ナチ女収容所 悪魔の生体実験

劇場公開日:

解説

第二次世界大戦中、ヒットラー第三帝国治下の捕虜収容所に於いて行われた生体実験の模様を描く。製作はハーマン・トレーガー、監督はドン・エドモンズ、脚本はジョナ・ロイストン、撮影はグレン・ローランド、編集はクルト・シュニットが各々担当。出演はダイアン・ソーン、シャロン・ケリー、ドナ・ヤング、サソディー・デンプシー、グレゴリー・クノフ、トニー・ムモーロなど。テクニカラー、ビスタサイズ。一九七四年作品。別邦題「イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験」。

1974年製作/96分/R/カナダ・アメリカ合作
原題:Ilsa, She-Wolf of the SS
配給:グローバルフィルム
劇場公開日:1975年8月16日

ストーリー

ナチス・ドイツ政権下1945年。ここは誰も知らぬ“悪魔の生体実験”といわれている“医学用キャンプNO.9”。当時ナチス・ドイツ軍、特にナチ親衛隊は“去精センター”を各地に設け、野戦慰安婦として若い女たちを補給していた。この収容所の司令官はプラチナ・ブロンドの美人でセックス狂の大尉イルサ(D・ソーン)。ある昼下がり、十一人の若い女が収容所に送り込まれてきた。そして彼女たちを生体実験場に送り込んだ。処女膜にくい込む鋼鉄の電気棒、地獄の苦しみの人体釜ゆで実験、女の指に残虐ペンチ、内臓を破裂さす恐怖の超高圧室、戦懐の美女太モモうじ虫培養、その他十数種の責苦があった。慰安婦の中で十八歳のシャロン(S・ケリー)、ドナ(D・ヤング)、サンディー(S・デソプシー)らは特にイルサの拷問をうけ、死んでいった。そんなある日、この収容所に若い男四人がやって来た。生き残った女たちは彼らにすべての運命を賭ける。というのは、このきびしい警戒網の中で脱走計画を遂行しようとしていたのだ。リーダー格はアンナ(M・マリュー)とロゼック・カーラ(N・リデル)である。特にカーラはドイツ人の医師に梅毒をうつされ、死の寸前だったが、彼らに復讐を誓っていた。数ヵ月間、新入りの若い美男のアメリカ人ウルフ(G・クノブ)と古参のマリオを中心に脱走計画が着々と進む。一方、それを知ってか知らずかイルサはアンナを引き立て拷問室に連れ込み、ムチでたたいた。だがアンナは他の女と違い、この残虐な拷問に歯を喰いしばり、耐えた。イルサは男なしではいられない女だ。ハンサムなウルフはすぐ彼女のお気に入りになり、ベッドに誘い込まれる。そして、脱走の日が決まった。ウルフの銃の音を合図に、囚人たちは警備の兵士に攻撃をかけた。長い戦いが終わり、囚人にも多くの犠牲者が出たが、ナチス・ドイツ軍は全滅した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
ドン・エドモンズ
脚本
ジョン・C・W・サクストン
製作
デイヴィッド・F・フリードマン
撮影
グレン・ローランド
編集
クルト・シュニット
特殊メイク
ジョー・ブラスコ
  • ダイアン・ソーン

  • ドナ・ヤング

  • サソディー・デンプシー

  • グレゴリー・クノフ

  • トニー・ムモーロ

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映画レビュー

4.5まあ、おバカ映画と思って観れば

2023年5月18日
iPhoneアプリから投稿

話のタネにくらいで、マトモに観なければそれなりに“笑え”ます。
ですが、ゲテモノに変わりはないので、ワザワザ観ようと考える必要は全く無い映画です(笑)、正直、悪趣味に気分が悪くなるくらいです。

イルザさんのシリーズ第一作です。
一応、このキャラにはモデルが居て、イルゼ・コッホとかいう、収容所長夫人のようです。

この時代に良くあるパターンで、他映画のために作られたセットを取り壊し前に借用して、超低予算で金稼げ、ていう手法です。
ヘタすると逆で、「このセット使えるストーリー、なんかないかなぁ」って(笑)。

予想に反してヒット飛ばしたので、しっかりと人気シリーズみたいになっちゃいましたが、コレって所謂「ポルノ(18禁)映画」です。

シリーズ末期には、幻の「イルザ対ブルース・リー」という企画を企んでいたとかなんとか?
当然、ソックリさん、というか偽物ですけどね(「故人なんだから)…….

そのグロさとごちゃ混ぜのポルノ感な如何わしさなど、近年の「ミッドサマー」に通じる(影響を与えてると思われる)所などで、その存在感が今更のように蘇ったかのような、時代の徒花的作品ですかな?

内容は別として、そうした上記のような意味において、あえて高点数としたところですが、実際、酷いもんです。
キモチ悪くて悪趣味なので、本当はあんまり好きじゃないんですが…….(笑)。

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アンディ・ロビンソン
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