「助演の「ベンジー」がいい味出してる!」ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)
助演の「ベンジー」がいい味出してる!
「ミッション:インポッシブル」シリーズの第5弾!
トム・クルーズ演じるイーサン・ハントの活躍を描く
本格スパイアクション映画。
今回の話は、前作「ゴーストプロトコル」でやらかした
クレムリンの爆破テロやサンフランシスコに核ミサイルが
飛来した件他多くの問題点をCIAから追及され
IMFを解体されてしまうところからスタートする。
多くのIMF職員がCIA職員として働く中
イーサンは死亡や行方不明になっている
各国のスパイが集まった犯罪組織「シンジケート」を
単独で追っていく。
組織のバックアップを失いながらも
シリーズを通して出演しているビング・レイムス演じる
天才ハッカー ルーサー・スティッケルや
シリーズのおなじみの顔になりつつある
ジェレミー・レナー演じるIMFの分析官ウィリアム・ブレント、
サイモン・ペッグ演じるIMF職員で元ガジェット開発担当の
エージェント ベンジー・ダンといった
信頼のおける仲間と協力しながらシンジケートを追い詰めていく。
というお話。
ちなみにタイトルにあるローグ・ネイションとは
ならず者国家・違法国家という意味。
敵対するシンジケートたちが副題になっていたのだ。
ただ自分は、任務をこなすためなら何でもやっちゃうIMFを
指した言葉でもあるのかなと思った。
映画公開前から注目されていたトム・クルーズが約1500メートルの
上空を飛ぶ軍用機の外扉から機内に侵入するアクションを
スタントなしで挑戦したシーンや
バイクチェイスなどアクションの見どころも満載で
非常に楽しめる映画だった!
中でも目を引いのはシリーズ出演3作目となる
ベンジーの存在だった。
今回の映画はベンジーが終止映画を盛り上げていたと思う。
例えば
●シンジケートが輸送するVXガスを奪取するため
軍用機のシステムをジャックする。
ドアを開けイーサンが乗り込むのサポートするはずが……。
イーサンの求めているドアとはことごとく違う箇所を
開けていくというコントさながらのボケをかましてくれる。
●IMFが解体されCIAの職員として働くことになったベンジー。
言われた仕事はしっかりこなしながらも
隙を見つけてはPCゲームをやっている。
他の職員にばれないように鏡を机に設置し
気配を感じたら即仕事用の画面に切り替えるという
授業をさぼる学生のような行動に出る。
●オペラ劇場のシーンでは
ベンジーがシステムをハッキングし、防犯カメラの映像から
犯人の顔を割り出そうとする。
しかし接触がおかしくたびたびPCが止まってしまう。
そのたびに叩いて直す。
その衝撃でイーサンがバットっている場所の装置が
作動してしまうことに!
急に周りの機材が動き出し焦るイーサン。
真面目なバトルの中にもコミカルなシーンを
挟んでくるのが面白かった!
どこかおっちょこちょいな一方で
暗号を解読したり、システムをハッキングしたり、
ウソ発見器に見抜かれないように取り調べを受けたりと
スゴ腕な側面も持ち合わせている。
この憎めないキャラがいい味を出していた。
今回の映画のクライマックスと言えばデータカードを
すり替えるシーンだと思う。
モロッコの発電所の地下にある水で覆われた施設の中に
シンジケートのボスであるソロモン・レーンの
極秘情報が書かれたデータカードが隠されている。
それを入手しようと施設へ侵入することに。
ただし、システムが厳しく酸素ボンベを装備しての侵入は不可能。
イーサンの息止めのリミットは3分。
3分以内にミッションをクリアしなければならない!
一筋縄ではいかない展開が
ミッションイッポシッブルぽくってよかった!
ちなみに自分もイーサンと一緒に息を止めながら
このシーンを見ていたが、1分ちょいでダメだった(笑)。
常に見ている人の期待を裏切らず
ワクワクを提供してくれる。
シリーズが続くのも納得!
見てよかった。
こりゃ、次回作も見逃せないな!