「「起終点駅」を観て・・」起終点駅 ターミナル Ryoichiさんの映画レビュー(感想・評価)
「起終点駅」を観て・・
原作は直木賞作家の桜木紫乃の短編小説。舞台は道東の釧路。時代背景は平成26年の現代。65歳の弁護士は、30年前のある事件が今の生き方に繋がっている。
映画では、佐藤浩市が主演である。
ここからはネタバレになるかも・・
学生時代に別れた彼女と、34歳で旭川地裁の裁判官をしていた頃に再会する。
彼女と昔の仲に戻り逢瀬を続ける彼は、妻と4歳になる子供と別れることを決心する。
そして彼女と一緒に駅のプラットホームに立つが、彼女はホームに入る列車に飛び込んでしまう。
ここから彼の国選弁護しか引き受けない釧路での弁護士生活が始まる。
作品のストーリーは、覚醒剤所持で執行猶予中の若い女と関わっていく。
映画では小説よりも全体的にやわらかい暖かい感じがした。
息子の結婚式の招待状に戸惑う様子もよく表れていると思った。
小説では結婚式に欠席するが、映画では自ら漬け込んだイクラを持参して、東京の結婚式に向かう。
映画での息子の手紙に「僕のお父さんはひとりだけですから」と書かれた内容にジーンとした(涙)
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