも 彼の晩年の滞在地のことをよく知らないヒトがこの場面で置き去りにされるだけと思います。 「この映画を観るんだったら 藤田の生涯を勉強してからに..」とでも言われているような気がして、愉快ではありません。
とまあ このように 自己満足度の目立つ作品だな..との印象が強く、もう一度観てみる気分にはなりにくいですネ..。

sanjoo_kusuriyachoo
あんぱんさんのコメント
2015年12月29日

甲府から出かけて、新宿の武蔵野館で見ました。

映画は《観客より監督重視》の作品として全体が出来ており、藤田に関する
書籍等を知る私には大きな違和感が生じる作品であった。
又、画面が急変するストーリーもあって???が多発しました。
これでは、俳優さん達が可哀想に思えました。

あんぱん