セッションのレビュー・感想・評価
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超絶技巧を堪能。
演奏のシーンはどれも圧巻。ドラムの事は何も知らない私が観てもすごいのがわかる。
息をのむとはまさにこの事。途中、本当に呼吸するのを忘れてたくらい。
終始、緊張感が半端ない。
あと、先生の鬼教官ぶりには私が怒られてる訳ではないけど、怖くて、悔しくて、涙が出た。
ただ、
現役鬼教官時代の先生の本当は優しい人エピソードをちょいちょい挟むのは要らない気がする。
人間的にはまあまあ大丈夫よって事だろうけど、最後に復讐を仕掛けるくらいのクズな訳だし。
あと、主人公のドラム狂いっぷりもベタだなーと思った。
叩きすぎて流血とか。
事故って血だらけで大事な演奏会に駆け付けるとか…
ラストシーンでこの映画のタイトルである「セッション」の本当の意味が分かる瞬間、鳥肌が立った。魂の共鳴とはまさにこの事だ。
本年、観入った度No.1!!
クライマックスシーンは、伝説になること間違いないでしょう!!
このシーン観たさで、3回劇場鑑賞した。
もっと鑑賞した方もおられるだろうが、3回とも最後列にて、このシーンになると劇場内の雰囲気が、一変した!私も含めてだが、我を忘れて、とり憑かれたように、あの二人を観入ってた。
年間200本ぐらい劇場鑑賞するが、滅多に味わえる雰囲気ではない。それぐらい、一人一人の鑑賞者が、同じ思いだったのではないだろうか。
ジャズの伝説、逸話は、本編でフレッチャーが、チャリー・パーカーを話すシーンに見られるように、私もある小説を読んだ時にジャズ好きの主人公が、有名ミュージシャンの伝説を語っていたのを思い出す。いずれも普段の状況ではなく、重さ、程度の違いはあれ、極限まで追い込まれた時に、伝説が生まれているような気がする。
あくまで、映画のストーリーではあるが、仮にアンドリューが、この先、有名なミュージシャンになったとしたら、このクライマックスシーンは、伝説として語られるだろう。
公開前から、J・K・シモンズの怪演ぶりは、話題になっていたが、助演オスカー受賞は大納得!!
フレッチャーが、時間通りに、教室に入った時のピリッとした緊迫感、緊張感が、全てを物語っている。
二人きりで話すシーンと教室内のレッスンシーンのフレッチャーは、比較要素としても本作の見所の一つ。特にレッスン時のセリフの言動の迫力が凄まじい!!
アンドリューとの再会時に、死んだジャズという言い方をしていたが、完璧主義というより生きたジャズを追い求めるが故に、とことん容赦なく追い込む。だからといって、人としての尊厳まで傷つけていいとは思えないが、この辺は、賛否あるかもしれない。
あのフレッチャー楽団が形成されるで、いったい何人脱落者が出たのか。それでも、必死についてくる所から、優秀なミュージシャンを育てたのも事実なのかもしれない。
猛レッスンに耐えに耐えて、実力で主奏者に選ばれての初のコンテストの道中での出来事も、その後の乱闘、そして、学校の退学、密告による退職も、クライマックスシーン前のこの期に及んでのフレッチャーの仕打ちも、出番は少ないが、笑顔のかわいいニコルとの別れも、全てが、あのクライマックスシーンまでのストーリーの積み重ね、伝説を生む土俵といえよう。
これは、、、
ただ単純に「凄い」という一言では片付けられないけど、まず観終わってからの頭に浮かんだのは「凄い」という一言。
終わってからしばらく鳥肌が立つのがおさまりませんでした。
まだ観ていない人は是非映画館で。
素晴らしかった
とにかく音楽の好きな私には面白かったし、感動した。最後のシーンのカメラワークや、演奏してる人たちの一体感、主人公のドラムさばきには鳥肌が立った。また、教師役のj.k.シモンズの狂気ぶりは圧巻だった。
ビッグバンドの演奏がそのままアクションシークエンスになっている画期...
ビッグバンドの演奏がそのままアクションシークエンスになっている画期的な映画。邦題では表現し切れない異常なまでに漲ったテンションがハンパない。ジャズ版『愛と青春の旅立ち』かなと思ってましたがここにはそんなロマンスは欠片もなくて、ほとばしる汗と血マメが潰れて飛び散る血飛沫に溢れている。これは全ドラマー必見だと思います。
音楽版ロッキー。
飛行機内鑑賞①。
音楽好きなので、と思い予備知識ゼロで鑑賞。
いや~。。。
これ、R指定ついてるのかな?R-15くらいがいいと思う。
これ、小学生の時に見てしまったら、ストイックな性格の子供だったらそのあとの人格形成に少し影響を与えてしまいそうなほど怖い。
描写が少し過激すぎると思った。
昭和的、ロッキー的感覚、狂気の沙汰ともいえるストイックさ。
モンモノの「狂気」に手に汗握って、鑑賞後はかなりの疲労感。。。
久しぶりにこんな刺激的な映画を見た。
圧倒的
常人には理解できない程の
命懸けの情熱に震えました。
こんな人生を歩みたい!
対象は人それぞれだと思いますが、
結果墜ちたとしても後悔しないくらい
懸けられるものをみつけた人生は
間違いなく最高ですね。
何かに懸けてる人・それに憧れてる人には
確実に響く映画だと思います。
逆に安定・安寧が至上の価値観とは
相容れないでしょうね。
私はかなりハマりました。
自分の映画ベスト3に加えます。
音楽家同士の黒い部分
この映画は、音楽家を描いています。
常に周りと協調を求めようとする人には、とんでもないくず二人の意地の張り合いの映画に見えると思います。
ジャズとか、ロックとかクラシックとか関係なく、常に自分のアイデンティティを求める性
観客に夢をとか感動とか、言いながら自分を表現することで自分の存在価値を他人に認めさせようとする演奏家の暗い部分を描き出した。初めての映画だと思います。
最後の演奏の時、観客の姿は全く出てきません、観客は映画を見ている自分たちなのだと思います。
最後の壮大な意趣返しと、意地の張り合い。それを見せられる観客。
でも、息をするのを忘れるぐらい見入りませんでしたか?
これこそが、この映画の描く音楽家の正体。感動をあたえる音楽家のエゴイズム。
大事なのは自己のアイデンティティであり、そのためには周りのことは二の次
そして自己の鍛錬などはやって当然、自身が楽をして周りを利用するのではなく。
周りのことなど考えていないという音楽家の本音を描いていると思います。
この映画は、ジャズを50年聞いていても、聞く側だったらわからない。
演奏家、パフォーマーとして人前に出れば気がつく部分が多いと思う。
騒ぐ程ではない
話題になりすぎて、また評判も良く期待していたが、ハードルが上がってしまって楽しめなかった感はある。
音楽ものなので演奏シーンはPVみたいにテンポ良くて、編集頑張ったなーって感じ。
J.K.シモンズの圧倒的な存在感と演技、そしてジャズアンサンブルの美しく、時に凄まじい旋律が映画の骨組み。
ジャズの世界の人が怒ってるらしいけど、怒るほどか?
ハートマン軍曹みたいだとか言うけど、そこまででもない。鬼気迫るってよりは、熟練の演技。
オチは伏線を回収してスッキリ終わる心地よさがある。物語で唯一爽快なシーン。
個人的にはもっと鬼教授の人間性を掘り下げてくれないと、ただのチンケなクソ野郎にしか思えなかった。
主人公も根暗だから、物語全体がとにかく暗い。最後のシーンは秀逸だけど、ちょっと置いてかれた感が…。分かるけど、なんかハネなかった。
色々とボチボチ楽しめるけど、ボチボチでんなで終わった。
邦題はセッション、現代はWHIPLASH
原題の方がしっくり来る。
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