攻殻機動隊 新劇場版のレビュー・感想・評価
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もう一つヒネたSFとしてか、攻殻異世界モノとして
よくまとめ上げていたと思います。時々背景音楽が単調に感じましたが全編飽きず楽しめました。
でも私的に、サイトーが単なるチンピラでトグサが単なるお荷物キャラなのが嫌だった。
ハードな未来社会でも旧シリーズが基本的に手放さず脚本に埋めていたニンゲンの大切な何かをアッサリ削除更新して、それこそAI作成的なストーリーコンセプトになっている気も‥ まあよく分かりません。
作品の完成度を誉めている方々すみません、私ゴーストが既にSAC-verseのネットのどこかに漂っている人間なのでご容赦下さい。
黄瀬和哉監督版の攻殻。攻殻にはルパン3世並みに手掛ける人ごとに色ん...
黄瀬和哉監督版の攻殻。攻殻にはルパン3世並みに手掛ける人ごとに色んなバージョンがあるけど、時代が下れば下るほどに偽物感が強くなる気がするのは自分だけかしら?
私の中で最強の攻殻は神山健司監督のシリーズなんだけど、そういう事思っちゃうような作品でした。
9課チーム結成までの前日譚
攻殻機動隊ARISE border:1〜4 及びPyrophoric Cultからの流れを汲む「第4の攻殻機動隊」にして同シリーズ25周年記念作品。
個人的には、しっかりと攻殻機動隊の世界観を構築されているし、9課の個性的なメンツが集まる流れを描くのは必然だろうし、特に不自然な点も無いと思う。
全体的なストーリー展開として、素子の古巣、陸軍501機関の上司であるクルツ中佐が養護施設時代の友人クリスだったというオチはある意味賛否の対象かもしれないが、全体的には面白い。
ラストのお花見エピソードも原作オマージュを踏襲していて微笑ましい。
よかった
途中で眠くなって二日に分けて見たら話しがよく分からなくなる。しかし、通して見ても分からない気もする。草薙素子が二人いるのはよしとしても、まるっきり同じかっこうで服まで同じなのはどういうことなのだ。コーネリアスの音楽がかっこいい。タチコマがかわいい声でしゃべる。運転席が狭い。
どうもARISEは楽しみきれない。。
攻殻は原作含め押井作品からずっとファン。
一番好きなのは神山さんのSACだけど、どうしても比べてしまう。。
声優が変わったのは特に問題無いんだけど、ARISEはストーリーが複雑すぎるように感じる。
それが練りに練った上での複雑さなら良いけど、このシリーズは製作側が無意識に話を複雑にしよう、って意識が感じられて、それがどうも自分の身体が受け付けてくれない。
で、作品に没入ができない。
映像のクオリティって意味では文句無いので、やはりストーリーだけが不満。
攻殻はこれからもファンであり続ける。
次回、別の監督(脚本家)が作る作品に期待したい。
自分のゴーストに従え
シリーズの熱心なファンではないが楽しめた。
SFの漫画や小説は内容が難しいと感じたら、ゆっくり読み進めたり繰り返し読むことができるが、映画はそうはいかない。ずっとノンストップで続いていく。そういう面で、SFアニメーションは円盤向きなのかもしれない、などと思ったりした。
世界観、映像、作画、音楽までクオリティの高さは申し分なし。予備知識なしでこれから観ても楽しめるんじゃないかと思う。
あのオチ、誰も止めなかったの?
アライズシリーズについてですが、これはパラレル?
とりあえず攻穀シリーズの映像作品の設定無視や矛盾は気にしないようにします。
その上でアライズシリーズは2流としか言えない出来でした。
おそらく作画や演出、サブの脚本家は旧作のファンか製作スタッフが多いんだろうと思いますが、メイン脚本家は攻殻シリーズをよく知らない人なんじゃないのか(笑)
劇場版のあのオチは無理でしょう、、、
あれだけの管理社会と政治や国益派閥の軋轢を描いておきながら、軍属の上位階級の人間が電脳無しのリモートでしたーっ、とか(笑)
いやいや、入隊時点で即バレるでしょ。
百歩ゆずっても検死の段階で即判明するし。
多分、何人かのサブ脚本家はシリーズの面白さを理解していて
プロジェクト2501が生まれるまでのバックボーンを描きたかった人がいたり
笑い男シリーズような電脳化による身心の障害や問題を描きたかった人がいたり
2ndのような外交や紛争の裏事情的なシリアス物を描きたかった人がいたんでしょう。
そんな要素が全部積まってるもんだから、そのどれもが中途半端な説得力を維持したままにストーリーだけ進んでいきます。
アライズシリーズのストーリーの進み方も非常に不快で中身の無いアメリカドラマが良くやる手法ですが
ショッキングな事件の謎を追う→黒幕に迫る→黒幕は死ぬ→さらなる謎をもたらす黒幕が現れる→黒幕に追る→黒幕は死ぬ→さらなる黒幕が~(1話から劇場版までがこれの繰り返し)
多すぎるサブ脚本家
シリーズに対して理解不足なメイン脚本家
全くイケてない音楽
設定的に無理な大オチ
アメリカドラマ的なストーリー展開
おそらく見返すことは二度と無いです。
唯一、素晴らしいと思った点は
技術や利権が固まりきっていない世代の義体は規格が統一されておらず、誤った選択をした人達はアップグレードもメンテナンスも受けられずに生きながら朽ち果てて行くしかない、というくだり。
電脳化や義体化が確立される前の時代の話としても最適な題材ですし
色んな要素をぶちこむより、シリーズ通してその一点に絞って掘り下げるべきだったと思いますね。
非常に残念なシリーズでした。
この作品を観る前にARISE全部観ておいた方が良い。 春なのに花見...
この作品を観る前にARISE全部観ておいた方が良い。
春なのに花見もネェとかいうセリフあるのはエンドロールの為。落下しならがらの光学迷彩で押井版、桜の24時間監視で神山版へのオマージュ。
欠けがえのないパーツと自分の中のゴーストに従い、『攻殻機動隊』へ
士郎正宗の不滅の人気作『攻殻機動隊』のエピソード0とでも言うべき『~ARISE』。
その劇場版。
まず、本作の前に製作された4つのエピソードを先に見ておいて良かった。
公安9課設立前、まだ陸軍の501機関に所属していた草薙素子。
荒巻からスカウト、後に仲間となるメンバーとの出会い。
第1話のラストで荒巻から「自分の部隊を持て」と言われ、すでに面識あったバトーや警察から引き抜いたトグサらメンバー探し、第3話ではあの少佐が義体技師の男とマジ恋など、興味深いエピソードも。
キャラデザインや声は従来と違い、賛否両論激しいが、若き頃の話なのでこれはこれ、なかなか面白く見れた。
で、劇場版は…
大使館占拠と総理大臣暗殺という大事件が発生。
総理の息子の補佐官から直接命令を受けた少佐率いる独立部隊は捜査を開始。
義体開発を巡る政治的動きや電脳ウィルスの存在を突き止める中、少佐は…。
哲学的で難解な押井版より、少佐らの活躍や陰謀絡む近未来アクション風。
クールな世界観、アクションのカッコよさなど、画のクオリティー含め、これぞジャパニメーション。
爆破や銃撃などの音響の迫力が素晴らしく、劇場で観てたらより迫力増しだったろう。
ドラマ部分の見所は、少佐のキャラ像の掘り下げやその過去。
態度のデカさも跳ねっ返りの強さも、すでにこの頃から出来上がっている。
仲間に対しても優しさを微塵も見せる事無く、ドライなまでに命令を下す所か、パーツ呼ばわり。
突然部隊の解散を告げ、単独行動。
…しかし、これには訳が。
仲間をモノ呼ばわりしても、モノ扱いはしない。
少佐なりの仲間への心配や思いやり。
近寄り難いほど硬派であってこそ、少佐だしね。
あるシーンで、大ピンチに陥った少佐。
そこへ助けに現れたのは…、言うまでもない。
時折少佐に対し不満や減らず口や「メスゴリラ」と暴言(某一名)吐いても。
単なるパーツではない、以上のものが芽吹いている。
少佐の過去は衝撃的でもある。
0歳児からの義体化。
全て造られた感情なのか。造られた記憶なのか。
過去との対峙。
かつて所属していた因縁ある機関や人物との闘い。
それでも、自分の中のゴーストに従って。
本作の前の4エピソードを見ていても、小難しさはやはり否めない。
全くの初見だったら完全にちんぷんかんぷん、訳が分からないだろう。
すっきりとした代物ではない。
また、押井版ほどの斬新さやビジュアル・センスにも欠けるが、まずまずのSFアニメ。
終幕シーンは押井版のOPシーンを彷彿させるお楽しみ。
こうして公安9課が設立に至り、そしてまた『攻殻機動隊』が見たくなる。
コンビニの食事!!
例にもれず説明が多すぎる昨今のアニメでしたが、押井版よりはまだ観やすい印象でした。ゲームのようなバトルが高度過ぎて、どちらの組織が勝ってもおかしくないような感じでした。何のために戦っているのか、途中で分からなくなってきました。設定に凄く拘りがあるように見える反面、主人公たちはコンビニの食事なので薄給のアニメーターの皆さんを思い浮かべてしょんぼりしました。
電脳と義体の規格が変わりバージョンアップ出来なくなる
映像音響共にバージョンアップ
安倍さんに似た総理が暗殺
軍が民営化される未来
クルツが死ぬ
少佐と同じ義体
最優先ラインの独立攻性部隊
ガンツスーツみたい
お前達は優秀なパーツだ
ゴーストに従え
モノ呼ばわりするけどモノ扱いはしない
エンドロール途中におまけカットあり
未来を創れ
冒頭の素子・クルツの会話から、この話は2人の対になる考え方がメインになるのだと分からせられます。
少女の正体が分かるシーンを改めて観ると、上位の世界へ行きたくなるほど色んな経験をしてきたんだなあと想像できてしまいます。
この世のどんな醜い部分を見てきたんだろうと。
そしてそんな中でどうやって自分のゴーストと向き合えい、未来を創ればいいんだろうと。
ゴーストを管理されることを嫌がる素子。規格外の体になってしまい自殺に追いやられる軍人たち。機械になりきれない人々を描くことで、人間の魂や感情はどんな本質を持っているのか、この作品本来の(?)テーマがダイナミックに表現されてます。
ariseの締めくくりとしてよかった
今作の出来は素晴らしいかった。ナンバリングの4作、オルタナティブアーキテクチャーの伏線とか、疑問点等が個人的に解消された。映像も綺麗で見応えあり、内容にも納得。全て見てからの評価はグンと上がりました。
テレビで放送した9,10話(border.5)も見たくなりました。
謎は謎のままが良いのかも
3年前、攻殻機動隊の名前は聞いて知っていたが、その内容と作画やアニメーション、光学迷彩などのキーワードにはまり初めてTVシリーズを観てさらに少佐やその世界観に魅了され、再始動するとの事でARAISに期待して1〜4を経て劇場版を観たが、残念ながら出生の秘密は分からず仕舞いだった。世界観はオリジナルを尊重していて評価は出来ると思う。但し、9課結成前夜の設定で仕方ないと思うが、作画は慣れ親しんでいるTVシリーズがやはり好きである。
不満の“ARISE”、完全抹消!!
正直『ARISE』シリーズはかなり不満が多かった。とはいえ全部拝見したのは公開前に放送された『ALTERNATIVE ARCHITECTURE』で(まあほとんど変わらないんだけど)、何が不満だったかってテンポが悪いし、話も何か盛り上がりに欠けるというか、何より一番不満なのが一目見ただけで抵抗のキャラデザ。押井さんや神山さんがとにかく“これ!”って感じなのに、こっちは第一に“何これ?”。この段階で作品への期待が一気に萎んだけど、『劇場版』は全然違った。はっきり言って“挽回”してた!!
一番の理由は“ストーリー”!!僕は最近冲方さんのアニメを何度か見る機会あって、『蒼穹のファフナー』『サイコパス2』、『蒼穹のファフナー EXODUS』とどれも本当面白くて、特に『サイコパス2』の4話が一番頭から消えない強烈さで、その後何度Twitterで意見・感想をツイートしたか(苦笑)
今回の『新劇場版』はそんな僕がハマってしまった冲方さんの手腕が回帰、不満だらけの『ARISE』シリーズの伏線もバンって明かしてきたし、“『ARISE』はそういうことなのか!!”って衝撃まとめてやってくるとか、耐えたかいがあるってことを見終えて実感させてもらえたなあ♪まだ絵柄は慣れないけどね。
でも絵柄の不満とかを一切吹っ飛ばすぐらい、ストーリーがカバーしてた!!ちょっと見るのが不安な人は、一度レンタルで見てみては?僕は結構満足でした!
追記:ちなみに作品を拝見したのは“攻殻×シドニアSFコラボナイト”というスタッフ登壇イベント内!生冲方さんと黄瀬さんに、『シドニア』からは瀬下監督と弐瓶さんの豪華布陣。トークも映画もアニメも見れて、楽しかったのをちょっと自慢(苦笑)
肉弾戦が足りません…
もっと、もっと、アケションが観たかったです。
アクションの迫力がなんだか…物足りなかったです。
モトコVSモトコが特に。
でも、はじめて、攻殻機動隊を映画館で観ましたが、迫力が違いますね。見に行ってよかった。
モトコさんの育った場所が見られたのは嬉しかった。
女ちいちゃな頃からお転婆だったのだなぁ。
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