「いくらなんでも・・・。」起終点駅 ターミナル ア~チを~描け~♪さんの映画レビュー(感想・評価)
いくらなんでも・・・。
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僕は北海道人だからこそわかる、現地の気候風土の質感をよく切り取っていた映像と、丁寧な演出、佐藤浩市の抑制の効いた演技、一方で本田翼の瑞々しい演技にもは好感が持てた。
しかし最後の最後に佐藤浩市演じる主人公が、「息子の披露宴に間に合うか?」とカレンダーを確認した割には、なんと釧路から東京までわざわざJRで移動しようというのは、現地ではあり得ない。
釧路ももちろん、途中の帯広でも新千歳でもJRから接続して東京に空路を使う手段はいくらでもあるし、一般的。
「起終点駅」という物語であるために、という無理な展開が残念ながら作品を幻滅させてしまったと言わざるを得ない。
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