「評価が難しいなぁ〜」駆込み女と駆出し男 エンドルフィンさんの映画レビュー(感想・評価)
評価が難しいなぁ〜
評価が難しいなぁというのが第一印象です。2時間半にも及ぶ長い映画ですが最後まで見せる力があります。ただ、これといった中心になる話がないのですね。鳥居耀蔵の東慶寺取り潰しの画策が話の中心かと思いきや、さにあらず。それぞれの女たちの生き方を通して人生について考えさせる・・・、と言ってしまえばそれまでですが。
すでに役者として定評のある大泉洋ですが、確かに面白いところはあるのですが、いまいち使いきれてないといった印象があります。また樹木希林の存在感はさすがと、言っていいでしょう。それといつもは一風変わった役の多い戸田恵梨香も真正面から取り組んでいます。それと東慶寺を仕切る法秀尼を演じる元宝塚の陽月華も凛としていいですね。
井上ひさしさんの原作ですが、さすがに井上さんらしく曲亭馬琴が重要な役どころ任されています。
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