世界から猫が消えたならのレビュー・感想・評価
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2016年で最も泣ける映画といっても過言じゃない!
自分の1日の命と引き換えに大切なものを失い、大切な記憶や人間関係まで失われていく主人公に感情移入してしまい、涙が止まらなくなった
個人的には宮崎あおいが滝に向かって叫ぶシーン、キャベツを探しに行って帰ってきたら玄関で待っているシーン、家族で写真撮るシーン、友人である濱田岳に別れを告げるシーンにとても感動した
生まれてきてくれて、ありがとう。
川村元気さんの小説が面白かったので、映画も是非!と思い、観に行きました。
命を一日引き延ばす代わりに、大切なものが一つ失われる。世の中から無くなっていくものなんて沢山ある。自然界のものだって絶滅するし、人工的なものだって存在しなくなるものもあるだろう。だから何か一つや二つの世の中から消えたって何も変わりやしない。けれど、それらのモノを通じて繋がった出会いや人間関係までも失われてしまう事の悲しさ。消してしまっていいものなんて無いんじゃないか。不必要なものなんて無いんじゃないか。人と人との繋がりも生命も儚いものだけど尊いもの。そんな事をそっと考えさせてくれる映画。
佐藤健さんが演じる事でファンタジー感と透明感のある世界観が綺麗に表現出来ていたと思います。
ツタヤとのやりとりはずっと見ていたいくらい好きでした。映画が失われるのは本当に悲しかった。
生きてやる!!!
エンディングはボロボロ泣いてしまいました。
あと、猫さんが超絶可愛いかったです。
いい映画です。
いいですね
自分の大切だった繋がりのある物が1日生き延びるために消えていく。
携帯、映画、猫、繋がり一つがなくなるだけで
その人との関係性がなくなる過去。
自分のドッペルゲンガーというか未来の自分が登場するシーンがシリアスではなくちょっとギャグっぽい感じだったのが、映画のイメージしてた流れと違ったので、あ!こういう雰囲気か!ってなりました。
主人公が主人公感が薄くて印象に残りにくい感じはしました。
まぁ見てトータル、いい映画だと思いました。
なにもかも意味のあるものばかりなんだなって気付かされますね。
見てよかったです。
中盤以降は泣きっぱなし。とにかく泣けた。 徐々に誰かとの関係が断た...
中盤以降は泣きっぱなし。とにかく泣けた。
徐々に誰かとの関係が断たれていくのは死ぬより残酷だな。
親友(濱田岳)がDVDを必死に探すシーンには1番泣かされた。
世界から映画は消さないで
劇場公開時からいまいち話が分からなかったこの作品。
実際見てみて、ああ、こういう話だったのかぁ、と。
余命宣告を受けた青年“僕”の前に現れた、自分と同じ姿をした“悪魔”。
一日延命させる代わりに、“僕”の大切な何かをこの世界から消すと言う…。
このファンタスティックな設定はなかなかユニーク。
内向的な“僕”と意地悪な“悪魔”の一人二役、佐藤健の演じ分けも見事。
元恋人との思い出“電話”。
親友との思い出“映画”。
父の職業“時計”。
母との思い出“猫”。
大切な何かが消え、大切な人との思い出も消えていく…。
失って改めて気付く。
自分の死とどう向き合うか。
透明感ある映像も美しく、訴えるメッセージも普遍的で悪くはないんだけど…
自分に置き換えた場合として、登場人物に個人名ナシ。
が、登場人物たちが描写も台詞も、何かこう、フワッとした感じで、感情移入しづらい。
一つ一つ何かが消えていくが、例えば電話や時計が消えた世界で、この人たちどう生活してるんだろう??…とヘンな点ばかり気になってしまったり。
“悪魔”の正体は自分で、死を受けられない自分の中のもう一人の自分と対話してた訳で、実際は何も消えておらず、つまりは“僕”の単なる妄想…?
ずっと釈然としないというか、乗り気れず。
美しい映像と音楽が睡魔をも誘う。
でも、最後の最後で考えさせられた。
自分も「○○○○○」の言葉で人生を終わりたい。
それから、世界から映画は消さないでよ~!
愛しくて切ない
穏やかな世界観が好きです。
ポイントポイントで、知らず涙が流れました。
なくてもいいものなんてない。
自分がいる世界といない世界が、少し変わっていたらいい。その気持ち少しわかる。
最後のお父さんの「ありがとう」にまた号泣です。
泣けた。とにかく泣けた。
原作の本も読んでいて、そのストーリーを知った上で映画を観に行った。だからそこそこ見ごたえはあるだろうと思っていたが、ここまで色々なものを吸収できるとは思っていなかった。
もともと佐藤健ファンということもあり、最高すぎる映画だった。
主人公と自分を重ねながら観ると、本当に考えさせられる。絶対に観たほうが良い。
個人的には映画がなくなってしまうシーンが号泣だった。濱田岳の役がとてもぴったりに思えた。
佐藤健の悪魔シーンも、見ててとても面白かった。原作では悪魔はアロハシャツを着ていたが
映画での悪魔は、姿かたち全て主人公と同じでそれはそれで面白みがあった。
死んだ人はもう戻って来ないが
そうなる前にどれだけのことができるか、その人が生きている間にしてあげられることはなにか、しっかり考えたいと思った。
失ってからでは遅いから。
生活が変わりそう
不治の病を告知されて、その後の生活を描いた映画というのは、これまでにも何度も見てきた。
恥ずかしながら、自分自身が、そのような状況にはないため、そのような映画は、感動して涙することはあっても、一つの物語として見ていたことに、この映画を見て気付かされた。
この映画の主人公は、ごく平凡な生活を送っていた時に急に病気を宣告される。
実は、その病気が何であるか、不治の病であるかは、この映画のテーマとしては、実は大きな問題ではないかもしれない。
しかし、病気の宣告を受けて、主人公は過去、人生、命について考えることになる。
死に直面して、自分の過去を振り返ることによって、自分以外、家族や友人たちの存在意義の大切さに気が付き、逆に自分にとって自分以外の人たちの存在の重要さに気が付くことによって、自分の周りの人にとって、どれだけ自分の存在が重要であったかに気が付いたのだろうと思う。(この解釈は、直接表現されてないかもしれませんが。)
私自身に置き換えると、キチンと向き合えていないなぁと思い、これからの生活態度も変わってしまいそう。
いわゆる凡人である自分にも、命について考えさせてくれた映画だと思う。
細かいことを言うと、空想世界や現実世界、過去や現在などの状況が分かりにくかったり、矛盾もありそうな映画かもしれない。
でも、必見の映画だと思う。
世界から映画が消えたなら
宣伝をうまくやって本も売れたのだろう。映画も2ヶ月続いているのでそこそこのよい映画ではあると思う。ライムライト、プエノスアイレス、メトロポリスが、作品の中の重要なモチーフになっているが、恥ずかしながらこのどれもピンとこない。
私自身に限っていうと、映画館で観れてとても良かったです。好きな映画のひとつに入ると思います。
ただし、役者も全て良かったけれど、こぢんまりしすぎていて、こんなんでいいのかなあと思う部分は残りました。
悪魔が、電話、映画、時計を消してゆくという設定が突飛すぎてとんでもない映画だと思いました。
しかし、この過激な悪魔がいかにも普通で、映画も綺麗に出来すぎていたので、どこに落ちるのかが気がかりだったのですが、ラストには不満が残ります。
猫を抱いて父に会いに行くというだけでいいのか。
ここに行き着くまでにイグアスの滝まで連れて行かされた彼女が可哀想すぎる。
世界から時計がなくなったら父の仕事はどうなっているのかと思いますが、時計店が残っていたのは、単なる主人公の空想だったということなんでしょうか。いつも時計修理に明け暮れていた父から時計を奪いたかったという妄想なのでしょうか。
哲学的な作品でした。
生きること
ふつう人が余命を宣告される映画は単純に泣けるものが多い
病院で宣告時に泣きわめいたりね
でもリアルに真剣に描いた作品
自分ならそうだろうな…ってツボった
自分の命と引き換えに現世の何を…
何なら…
何もない
自分と引き換えになるものなど何もない
自分があるから自分の現世がある
ものすごく理屈通り失意の底にあるはずなのに淡々と悩み生きている主人公を佐藤健が好演
良い作品だと思った
すばらしき哉人生
ツタヤの泣きの演技に星ひとつ
この作品単体ではむやみやたら場面転換されストレスが貯まる
比べるのも両作品に悪いが名作がなぜ名作とされるか確認するにはとても良い作品
繋がりを無くした元恋人がなぜ母の手紙を持っているのか?
突っ込み所を挙げればきりがない。
場面転換を誤魔化しに使った良い作品
期待外れでした
結構前に原作を読んで、映画を楽しみにしていましたが、結構期待外れでした。
まず場面転換が急すぎる(アルゼンチンの旅行シーンや家族旅行のシーン)。
原作を読んでる人は、あぁあそこかと見当がつくと思いますが、読んでない人は置いていかれたのでは、と思います。
あと、個人的には悪魔の性格が変わりすぎていてショックでした。
出演してる方々の演技がいいだけにもったいないと思いました。
観ていてただただ辛い。
主人公は映画開始から、ひたすら死に向かって進むし。
母親も亡くなるし。
消えるとわかっている大切な人との思い出を、回想という形で一々見せられるし…
この映画の伝えたいメッセージはよくわかるのですが。
お話としては正直全然面白くありませんでした。
佐藤くん演じる役の、お母さんに対する想いには泣かされましたが。
すごい
佐藤健の演技に驚いた。役者に泣かされる感覚は初めてだった。こんなに上手な人だったんだ。表情、声に涙が溢れる。
同じ人なのに、声色、表情、仕草、全然違う。演じ分けきっている。
それに最後まで主人公、ヒロインの名前が分からない映画も初めてだった。
電話、映画、猫がいなくなっても…別にと思っていたけど、それらに関わる人達との繋がりも全て消えてしまう。その繋がりを無くした時、何のために生きているのか、そんな世界は果たして幸せなのか。
静かにゆっくり流れて、ゆっくり感じる。
時系列が行ったり来たりするけど、そこまで分かりにくくはないはずです。
自分が消えた時、世界は何も変わらないけど少しでも誰かに影響を与えられていたなら。影響を与えられるような人でありたい。人生でありたい。
泣ける、、?
泣ける!と評判だった割にそこまでの感動は、なかったです。話が浅いという印象です。
全体的に画が暗くて、そんなに暗い必要あったかなあ。
宮崎あおいさんの演技が凄くて、彼女がいると画面が映えます。滝でのシーンカッコよったです。
ブエノスアイレスでの旅人との別れのシーン、リリイシュシュのすべてとどこか似ているような、、。
濱田岳くんと佐藤健くんのシーンが個人的に好きです。
ハマらなかった
PVで女の子達がめちゃめちゃ泣いていて今年一泣ける作品だと言うので期待してました。
結果から言うと私の瞳から涙がこぼれ落ちることはなかったです。
良い話なんですがファンタジーな要素と現実があまりしっくり来ず、心に響かなかった感じです。
家族の中で大切そうな時計があっさりきえてしまたし、猫が消えるかという時も、死んだはずのお母さんが病院に突然現れたり、よくわかりませんでした。
消化不良だったのは、おそらく何か重要な物語があるだろう、お父さんとお母さんと懐中時計。
お母さんが出産の時も、亡くなった時も懐中時計を修理していたお父さん。
なんでそこまで…というところは説明が欲しかった。
しかし、佐藤くんの演技は素晴らしかったし劇場の半分以上の人がすすり泣いていましたよ。
自分にはハマらなかったというだけで良い作品だと思います。
透き通る世界
世界から何かを消すことで、自分が少しでも長く生き延びられるとして。
でも、世界から何かが消えれば、それによって人との関係や出来事が変わってしまう。
すると、世界から何かが消えることで、それによって変わってしまう人との関係や出来事が、自分にとってどれほど大切なことがあるかに気づく。
叶わない夢やできなかったことはあっても、自分にとって大切な人や、大切な思い出を認識していれば、困難にも向き合えるのだろうか。
悪魔のキャラクターが本人と違いすぎて違和感があったけど、本人が海辺で生き方を定める覚悟をしたところや、父親が捨て猫を探してくる不器用な優しさ、息子を想う母親、温かい友人たち、函館の透きとおるような美しい景色、静かな音楽に、涙が溢れた。
何かを得るには何かを捨てなければならない
予告編の内容を見てこれは面白そうと思い見ました。
内容は素晴らしい、しかし監督の編集が少し雑かなと思いました。所々の説明不足があり少し分かりにくかったです。今は過去の話をしているのか現在の話をしているのかのつなぎや最後になぜ彼女や親友の記憶がもどっているかなどが少し疑問に思いました。
内容がとてもいいだけに勿体ないと思いました。
イグアスの滝での映像は息を呑むほどに美しく素晴らしかったです。
この後小説を買って読んでみたいとおもいます。
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