劇場公開日 2015年8月7日

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「イーサン・ハントだけじゃなく、チームプレーで楽しめた一品」ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0イーサン・ハントだけじゃなく、チームプレーで楽しめた一品

2016年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

さすがにもうそろそろ飽きてきたなと言う思いはありつつも、何だかんだでやはりこのシリーズは面白いですね!
見る者を飽きさせない為に、回を重ねるごとに危険度の高いアクションをこれでもかと盛り込んできますが、それをほぼトム・クルーズ自身が演じていると言うのがホント凄い、と言うかむしろあきれるぐらいの話で・・・いつかリアルに死んでしまわないか、心配になるレベルですね。
しかも冒頭に一番危険なアクションシーンを持ってくるところが何とも心憎い、いきなりから心を鷲掴み、高いところ大好きなトムですが、まだこの手が残っていましたか~。

逆に冒頭にこれを使って、その後は中だるみしないかと少々心配にもなりましたが、全く持って問題無しでしたね。
バイクアクションにカーアクション、巨大貯水槽にオペラ劇場その他諸々と、多種多様なアクションシーンが盛りだくさんで、退屈知らずの2時間強でした。
むしろラストが物足りないと思えるぐらい、派手なだけでなく一捻り効いたアクションシーンの数々には、大満足の一言です。
トム様劇場なだけに、興奮はするもののドキドキ感はほぼなかったですけどね、まあそれを分かって見ているので、特に問題はありません(笑)

今回はチームプレーも見所の一つだったでしょうか。
特に前半は完全にトムとサイモン・ペッグのバディ・ムービーと化していた印象で、これはこれで面白かったです。
ボケ担当のサイモン・ペッグに付き合うトムの構図が何とも微笑ましい!
おなじみビング・レイムスとジェレミー・レナーの後方支援もチームとしての一体感があって何か良かったですね。
逆に一体感がありすぎて緊張感が薄くなりそうな部分は、レベッカ・ファーガソンが演じた謎の美女が不二子ちゃん的と言うかボンドガール的なキャラでIMFチームを惑わしていましたので、そこに関しても問題なく楽しめました。
レベッカ・ファーガソンは本当に美しかったなぁ、でもレコード店のチョイ役美女(ハーマイオニー・コーフィールド)もちょっと気になりました!

イーサン・ハントとIMFチームの面々VSシンジケートの構図に国家や組織の不穏な動きも合わさったストーリー展開も、スパイ映画としてはなかなかの見応え、何となくヒロインがボンドガール的だったこともあってか007と被る印象もありましたが、基本的には今回もまた面白かったシリーズ5作目でした。
次はこれ以上のアクション、やるのかな・・・今度こそ死ぬって!

スペランカー