世界から猫が消えたならのレビュー・感想・評価
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産まれてきてくれてありがとう。
これまでの人生をそう。
僕の場合はこうだったよって。
大切なものが沢山あります。
それを大事に生きていこうって。
生きてやるって、思いました。
コロナ禍の今こそ
〇〇が消えると、思い出も無いものとされ、世界が変わってしまう、、、。コロナ禍の今も音楽や映画、など芸術鑑賞の場が失われつつ(延期ですが)あり、思い出が無くなるどころか作ることが出来ない。緊急事態宣言ではこの作品のことを思い、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思いレビューしました。
"何気ない日常"を愛する全ての人へ
「ジャッジ!」や「帝一の國」、「恋は雨上がりのように」などの名作を手がける永井聡監督でかつ、友人から強くオススメされていたので鑑賞することに。
特にこれといった前情報は取り入れず。
めちゃくちゃ面白いじゃないか!
もう凄すぎます、永井聡監督。あんたの映画全部面白いわ。
脳腫瘍が見つかり余命残りわずかと宣告された僕(佐藤健)は、宣告されたその日家に帰ると自分のことを悪魔と言う自分そっくりの人がいた。その悪魔は、この世から一つものを無くす代わりにお前の寿命を一日延ばしてやると言う。
キャスティングの妙。
意外とこういう役も似合うんだなと驚いた今回の佐藤健。るろうに剣心のようなカッコイイ役もいいけれど、泣き虫で優しい役の方が個人的には好きかな。
奥田瑛二もやっぱりいい。無口なんだけど、存在感があって不器用なお父さん役がピッタリ。映画が一段と引き締まる。
でも、今作で群を抜いて上手いのは濱田岳。
〇〇の1本を探す時の濱田岳には泣けてくる。普段は映画のことしか話さず、顔を見て話せないのにね。。。
そして、素晴らしい音楽と美しい映像。
あの不思議な音楽のおかげで始まってすぐこの世界観に引き込まれ、とっても綺麗な映像で追い打ちをかける。
映画館で見たかったなと後悔するほど、いい。
ラストに詰め込められた心地いい伏線回収の嵐。
ギリギリまで分からなかったことも、無理なく回収されスッキリしまた泣けてくる。キャベツは笑えてほっこり。あのシーン大好きです。
消えるを軸に四部作のようになっているのも面白い。
急に場面が変わり、時系列の難しさで混乱する。
一つ一つじっくり見ておかないと。と思わせるためにわざとやってるんだろうな。その作戦、成功です。
ただ、タイトルに猫を入れてるが猫エピソードはイマイチ。インパクトはあるものの、猫に関してがほかの3つに比べてめちゃくちゃ薄い。猫、愛してたんかな?
何気ない日常が煌めいて見える。
失うことで気付くそのものの偉大さ。
友人、恋人、家族。いつまでも続くと何故か思っている人生も、ある拍子で終わりを迎えるかもしれない。
今日といういつもと変わらない日を大切にしよう。
素晴らしい映画でした。
永井聡監督の次回作、キャラクターも楽しみだ!
よかったです
なんとなく観賞したけど、結果観てよかったです。
孤独とか不安とか、生きていくことは葛藤や悩みの連続で正直疲れることが多いです。特にこんなご時世だし。
そんな中でも小さな幸せを噛み締めながら、一瞬一瞬を大切に生きていきたいって思わせてくれるようなそんな作品でした。
涙が出たのに前向きになれるそんな映画でした。いつか死ぬからこそ生きようって強く思いました。
この映画なら世界から消えてもなんの問題もない
大学の授業の予習で、この映画を観なければならなかったので、仕方なく観たのですが、とてもつまらなかったです。
つまらなかった点を3点上げると、
まず一つ目は設定。
冒頭から、余命宣告された主人公の前に天使だか悪魔だかわからない不思議な生命体が現れて、無理難題をふっかけるという、過去何千回繰り返された設定で驚きがなかった。そして、中盤にも母親の死を見取れなかった父との仲違いや、その他うんぬんありふれた教科書通りの設定が続き、オリジナリティが感じられなかった。
二つ目はテンポ。
特に後半の二十分は余計なカットが多すぎて、その割にはストーリーがまったく展開しないので、観ていて退屈してしまった。お爺ちゃんとかならぼーっと観るのに丁度いいかもしれないが、大学生の私には拷問だった。
三つ目はストーリー。
小説からストーリーが、売れることを念頭に置いた商業小説感があって鼻についていたけれど、映画にしても酷かった。蒼井優の「生きてやる」のシーンや、濱田岳がDVDを泣きながら探すシーン、映画中必要に流れる音楽など、お涙頂戴要素がふんだんに盛り込まれており、ここがハイライトですよ!感満載で、まったく泣くことができなかった。本当にすべった演出だと思う。
以上の理由から、まったく人にオススメできる作品ではありません。友人に生涯でつまらなかった映画ベスト10をあげてと言われたらランクインしますが、面白かったの方でこの映画を人に勧めることはないでしょう。最低でした。
過去の回想シーンは良いんだけど長すぎる
結構評価がわかれてますね。原作知ってる人は評価が高いのに知らない人の評価はふるわない。
自分もあまり良かったとは思わなかったほうなんですが、理由はなんだろうと考えてみました。
時系列はたしかにわかりにくい。勘の良い人は平気な範囲だけど、もう少し気を遣っても良いと思う。演出の違いもあまりないし、若みせメイクもあまり上手ではなく、え?これ何年まえ?もうちょっとやりよう無かった?というのが正直な感想。
あと過去のシーンが長すぎる。長すぎて記憶が繋がらないとまでは言わないが、感情が繋がらない。だから観ているうちに客観視してしまい感情移入が醒める。
原作読んでるから、すんなり入ってきただけなのか、評価が低いのが残念...
原作読んでるから、すんなり入ってきただけなのか、評価が低いのが残念。
むしろ、わかりやすかった気がするけど。
大事な時間があって、好きなものがあって、人と繋がっていた人生を大切に思う。
最後ちょっと泣けました♩
世界観が素晴らしい
モノがその時の感情や思い出を、誰かと共有するためにある。そんな世界を描いている。失ってから気づくではないが、、、
言葉がない、素晴らしいの一言でまとめたくはないが、もっと早く観たかった。
全てのモノ、コトには意味があって、そんな日常が溢れる世界に住んでいる僕らは、きっと幸せなんだと思う。
佐藤健、宮崎あおい、素晴らしい役者さん。
感情を純粋に伝えてくれた。
ありがとう。
【余命僅かの、”僕”と”悪魔”との取引の果て】
佐藤健演じる”僕”と”悪魔”の対面シーンが妙に記憶に残っている作品。
”僕”より”悪魔”は
・狡猾で(当たり前)
・人差し指が美しく、そして長い・・
・”僕”にある取引を持ち掛け、寿命延長を約束する・・
”僕”のかつての彼女(宮崎あおい)は映画館の受け付けをしていたり、
”僕”の数少ない友達ツタヤ(本名タツヤ)(濱田岳)はレンタルビデオで働いていたり・・
世界から”電話””時計”が無くなっても、”映画”が無くなるのはなあと思った方は多いのではないかな。
<劇中に登場する”思い出の”映画>
「太陽を盗んだ男」
「ブエノスアイレス」
「海の上のピアニスト」
「燃えよドラゴン」
「ライムライト」
「アンダーグラウンド」
「恋人たちの予感」
「メトロポリス」
<映画の選択はなかなか良いな”川村元気君”、と上から目線で思った映画でもある。>
<2016年5月14日 劇場にて鑑賞>
印象に残ったことといえば
印象に残ったものといえば、函館の坂、原田美枝子の優しい笑顔…くらいか。
何とか最後まで観きったが、しんどかった。話が唐突すぎて感情移入できない。現先を読んでいないのでなんとも言えないが、冒頭部からの展開が雑なのではないか。
他、現実と過去の境目がわかりにくい、「ありがとう」の言葉が唐突すぎる、僕の中のもう一人の僕って意味わかんね。
好きな役者が揃っていたのにな〜。
時系列が難しかったです。 生きていく上で確かに水や食物は必要ですが...
時系列が難しかったです。
生きていく上で確かに水や食物は必要ですが
映画や音楽が趣味であるとそれを失ってしまったら生きている価値は無くなってしまうと改めて感じました。
猫ちゃんかわいいし佐藤健さんと濱田岳さんの演技がとても良かったです。
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