「ようこそ、止まらないスピード感へ。」ミッション：インポッシブル　ローグ・ネイション　ピロリさんの映画レビュー（感想・評価）

まず、今回の作品の脚本が非常に気に入りました。前作のようにバイオレンスに傾かず、かといってラブロマンス過ぎず、連続したアクションとスパイシーンのバランスがとれた良作となっています。
個人的には第二作の次に好きかなと。ベタなんだけれども、ドキドキさせらせる、画面から目が離せなくなる、そんな映画を作り続けられるのは本当に素晴らしいの一言です。
各シーンの切り方、BGMの入れ方のリズムが絶妙で飽きないです。特に序盤のカーチェイスのシーンは、普通なら見慣れているせいで間延びしてしてしまったりするのですがそのようなこともなく、画面全体に溢れるスピード感と随所に作り手のこだわりが感じられ、ついつい座り直してしまいました。
あとはやはり、ヒロイン役のレベッカ ファーガソンが素晴らしい。美しさもさることながら「強い」というよりは「滑らかな」アクションがよかったですね。
いつか、BMWではなくHONDAマークのバイクが走り回る本格日本アクション映画がみてみたい、と思ってしまった（笑）