セッションのレビュー・感想・評価
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してやったりな笑顔と、やるやん!こいつな笑顔
テンポが速い!遅い!言われても素人には何のことやら。そんな理不尽とも思える強烈な指導を行う鬼教官とプロのドラマーを目指す青年のやりとりを描いた映画。
スポ根的な要素は満載で、実は学生思いのいい先生だった!みたいな展開と思いきや、若造にそんな復讐するかーというラスト。と思いきや、さらにもう一手隠されていた。
ラストのその一手がこの映画の評価を高めているはず。なんだかんだいって自分の求めている演奏に出会うと体が動いちゃうよねって感じの鬼教官と、してやったりな主人公の笑顔が最高。エンドロールが流れる中、しばらくにやけ顔がおさまらなかった。教育とは…、ドラムの技術が…、なんてのは気にせず楽しめばいいのだ。
ストーリーもだけど、サントラがイイ!
話の展開も意外性があって、最後までどう終わるのかわからず、ワクワクさせられた。
人間の追い込まれた精神面もよく表現できている。主人公を追い込んでいる先生の超スパルタ教育も、途中はさすがにやり過ぎかと思われたが、トップレベルの音楽学校でトップを目指す指導って意外とこのくらいあるのではないかと思えた。
なにより、最後のライブシーンが最高に良かった。
音も臨場感もこの作品を本当に感じるには映画館でみるべきだと思う。
愛と狂気
アンドリューとフレッチャーのジャズへの愛と狂気の物語。
ドラムというのはただ叩けばいいものではない。自分の魂、身体、全てをかけてひたすら叩く。
アンドリューとフレッチャー二人ともジャズと共に生きる、いやジャズと一体となってるような気がした。
とにかく圧倒される。こんな映画観たことない。
音楽家の音楽に対する熱意を感じた!
物語の始まりから終わりまで、音楽に関わる話ですべてが音楽で奏でられている。その音楽は、先生と教え子を中心とする音楽家によって奏でられ、演奏者の努力の結晶というものが滲み出ていた。
鬼教師と称される先生のスパルタの教え方には、気迫があり、音楽に対する熱意が身に沁みるほど感じた。音楽に対する熱意が強すぎるためか、教え方が強すぎると感じてしまう点もあったが、何か1つの事を愛して、打ち込むことは素晴らしいと感じさせられた。
セッションではなく
スリリングな展開の真っ直ぐな映画といった印象。
人生でなにが大切なのか、そのうちの一つを提示してくれている。
ラストはこれ以上に気分良く終わらせることも出来ただろうが、ただの音楽映画ではないことの表れなのだと思う。
セッションではなく、WHIPLASHならば納得の映画である。
情熱と狂気
何かを突き詰めて追い求めるって、こんな感じなのかな。
スパルタを地で行くようなフレッチャーの指導は理解に苦しむ部分もありましたが、きっとそれが無かったらニーマンの快演も無かったのかもしれないと思うと、厳しさと苦痛を代償に得られるものもあるのだろうなと思いました。
指導って難しいですね。叱るのか、褒めるのか。何かを追求することも難しい。それ以外のものを犠牲にするのか、大切にするのか…いろいろ考えさせられた作品でした。
でもやっぱり音楽って良いですね。ニーマンもフレッチャーも他の人達も、考えの違いはあれ皆音楽が好きなわけで、情熱があって痺れました。作品中に出てくる音楽もかっこよくて飽きません。
圧巻のプレイ
てっきり音楽映画かと思ったら全くの別物!セッションという題名から想像できるものよりはるかに上のハードで禁欲的でグロテスクな映画だった。
何かに、ハマる、ということを突き詰めるとこんな風になります、というのを別視点で見た気がします。
パンチ効いてる作品
終始力が入る映画って戦争映画くらいかと思ってたら、非常に疲れた。
速さとリズムがすべて、的な追いこみ方とか、それについていこうとする異常なストイックさとか完全に狂気の沙汰としか思えないやり取りだけど、うっかりのめり込んでる自分がいた。
確かに最後の件は凄い!
信頼と復讐と血と汗と涙と酒と音楽と親子と恋愛と狂気のど根性映画でした。
個人的には邦題で良かったと思う。
新宿、満席。 若い人、カップルも多く、一人の男性もちらほら。 音楽...
新宿、満席。
若い人、カップルも多く、一人の男性もちらほら。
音楽をキーワードにエッジが効いた、というか一線を越えた感じ。
厳しい環境で育つ若い才能を観にいったらめっちゃ怒られた。
叱咤激励、根性というかある部分、日本的。
女の子からは怖いと声も出てた。そらそうよな
先生と学生の駆け引きに興奮する
フレッチャーの暴力的行動、アンドリューのフレッチャーへの態度に常にドキドキさせられた。
ジャズに限ったことではないが、スパルタ的教育の中で、潰されてしまう人もいれば、反抗して逆に力を伸ばす人もいるということだろう。
フレッチャーはアンドリューに「学生の力が伸びることを期待した」と言っているが、その時点でフレッチャーはアンドリューに対して反感を持っていた。今まで理不尽でスパルタ的な教育を続けていて、潰れた学生がいなかったわけがないし、先生自身、いたことを認識していなかったわけがない。単に技術の低い人を罵倒することによって自分の立ち位置を確保していたのだろう。
しかし終盤、アンドリューが逆に力を伸ばしたことで、フレッチャーはアンドリューを認めざるを得なくなったのだと思う。
たましい抜かれた!
間違いなく生涯の一本のうちに入る作品。
久しぶりに、こんな衝撃を受けました。
よくも、こんな作品を作ってくれたものだと感動!
サントラも買いましたが、映画館で楽しむべき一本!
リバイバルがあったら絶対に行くし、Blu-rayが出たらすぐに買うw
うちのヘッドマウントで鑑賞します!
内容については、あえて触れません。
ただ、こんなに色々と混ざり合ったものも凄い。
作り物では無い。甘い考えとか全てぶっ飛ばされます。
しかし、最終的に美しいと感じました。
とにかく観るべし!
魅了された!
偉大なジャズドラマーになるべく音大に進み、そこで出会った超スパルタ教師の狂気に満ちたレッスンにより挫折、努力しながら自身を高め成長していく話。
最初から最後まで目が離せない、映画に魅了されるとはこういう事だと感じる作品。
シモンズの無茶な要求に応えようと努力する姿はスポーツさながらの熱さを感じ、また、狂気を孕んだ暴力的な指導はサスペンス、ホラー映画の恐怖感をも感じさせる。
だからといってどっちつかずではなく、作品の流れ、場面に応じて変化し感じさせてくるので本当にシーン毎の衝撃が凄い。
ラストのシーンはニーマンが怒りと情熱を身体と音で表現し、シモンズはニーマンの力を引き出そうと舞台上で二人だけの世界に入っていく。両者共に破天荒な行動をするが、それすらも魅力と感じさせ、客を魅了していくシーンは圧巻だった。
もはや作品が圧巻の完成度だ。
映画の完成度は素晴らしいが、お客としての立場ではこの映画を好み、観れる人は少し人を選ぶかもしれません。ですが、興味があるのであれば一度は観たほうが良いとオススメできる作品です。
映画館で何度でも観たい
こんなに観る人を選ぼうとする映画は初めてだった。なんてゆうか排他的なオーラがわーって映画から出ていてそれに観る側が食らいついていくみたいな。もはや映画自体がフレッチャーで観客がニーマンみたいな。超すき。最高。自分の中でまちがいなく歴代1位の映画になった。いろんなところで疲れるという感想が目立つけど、わたしは全く疲れは感じませんでした。むしろ心地よかったです。
スポ根ではなく、JAZZ根。笑
いやはや、戦闘としてのJAZZ。
こういう映画があるから、映画は楽しい。ドラムスのリズムがほぼ全編に流れ、心を弾ませる。その上で、鬼軍曹のような教官による徹底的なパワハラが、これでもかと続く。
ダメなファザコンの初心者ドラマーは、涙を流し血を流し、教官との死闘を繰り広げる。
複雑な人間模様やストーリーがあるわけでもなく、観るものはひたすら身を硬くして、この死闘に居合わせる。。。
ラストシーンは、圧巻。
スポ根ならぬ、JAZZ根。
観終わった感覚は、いい汗ながしちゃったなぁというスポーツ感覚が味わえる。
tempo
音楽で殴り合います。
緊迫感と、ラストがものすごい映画。
途中までは普通のよく出来たスパルタ物で「まぁ面白いけどドラマで良くね」くらいだったんですが、ラストの鬼気迫る演奏シーンで化けた。たぶん長いシーンなのに全く感じなかった。俺も頑張ろう!みたいな教訓は全く無いけれど、不思議な爽快感と達成感を味わえます。
カメラワークが時々陳腐に感じてしまったのが残念。遅刻の所とか最後の目と目とか、素晴らしい所も多かっただけに。
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